概要
バイオハザード6に登場するB.O.W.。その名はセルビア語で「解体」を意味する。
C-ウイルスの研究の際に生まれたB.O.W.だが、意図して生まれたものではなく、イレギュラー的に生まれた異常体(もっと細かく言うとC-ウイルスの変異体のほとんどが意図して生まれた生物ではないが、ここでは割愛する)。
かつてのウーズを思わせるヌメヌメでスベスベな肉体をしており、目がなく、頭には大きな口が開いてるだけの容姿をして、赤ん坊の声を下水道で響かせたような不気味な声をあげながら迫ってくる。その膂力は高く、相手を押し倒して頭をガッチリとつかんでくる。
また、一定ダメージを受けると上半身と下半身が分裂する。更にダメージを与えると倒せるが、一時的に脱色して縮んだだけになり、しばらく経つと何食わぬ顔で元に戻り、再び襲い掛かってくる。
本体
口から飛び出しているこのヒルのような赤いモノがこいつの本体である。人型の肉体は本体を守るために形成された装甲のようなものでしかなく、いくら肉体を攻撃しても全く意味はない。更に本体も火に炙られると姿を見せるが、それを撃ったところでしにはしない。
恐ろしさ
先ほど述べたように、ゲーム中ではいくらどんな攻撃をしようとも死なない。攻撃しても、分裂して手間が増えるし、弾薬の無駄遣いである。体術なんてしようものならカウンターを食らうのは至極当然。イベントになるまで倒せないし、チャプターによっては倒すこともできない場合も。
何よりも怖いのはこいつの殺害方法。
対象(この場合プレイヤー)を捕らえると、その口から巨大なモノを出して相手の顔を磨り潰し、卵か何かを産み付ける。顔を潰された相手の身体からを突き破ってまた新たなラスラパンネが生まれるのである。自分の操作している好きなキャラの顔がグリグリと潰され、更に胸を突き破ってラスラパンネが出てくることを想像してみれば、たとえ未プレイの方でも吐き気がするだろう。
人体破壊描写に厳しい最近のゲームだというのに、顔が破壊されるとちゃっかり顔がつぶれているというスタッフの力の入れよう。
ただでさえ厄介な相手なのに、更に厄介なことにクリス、レオン、ジェイク、エイダ、どの物語でも絶対に登場するというのだから質が悪い。ふざけんなカプコン。