大正野球娘。
たいしょうやきゅうむすめ
神楽坂淳によるライトノベル作品、及びそれを原作としてメディアミックスで制作された同名の作品群。
ストーリー
時は大正14年。東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅は親友である小笠原晶子の誘いで野球を始めることになった。きっかけは晶子の許婚である岩崎荘介が晶子に対して発した何気ない一言にあり、それは、「女性に学歴など不要」で「主婦として家庭に入るべき」との、当時の社会ではごく一般的な考え方ながら男尊女卑の意識に強く支配されたものであった。内心これに反発した晶子は態度を硬化させ、許婚が打ち込む野球でもって彼の鼻を明かしてやり、旧態然とした認識を改めさせようと思い立ったわけである。
小梅もまた晶子の気持ちを知って共感し、その目標に賛同したのであったがしかし、誘った晶子ともども野球のルールなどまるで知らなかった。加えて、野球を始めるにあたって必要な9人のメンバーを集めることも難しく、あの手この手で奔走することとなるのである。
アニメ
2009年7月から10月にかけて全12話が放送された。
主題歌
オープニングテーマ
「浪漫ちっくストライク。」
作詞 - rino、作曲 - 服部隆之、編曲 - 大久保薫
歌 - 鈴川小梅(伊藤かな恵)・小笠原晶子(中原麻衣)・川島乃枝(植田佳奈)・宗谷雪(能登麻美子)
エンディングテーマ
「ユメ・ミル・ココロ」
作詞 - 畑亜貴、作編曲 - 渡辺拓也
歌 - 伊藤かな恵
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 男子がすなるという、あれ |
第2話 | 春の長日を恋ひ暮らし |
第3話 | 娘九つの場を占めては |
第4話 | これから |
第5話 | 花や蝶やと駆ける日々 |
第6話 | 球は広野を飛び回る |
第7話 | 麻布八景娘戯 |
第8話 | 麻布の星 |
第9話 | 誤解の多い料理店 |
第10話 | 私は何をする人ぞ |
第11話 | そゞろに胸の打ち騒ぐ |
第12話 | 土と埃にまみれます |