複数のスクリーンを有しつつ、ロビーや売店などを共有させた映画館のこと。
日本において原義的な意味でのシネコンは古くから存在しており、2~3スクリーン程度のものがどの街にも点在していた。
これらの「映画館」は多くはスクリーン数が限られていることもあり(母体の映画会社によって優先的に配給される)特定の制作会社による作品しか上映できなかった。
これを解決すべく10弱からそれ以上のスクリーンを備えた大型の複合映画施設が作られ、これが現在「シネマコンプレックス」と呼ばれているものである。
多数のスクリーンを備えるため、様々な制作会社の映画を楽しむことができ、従来型の小規模な映画館を駆逐しつつある。
なお日本の統計でシネコン施設に計上されるのは「一つの敷地内に5スクリーン以上備えるもの」とのこと。