概要
アメリカ人GMベーテ・有理・黒崎による『アメリカ仕込みのデス・シナリオ』が謳い文句のシリーズ。
舞台となるのはフェイダン地方『集いの国』リオス第2の都市リリオ。
地理的に『新米女神の勇者たち』とかぶっているが特にクロスオーバーはない。
挿画担当はH2SO4。
なおシリーズの正式名称は「fromUSA」なのだが、第1巻副題である「蛮族英雄 バルバロスヒーロー」の通りがよいのかこちらのほうが多用されている。
PC
- アンセルム(アンセルム・ベレスファースト)
ドレイク♂、ファイター/コンジャラー。
『魔剣を持たないドレイク』という、いずれの社会にも属さぬマージナルな存在。
話が進むごとにヒモ化が大絶賛進行中。また戦闘中弱った敵に対してはめっぽう強いという妙なキャラ付けが(主に自分のダイスのせいで)ついた。
武器として専用のフランベルジュ、ガッデムブレード・インフィニット(これでも正式名称)を持っている。
- クリフ(クリフォード)
人間♂、マギテック/シューター。
『姫騎士と結婚する』という目的のために冒険を続ける姫騎士フェチで、キャバクラ「夜の姫騎士亭」の超優良客。
もとは蛮族の領土であるディルフラムで「女王様」とされるキャラクターのペット扱い(本人曰く至福の時間と言っていたのでおそらくドM)だったが、アンセルムと他1名のキャラクターとともにディルフラムから脱出してきた。
GMから心配されるレベルのお調子者かと思えば友情に厚い一面も。
- エリヤ(エリヤ・キングフィッシャー)
人間♀、ファイター/プリースト。
ザイア神官を祖母に持つ若き神官戦士。
ザイア神殿を上司をぶん殴って出奔したため、ザイア神官の癖にザイア神殿に近づきたがらない。
最新刊で念願であったイスカイアの魔道甲冑をゲット。GMがマジで殴りたくないと零すほどの重装甲を手に入れた。
- ウィスト(ウィスタリア)
ナイトメア♀、フェアリーテイマー/ソーサラー。
『世間知らず』を自称する割にパーティのメンバーの中では一番しっかりしている(作中では一番スレているとまで言われた)。
一般技能に貴族と高級娼婦を持っているが生かされたことは1度としてない(本人は「一般技能使ったらレベルが上がる」と頭を抱えている)
作中でアンセルムの姪を引き取ることを宣言しどんどん言動が母親じみてきている。むしろパーティの母親レベル。最新刊ではそれすら超越し「施しの女神ウィスタリア」と神格化されそうになった。
- ミケ(ミケ・ルドルフ・タマ)
グラスランナー♀、フェンサー/スカウト。
パーティのマスコット兼ダメージソース兼生命線。
グラスランナーでありながら筋力は12を超え生命力も18とグラスランナーではない何かに進化しつつある。その力はレベル9モンスターであるオーガを1ラウンドで処理するほど。
ゲストPC
- プラチナ
ラミア、プリースト/スカウト/セージ。
前日譚にあたる外伝セッションでのPCであり、アンセルムとクリフの蛮族支配地からの脱出行を手引きする。
その間、クリフの血液を主食にしていたことが彼に深刻なトラウマを残すこととなった。
ちょうどアンセルムとクリフを戦力的に補完するようなかたちで技能を習得している。
なお中の人(プレイヤー)はウィストと同一人物。
- フィーナ
人間♀、ファイター他多数(具体的なデータは未公表)。
5巻収録の外伝的セッションでのスポット参戦となったPC。
アンセルムたちの倍近い高レベルのファイターであり、装備も全身に渡って超々高級品で固めている。
の割には、魔剣をうっかり落としてしまうなどかなりのドジッ娘。
その正体は超一級のネタバレ。
NPC
- ギュスターヴ・ベレスファースト
アンセルムの実兄にして、彼の初恋の人を『夕食』に供した宿敵。
GMが設定したわけではなく、アンセルム(のプレイヤー)がキャラ作成時に設定した。
GM
- ベーテ・有理・黒崎
日米ハーフ・アメリカ国籍のGM。
日本のサブカルチャー(オタクカルチャー?)とのカルチャー・ギャップが本作を特徴づける。
特にドワーフ女性が合法ロリであったことについては葛藤があったらしい。
なおリプレイでは珍しいことだが、GMもキャラクターに混じってイラスト化されている。