プレオ
ぷれお
プレオはスバルブランドを展開する富士重工業が販売している軽自動車(ハッチバック及び軽ボンネットバン)である。初代は乗用モデルが軽トールワゴンとして登場し、後に軽セミトールワゴンに分類された。商用モデルは軽ボンネットバンであった。
スズキ・ワゴンRのヒットにより、他社も追随する形で軽トールワゴン(ダイハツ・ムーヴ、ホンダ・ライフ、三菱・トッポBJ)を発売する流れとなり、スバルでも企画が持ち上がったが、企業規模の小ささから他社のようにトール / セミトールを造り分けて車種を増やす余裕がなく、さらに先代にあたるヴィヴィオの後継モデルとの兼ね合いから、全高は一般的な軽トールワゴンより低めの1575mm(ルーフレール装着車は1625mm)となっている。このことからプレオは軽セミトールワゴンに分類されることもあるが、厳密な軽セミトールワゴンとして登場するのは2001年のマイナーチェンジで立体駐車場に入る高さである全高1550mmの「スマートルーフ」仕様が追加されてからのことである。1999年度「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」特別賞受賞。
以前はグレードが豊富でヨーロピアン・クラシック調の「ネスタ」や、フロントマスクを往年の名車、スバル・360風にした「ニコット」などもあったが、その後ベーシックグレードと商用(4ナンバー)登録のバンのみになり、さらに乗用モデルは事実上ステラに吸収される形で廃止となった。また、ステラ発売後も継続販売されていたバンも2009年に生産終了した。
そして、約4か月のブランクを経て、2010年4月に軽ハッチバックとしてフルモデルチェンジされ、2年10か月振りに乗用モデルも再設定された。
さらに2012年12月には「プレオプラス」が登場したが、これも結局ミライースのOEMだった。