イチロー(キカイダー)
いちろー
概要
漫画版『人造人間キカイダー』の登場人物であり、特撮・アニメ版『キカイダー01』の主人公の1人であるキカイダー01の人間態の青年。
ジーンズルックに赤いジャケットを着用し、01のマークが入った青いヘルメットを被り、背中に背負ったトランペットという派手ないでたちがトレードマーク。
尚、ジローと違って、その容姿のモデルになった人物がいるのかは不明。
白いトランペットで独特のメロディーを吹きながら高所より登場し、口上してから前方宙返りで敵陣へと乗り込む。また本来の姿である01の時にも使用しているダブルマシンを普段から乗用している。
原作漫画版と違って弱きを助け強きをくじく典型的な正義の味方である為、迷うことなく弱者を護る為に戦う反面、女子供にはめっぽう弱く、無茶な頼みでも断る事ができない部分がある。また物語の後半では弟と違い、善悪を判断する葛藤が無い自分に悩みの様なものを持ち始めるシーンも存在している。
ちなみに前半では日没後や太陽光が届かない場所では変身出来ないのと同時にパワーが半減するという設定だったが、その設定を忘れていたのか、後半では、理由は不明だが何故か夜間でも変身して光線技を使用するシーンが存在する。
眼には敵の正体を暴く透視光線や光線感知器が装備されており、光線感知器は例え故障しても大量のエネルギーにより修復される機能が取り付けられている。また、僅かな物音や電波を感知する『ゼロワンイヤー』やヘルメットから強烈な光を放つ『ゼロワンズサン』といった能力も使用可能で、体内からエネルギー発電機を取り出すことも出来る。
指には傷口に塗り込められたシャドウの毒を探知する機能が備わっており、体内にはシャドウの毒の解毒剤を合成したり、ロボットの電子頭脳を入れて読み取ったりする能力がある。オイル交換カプセルは腕に入れており、ビジンダーに不完全とはいえ“良心回路”を取り付けた事もある。
また、ジローと違い、防御力が優れているのか、ダメージを受けても修理のシーンなく回復に至ることが殆どである。
漫画版
“良心回路”が組み込まれてい無い為、ジローよりも直情的な性格をしている一方、人間を護る為に戦わなければならない理由が今一つ理解していない為に投げやりになる事があるほか、ジローに対して生々しい嫉妬や劣等感を抱いている。
詳細はこちらを参照。