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七爺八爺の編集履歴2013/03/15 13:16:47 版
編集内容:*概要に城隍公を付け、リンク化。*文化の内容をちょっと足しました。*その他の呼称を追加。

七爺八爺

しちじいはちじい

 道教の神。地獄の神、城皇公に仕え、警察の様な役回りの八家将に所属している。 背が高く舌を出している方が七爺。背が低く肌が黒い方が八爺。

概要

台湾中国の道教の地獄の神。地獄の警察の様な役処の官僚、城皇公(城隍公)に仕えている。

中国語読みで七爺(ちぃいぇ)八爺(ぱぁいぇ)。台湾語読みで七爺(ちーや)八爺(ぺーや)。

二人はよく[七爺八爺]とセットで民衆から呼ばれている。

 彼らは元人間だったのか、生前の逸話がいくつかある。

兄弟の契りを交わす程の仲だったそうだが、ある悲劇が起き二人は死亡。

その後、一般的には地獄の神が二人の悲劇に胸を打たれ、二人を地獄の鬼差(地獄の役職)とした。

 彼ら二人の神像は死んだ時の見た目を再現していると言われる。

七爺骨と皮の様にやせ細っている。舌が出ている。

死因:首吊りだと言われている。

八爺皮膚が黒い。歯を剥きだしている。目を見開いている、あるいは出ている。

死因:溺死、あるいは服毒。

歴史

確かな文献が無い、あるいは見つかっていない。主に口伝で伝わっておりその為、彼らの由来には様々な説がある。詳しくは省くが、いくつかを紹介します。

  • 二人は唐時代の将軍で安禄山の変で死亡。
  • 二人は明時代の公務員。罪人を追う際、落ち合う場所で八爺が死亡。七爺、自責の念で首吊り自殺。
  • 二人は福建省の人。橋の下で雨宿り。八爺溺死。七爺、自責と義兄弟の約束で後追い首吊り自殺。
  • 罪人の七爺。老いた母に会うため必ず牢に戻ると脱獄。それを信じ、助けた看守の八爺。しかし戻らず、自責の念で服毒。しばらくし、戻ってきた七爺がそれを発見し、首吊り自殺。
  • 二人は…以下略

文化

二人は悪い魂等を地獄へ捕縛すると言われており、よく厄除けとしての信仰や、その祭りのメインとなる神様の前を歩き、道を開く(払う、清める)役割など、様々な祭りで見かけることがある。

 台湾のある祭りでは、人が大きな七爺八爺の神像の中に入り、街を練り歩く。首には色々なご利益があるお菓子をぶら下げている。子供に食べさせた方がいいが、たいていの子供は泣き叫びそれどころではない。

その他の呼称

謝将軍、范将軍、謝范将軍、大爺二爺、長爺短爺、高爺矮爺、白無常黒無常、黒(黑)白無常

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