ファイアーエムブレム覚醒における、これまでのシリーズ作品になかった新要素(?)の一つ、
名前の無いモブ敵に顔グラフィックがついたことから生まれた愛称。
これまでの作品において、名前のない一般兵士こその登場はあったが
その殆どが色違いの使いまわしや目元が隠れている(ユニットとしての顔グラもアイコン表示)など、
いかにもモブ全開というデザインであった。
しかし今作においては、それらのお決まりを大いに覆し、
なんとクラス一つ一つにそれぞれの顔グラがつくという異例の優遇を受ける。
その中に普通の主要キャラと言っても十分通用しそうなデザインの輩もおり、
戦闘においてもダメージを受ければ他の味方メンバー同様表情が苦いものへと変わり、
ランダムではあるが妙に耳に残る戦闘ボイスも聞ける。
(例:「馬鹿なッ!?」「おのれぇ…」「認めん…」など)
…とまあ、キャラの立ちようは明らかにシリーズ随一であり、愛着を持ったプレイヤーも幾人か居るとか。
ストーリーにおいては、当然クロムたちの前に立ち塞がる敵兵として登場する。
フェリア兵、ペレジア兵、ヴァルム兵、ギムレー教団、ならず者、など
ステージにおいてその所属はまちまちであり、作中においての大まかな種類などは
大体が敵専用クラスである「ソルジャー」が代表となっている。
(余談だがストーリーにおいてボスでもない一般兵の上級職が登場するのは
第11章「暗愚王ギャンレル」において「勇者」と「賢者」が最初となっており
それぞれマスタープルフや精霊の粉、はやての羽などの貴重なアイテムを所持している)
なお、パリスとともに戦うモブユニット達は、イーリスの天馬騎士団員も含めた各国の兵から集まっているという実にオールスターな布陣である。