古本屋(ちいかわ)
ふるほんや
漫画・アニメ作品「ちいかわ」に登場するキャラクター。
概要
『ちいかわ』に登場するサブレギュラーキャラクターで、元々はグレーの子やモブかわと呼ばれる顔が描かれていないモブキャラの一人だった。
決まった名前は長らく不明だったが、後に詳細な姿が明かされた後にハチワレに「古本屋さん」と呼ばれるシーンがあるほか、2023年5月末のちいかわマーケットの公式Twitterでマスコットぬいぐるみの販売に伴う予約案内が告知された際に「古本屋」と表示されており、公式名称は「古本屋」で確定したといえる。
ちなみに、顔がない時代の姿は「グレーの子(古本屋)」という名前で商品が発売されている。
モブキャラから昇格した回にて欄外に「カニ」と記されていた事から、ファンからは「カニ」「カニちゃん」と呼ばれることもある。
キャラクター像
性格
- 主人公であるちいかわ同様に「喋らない」タイプのちいかわ族。
- 基本的には内気で自分から強く他者と関わる性格ではないが、親切でお人好しで、面倒見のいいキャラクターであることが随所で描かれている。一方で、古本屋を営んでいることからも覗えるように読書や本が好きで、本に関係することでは積極的な様子を見せる。
- また、モモンガが一本ツノちゃんの慟哭にちょっかいをかけようとした時にはモモンガを食事に誘う形で止めており、他者に対する気遣いや心配りができる気質も持っている。
- ちいかわ族の例に漏らず討伐の仕事もしているらしい(武器は灰色のさすまた)が、ちいかわトリオのようにチームを組んでいる様子はなく、一人で討伐に行っているとおぼしき描写がある。
- カニの鋏のカチューシャは元来はアクセサリーであるためか、物を切る力はあまりない模様。セイレーンの歌で動く蔓に絡め取られたちいかわとハチワレを助けに行った際に、この鋏で蔓を切ろうとしたが切れなかった。
モモンガとの関係
- 前述の経緯の通り、古本屋で「あまえん本」を買ったモモンガに読み聞かせしたことが発端。それ以降モモンガの世話を焼いており、モブ時代でも
- などしていた。
- チャームポイントである「カニのカチューシャ」も、前述の通りモモンガにかぶせられた物である。
- レギュラー入り後も雪の代わりにクリームチーズが積もった「Kiri山脈」で一緒にクラッカーを食べたり(参照)する様子や、島への旅行に誘って楽しむ様などが描かれている。
- ただ、「島編」においてモモンガが放った「びんよよ」がラッコの足を引っ張る形になり、結果ラッコがセイレーンに拐われてしまうというやらかしをしたにも拘らず、悪びれる様子もないその後のモモンガの態度に怒ったりする描写もある(参照)。
- 一方で、モモンガの性格や行動はある程度わかっているためか、ちいかわトリオ・ラッコ・栗まんじゅう・シーサーらと協力してのセイレーンとの決戦において、キャロライナ・リーパーを入れた対セイレーン用兵器の激辛カレーを巨大なスプーンに入れて持ったちいかわとハチワレがセイレーンの歌で動く蔓に絡め取られた際には、わざとモモンガに「びんよよ」を持たせて前述のように投げるよう仕向け、スプーンの柄に絡まった「びんよよ」のバネを伝って2人を助けに行くという行動を見せている(参照①②)。