解説
創設年 | 1995年 |
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加盟年 | 1997年 |
ホームスタジアム | ホームズスタジアム神戸 |
クラブカラー | クリムゾンレッド |
マスコット | モーヴィ |
前身は川崎製鉄水島サッカー部(1966年創立)であり、1995年に神戸市(および市民団体)による川崎製鉄本社(神戸市にある)への要請によって同社の運営から引き離され、ダイエーをメインの親会社として成立したクラブチーム。
が、成立直後に阪神大震災に遭遇。ダイエーが大打撃を受けて事業編成の見直しを余儀なくされ文化・スポーツ事業を一気に縮小。ヴィッセルもまたその対象となりダイエー傘下から切り離されてしまう。その後は県および市の援助を頼りに、地元企業をスポンサーとして細々とやっていたが、震災復興の中においては、それら団体にチームを支える余力は無く、結果として県や市に対して莫大な累積赤字を垂れ流す、地域のお荷物と化していた。
結果として2004年に経営母体が破たんし、楽天オーナー三木谷浩史の個人資産会社「クリムゾングループ」に身売り。
三木谷が出資していることもあり、楽天グループとされる事がある。ただし楽天はユニフォームなどに広告は出しているが、ヴィッセル自体は楽天グループには入らない(なおプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスは楽天グループ)としている。
マスコット
牛の「モーヴィ」。
その他
前身について
前身クラブの「川崎製鉄水島サッカー部」の名が示す通り、ヴィッセルとなる以前は岡山県倉敷市水島を本拠としていた本来は本社付きではなく支社付きのクラブチームであった。そのためアンサイクロペディアあたりではヴィッセルの成立について「ファジアーノ岡山の項目を読め」と書かれネタ化してしまうほど。(あながち間違いでもない)
なおファジアーノ岡山の直接の前身となったリバー・フリー・キッカーズ(RFK)は、川崎製鉄水島サッカー部の実質的なセカンドチームであり、実はファジアーノが成立するまではヴィッセルのセカンドチームとしても機能していた歴史を持っている。
そのためヴィッセルとファジアーノは共に川崎製鉄水島サッカー部を同祖に持つ兄弟チームであると評される事があり、両者の対決カードは川鉄ダービーと呼称される事もある。
ちなみに、この川鉄ダービー。2012年のヴィッセルJ2陥落によって、2013年のJ2第11節戦のヴィッセル側ホームゲームで史上初の実現となった。その際にはヴィッセル側サポーターからファジアーノ側サポーターに対して「ようこそ。川鉄に縁を持つ友よ! 万感の思い胸に今日を戦おう!」というメッセージが示された。
尚既神断
「尚、既に神戸には断りを入れた」の略。
チームの成立が成立であり、かつ身売りまで経験してしまったためか「チームの状況? なにそれ」と言わんばかりに有名選手にオファーを出しまくっていた頃、選手が移籍するたびに真っ先に神戸に断りの連絡を入れていたことから生まれたスラング。
今でも移籍シーズンとなるとロアッソ熊本の「池谷即電」と並んで使われている。