機体概要
「SDガンダムGジェネレーション」シリーズに「GジェネレーションWORLD」から登場しているシリーズオリジナルのMS。
MAへの変形機構を備えた汎用型MSで、フェニックスガンダムやハルファスガンダムの上位機種にあたるとされる。機体はナノスキン装甲で構成されており、損傷を自己修復できる。
手持ちの武装はなく、バックパックに変則的射線を描く不規則砲撃が可能なビーム砲12門を装備しており、これを使用して攻撃を行う。全方向に一斉射撃も可能な『エンジェル・フォーム』と、名前の通りクジャクに似たMA形態に変形し12門の砲口からのビームを収束して一気に放出する『ピーコック・フォーム』の2つの形態を持つ。
また、ビームサーベルの柄のようなものを相手に投げて突き刺し、そこに全砲門のビームを一斉に撃ちこむ『テウルギア・ゲーティア』と呼ばれる必殺技を持っている。
「WORLD」ではラスボスとしてジェネレーション・システムの最深部でプレイヤーを待ち受けており、HP・攻・防・機・移動力の全てがこれまでのMSとは比較にならないほど高い。また、軒並み高威力でまとめられた攻撃手段に加え、その全てがIフィールドやPS装甲を無視できる特殊属性であり、苦戦は免れない相手である。
以降、最新作「OVERWORLD」まで続投しており、作品を追うごとに少しずつ性能にマイナス補正がかけられてきてはいるものの、あらゆるガンダムを上回るその強さはいまなお健在である。
類似機体
バルバトス・ミラージュ
「3D」以降の作品に登場する、バルバトスのバリエーション機体。「3D」ではラスボス。
機体色が純白であるバルバトスに対してこちらは青とオレンジという奇妙な配色になっている。攻撃方法などは本家バルバトスと変わらないが、性能は本家より一回り落ちており、劣化コピーと言える機体である。
設定などはほとんど謎のままであり、ゲームオリジナルかつラスボス機体でありながらジェネレーション・システムとの関わりがほとんど明らかになっておらず、分かっているのは前述の通りバルバトスのレプリカであるという事実のみである。
バルバドロ
「OVERWORLD」に登場したMA。配色はバルバトスそっくりだがサイズはガンダム試作3号機よりもはるかに巨大。バルバトスを大きな鳥にしたような形をしている。
バルバトスにあった変形機構をなくしたことでスムーズに砲撃に移行が出来るようになった。機体中央には超高威力の「圧縮粒子ブラスターキャノン」、さらに翼部の全周囲に多数のメガ粒子砲を装備し、多数の敵をまとめて撃破できる。また頭部『バルバドロ・トップ』は変形可能であり、この頭部に格納された有線式クローを用いて接近戦も行えるなどあらゆる敵に対応した武装を持つ。さらにナノスキン装甲とIフィールドを有し防御性能もきわめて高く、まさに万能型MAと言える。
「OVERWORLD」のストーリーの鍵を握る重要な機体であり、ストーリー上で何度も敵対することとなる。