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USBメモリの編集履歴2013/06/08 14:18:32 版
編集者:gsbs
編集内容:誤字の訂正・文中リンク追加

概要

USBポートに接続し、データの読み書きができるデバイス。記憶素子にはフラッシュメモリが使用されている。

これをパソコンWindowsXP以降)に接続すると、OSからは取り外しの可能な大容量記憶装置として認識される。

初期のものでは、記憶できる容量はわずか32MB~64MB程度しかなく、1GB以上は数千円するのもざらであった。

最近はフラッシュメモリの低価格化により、ローエンドでも1GB~2GBで1,000円以内にまで値下がりが進み、高価なものでは2層Blu-Rayディスクを凌ぐ大容量(64GB~)の物もある。

しかし、半導体を記憶媒体として使っている関係上、容量あたりの単価は高い。

しかし、記憶媒体としては非常に小型であり、データの持ち運びや運用が容易なため、パソコン以外の電子機器でもフロッピーディスクに代わる記憶媒体として用いられている。

なお、その容易さ故の危険もあるので、本稿の下の方にある注意点についても熟知しておこう。

構造に伴う意匠

USBメモリはほとんどの機種がUSBコネクタを保護するための蓋が付いているため、イラストのようなネタがつきもの(一部の機種はスライド式など別の方法を用いて保護している)。

注意点

USBメモリは安価かつ入手しやすいために頻繁に利用されている反面、暗号化やウィルス対策などセキュリティが施されていない物も多い。

そのため、落下や盗難による紛失で情報漏えいの危険性や、自動実行のウィルスによるPCBへの感染などの被害も実際起きている。

特にこれから社会人になる方たちは、職場に私物のUSBメモリを持ち込まないか、あるいは前述の暗号化、ウィルス対策機能の両方が付いたものを利用するのが望ましい。

ただ、既に多くの会社ではこれらの対策は取られており、ほぼ利用しない、例外的に利用する場合でも会社で定められた種類のUSBメモリーを利用するようになっており、この立場において一番気を付けなければならないのは紛失だ。

また、社会人でなくても個人情報や趣味嗜好の入ったUSBメモリーが他人の手に渡った際には悪用される可能性のあることを忘れないでほしい。

この項目を書いた者としては、先述のセキュリティ対策が施された製品は個人では中々手が届きにくく、購入はとても勧められないので、取り扱いに関しては使わないでとまでは言わないものの、慎重になってほしいと願うばかりだ。

↓参考までに(外部リンク)

バッファローから発売されているセキュリティーUSBメモリー

一応付け足しておくが、USBメモリを装着してもパソコン本体の「内蔵メモリ」(RAM)の容量が増えるわけではないことも覚えておいてほしい。質問サイトなどでは『パソコンのメモリ不足を解消するにはUSBメモリを装着すればいい』といった回答が見受けられるが、「内蔵メモリ」と「USBメモリ」は別物なので、パソコンのメモリ不足を解消するなら新規に該当するメモリを購入して増設するしかない。

ご先祖様

USBメモリの登場や、またUSBバス規格そのものが登場する以前は、主にノートPCや高機能の計測機器向けにPCカードスロット用のSRAMカードやリニアフラッシュカードが使用されていた。

現在ではUSBメモリ含むフラッシュメモリデバイスやその他の大容量記憶媒体が登場しているため、現在ではほとんど使われておらず、OSからのサポートもない。そのため現在は過去の資産を使う必要のある業務などで使われているのみ。

ちなみに、SRAMは電源がなければ当然情報を保てないため、昔のゲーム機のカートリッジの様にバッテリーバックアップによってデータを保持していた。ただ、ゲーム機のカートリッジとは異なり、ユーザーが任意に電池交換可能な構造になっている。

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