リタ姫(DQ10)

どらくえてんのりたひめ

「ドラゴンクエストⅩ」の登場人物。

曖昧さ回避

甲竜伝説ヴィルガストのキャラクターについてはこちら。

概要

かつてのカミハルムイの王女であり、ニコロイ王の姉。

髪も肌も色が抜け落ちたかのように真っ白で、聖地に通ずるチカラをもつという伝説の「白き者」と呼ばれている。

そのためか母親を喰い殺して成り代わった偽物の気配をいち早く察して敵視しており、自らの命と引き換えに聖地に封印した。

しかし、その姿は傍から見れば母親を冷たくあしらった挙句に乱心し殺害した狂気の王女そのものであり、当時を知るエルフたちの間では名前を出すのも禁忌とされている。

その後は魂だけとなり60年以上も聖地でたった一人でアラグネの封印を受け持っていた。

アラグネが倒されたことを知ると、幼い弟へのメッセージを目の前の老人に託して成仏した。

その老人が弟のニコロイその人だとは終ぞ知らないまま…。

幼い少女の身でありながら家族を魔物に殺され、更に自身が家族を殺した張本人という冤罪を背負わされ何十年も一人ぼっち…という、本作の登場人物の中でもトップクラスに過酷で悲劇的な運命を背負った人物。

カミハルムイのストーリーをクリアするとニコロイ王がアラグネの事を話したことが広まりつつあるのか彼女に対する見方を改めている人物も現れている点は不幸中の幸いだろうか。

10周年クエスト「天を超えてゆけ」では声のみ登場。

聖地を荒らす蘇りし守護者ラズバーンを撃破すると、聖地を守ってくれたことへの感謝の言葉を述べてくれる。

不定期で発売される「アストルティアハッピーくじ」のカミハルムイくじには母親のアグシュナ王妃と共に描かれている。

また、ニコロイ王の娘の名前は「リン姫」といい、響きから察するにリタ姫を意識して付けられたものと思われる。

CVの井上ほの花氏は本作で母親の井上喜久子氏と共演しており、そちらはジア・ルミナ役。