概要
映画監督は『ムーラン・ルージュ』や『マトリックス』三部作の助監督を勤めたジェームズ・マクティーグ。製作・脚本は『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー兄弟。V役を『マトリックス』でエージェント・スミス役を演じたヒューゴ・ウィーヴィングが担当している。
原作ではイギリスのコミック雑誌「ウォリアー(Warrior)」に1982年から1985年にかけて白黒の作品として連載された。。「Vフォー・ヴェンデッタ」というタイトルは編集長のデズ・スキンがつけたものだという。また主人公の"V"の外見は、近代的な警察官の制服をもとにしたデザインが予定されていたが、ロイドの発案により現代版のガイ・フォークスという姿になった。
あらすじ(映画)
第三次世界大戦後。かつてのアメリカ合衆国が事実上崩壊し、独裁者アダム・サトラーによって全体主義国家と化したイングランド。
11月4日の夜、国営放送BTNに勤務する女性イヴィー・ハモンドは、やむを得ない事情から夜間外出禁止令を破って外に出るが、秘密警察ザ・フィンガーの警察官であるフィンガーマンに発見され強姦されかかる。そこにガイ・フォークスの仮面を被る謎の男“V”が現れ、3人のフィンガーマンを倒してイヴィーを救った。彼女はこの奇妙な男と徐々に関わりを持つようになる。