とある公立高校を舞台に、突然編入してきた35歳の「女子高校生」が校内に蔓延る問題を解決していく社会派学園ドラマ。作品では近年注目されているスクールカーストがテーマの一つになっている。主演は米倉涼子。
イントロダクション
全日制の川浜市立国木田高校。新学期の始業式のある日、一台の高級車が学校にやってきて、中から現れたのは派手に着飾った一人の女性。校内が騒然とするなか、彼女は「編入生ですけど、何か?」と一蹴する。彼女の名は馬場亜矢子。年齢はなんと35歳。彼女は、クラス内で「群れること」も「媚びること」も「空気を読む」こともしない。彼女はなぜ35歳で高校生をやり直すことになったのか?彼女の目的は何か?孤高を貫く亜矢子の前に現代の学校に渦巻く「闇」が立ちはだかる。
主要登場人物
馬場亜希子(ばば あきこ)演:米倉涼子
突然国木田高校に編入してきた女性。名前と年齢が35歳であること以外は謎に包まれている。高級車で通学し、休み時間には喫煙し、放課後にはバーで酒を飲むなど問題行動が多い。現代の高校生が抱える闇を意味不明と一蹴し、滅茶苦茶な方法で生徒たちの闇にぶつかっていく。
小泉純一(こいずみ じゅんいち)演:溝端淳平
3年A組担任で国語担当。有名進学校から赴任した若手教師で、亜希子の担任でもある。その学校の生徒の人気を得ることが教師の生命線であることを知っているため、生徒たちを二枚舌で飼いならそうとしている。毎回問題行動を取る亜希子に翻弄されている。
長峰あかり(ながみねー)演:片瀬那奈
スクールカウンセラーであるが、生徒が相談に来ないので暇。職員室内でも浮いた存在になっている。亜希子に興味を持っている。
蜷川真樹夫(にながわ まきお)演:升毅
生活指導担当。利己主義でヒステリック気味。純一の心の声を見透かし、ヒヤッとさせている。
野田芳男(のだ よしお)演:榎木孝明
国木田高校校長。責任は他人に押し付けるものと考える事なかれ主義の小心者。自分の評価が下がることを敏感に気にしている。
阿佐田幸信(あさだ ゆきのぶ)演:渡哲也
川浜市教育長。無能な校長を容赦なく切り捨てることから、関係者の間で「カイザー」と呼ばれ恐れられている。