前部にボンネットを備えた、全高の大きなキャビンを持つ、2ボックスおよび1.5ボックスのセミボンネットスタイルの軽乗用車。居住性が良く利便性が高いため、日本の乗用車市場の主流となっている。
キャビンの高さを通常より高くすることにより、室内での乗員の姿勢を立ち気味(アップライトポジション)にすることで前後方向の占有面積を減らし、結果として十分な居住性と荷室容積を実現する。そのほか、座面高が中庸で乗降性に優れる、運転中の視界が良いなどの副次的な効果もある。操縦性は軽ワンボックスよりも良好であり、利便性と操縦安定性を両立させるために都合の良いパッケージングである。