「ボクはイタズラを考える天才。他の人に迷惑かけまくる困ったちゃんだ!」
概要
CV:山口立花子
原語版(韓国語)での名前は「악동핑(アグドンピン)」で、日本語版の一人称は「ボク」。キャッチ!ティニピンの第26話の最後に初登場したティニピン。ティニピやン達をそそのかし、あの手この手でティニハートウィングを奪おうとしてくるやっかいな子。しかし、その素性には謎が多い。
本当の名前は不明で(本人も「忘れた」と言っていた)、「ワルピン」という名前はローミーが付けたもの。
ハッピンがムゲの身で豹変した姿でもある
人物
性格は自己主張が強く、意地っ張りで好奇心旺盛。キャッチされたティニピンを解放するためローミーの持つティニハートウィングを奪おうとするが、いつも最後には失敗してしまう。逃げ足だけは速い。
動向
26話
「じゃ、みんなに会いに行こうか。待ってろよ、友よ!」
初登場。空から降ってくるところをメリー・ルーに目撃された(彼女はUFOだと思っている)。建物の上からハーモニータウンを見下ろし、上記のセリフを言っている。
27話
ディロンのバスケットボールにイタズラしていた時、パンの配達をしていたローミーを発見。何故かローミーを追っかけたくなったワルピンは、ハートローズでお砂糖を塩に変えたり、ローミーの自転車のサドルにブロッコリーを仕掛けるなどのイタズラをした。
ワルピンを見つけたローミー達がティニハートウィングで調べるも、なぜかティニピンのデータが表示されなかった。この時は名前と、ティニピンに見られる語尾がなく、ローミーに「ワルピン」と名付けられると、それを気に入った(この時語尾に「ワル」が付いた。原語版では名前がまだないのに語尾「통통(トントン)」が付いている)。
いつものようにプリンセスに変身してキャッチしようとしたがメダルがすり抜けてしまいキャッチができない前代未聞の状態に。もう一度キャッチを試みるも、今度はピコピコハンマーでメダルを打ち返されてしまう。
ティニハートウィングに興味を持ったワルピンは、捕まえたティニピンを解放したらなんか面白くなりそうという好奇心から、ティニハートウィングを狙うようになる。
28話
「ひどいことするよな…どう?仕返ししてやりたいと思わないか?」
お家(冷蔵庫)を捨てられたガタピンに近づき、人間に仕返ししようと持ちかける。
プリンセスたちがガタピンと対決している途中にティニハートウィングが落下。奪おうとするも、ガタピンの魔法で凍った床で滑ってしまいコンパクトが奪えなかった。
それ以降の回でもまだキャッチされていないティニピン達をそそのかして、あの手この手でティニハートウィングを奪おうとする。
33話
お腹がすいていたワルピンは捨てられていた魔法の鏡を見つける。初めて見たはずなのに何故か名前や使い方を知っており、魔法の鏡で自分を増やそうとしたところをローミーに止められるが、逆にローミーが5人に増えてしまう。そして変身したプリンセス達にワルピンは吹っ飛ばされた。危うく捕まえられるところだったが、プリンセスハートを除く他のプリンセス達がケンカしているうちに逃げることに成功。その後、エモーション王国に帰っていくタクシーを見た後自身の王冠型のバッジをなにか意味ありげに見つめ、どこかに去っていった……。
40話
年に一度のティニピンフェスティバルの様子を見ていたワルピンは、花火を打ち込んでパーティーをめちゃくちゃにしようとする。しかし、ワルピンの話をするティニピン達を見て、懐かしくも切ない気持ちになるが、花火の一つに火がついてしまい、花火と一緒に会場へやってきてしまう。ティニハートウィングを奪おうとしたが、クッキーを貰ってパーティーに少しだけ参加した後、何もせずその場を去っていった。そして、ローミーはどこかへ行くワルピンをハッピンと見間違い……。
ワルピンの謎
・ワルピンは魔法の鏡を初めて見たはずなのに、なぜか名前や使い方を知っていたり、ティニピンフェスティバルでは懐かしい気持ちになっていたりと、王国に関する断片的な記憶がありそうな描写が見られている…。
・ワルピンがメインの回(27、45話。33話を除く)では冒頭にローミーがハッピンに関する夢を見ており、どちらも最後にハッピンがいなくなる夢である。
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以下、キャッチ!ティニピンの重大なネタバレが含まれます。
45話
バッジの謎
ローミーは過去の夢を見る。それはハッピンにローミーが作った髪飾りを付ける夢だった。その後、ワルピンが現れプリンセスとアザピンが対峙。ワルピンは逃げ出してしまうがバッジを落としていった。ローミー達がバッジを調べると、それにはエモーション王国の幻の果実、ムゲの花粉が付いていた。ムゲはティニピンにとっては心と共に全てを変えてしまうとされる猛毒で、ローミーはワルピンがムゲを食べたんじゃないかと推測した。その時、ワルピンがバッジを取り戻そうと現れるも、突如胸を抑えだし、どこかへ行ってしまう。そして、闇のオーラを発しながら倒れてしまったのだった。一方、ローミーは眺めていたバッジをうっかり床に落としてしまう。
明らかになる真実
「ハッピン、あなただったの……?」
そして、落ちたバッジを見てローミーは気づいた。ワルピンのバッジはハッピンの髪飾りだということを。そう、ワルピンの正体は、6人目のロイヤルティニピン、ハッピンだったのだ。
彼女は謎の声に導かれてムゲの果実を食べたことで、ワルピンとなってしまい、4話で言及されたキューブの暴走のきっかけを作っていた。
ローミー達は、ワルピンを元の姿に戻そうとするが、ワルピンの強力な力には魔法も効かない。それでもプリンセスはワルピンに近づき、バッジを元の髪飾りに戻してワルピンの頭に付けた。すると、体から種が出てハッピンの姿に戻り、ようやく6人のロイヤルティニピンが揃ったのだった。
しかし、体から出た種はひとりでに動き、下水道の中に落ちて……。
その後についてはハッピンを参照。
さらなる謎
モンジュ博士は「全てのことをハッピン1人でやるとは考えにくい」としていて、誰か裏に協力者がいるのではないかと考えている。ティニピンを管理する空間は秘密であるため、ローミーはおろか、他のロイヤルティニピンでさえも知らないはずである。協力者に考えられるのは、やはりハッピンにムゲの果実を食べるように仕向けた謎の声だと思われるが…。