概要
「ジャム・ザ・ハウスネイル」(Jam the HOUSENAIL)は日本のクレイアニメ作品。
物語は主に、主人公のジャムが自分の住む『赤い岩に囲まれた村「レッドロック」』で起こる出来事を描く。
ハウスネイルとは、背中に家屋(屋根も窓もある)を背負ったカタツムリに似せた架空の生物であり、ハウスとスネイル(カタツムリ)の2語を元にしたかばん語である。
1話5分、全15話。NHK教育のプチプチ・アニメの枠で放送される事がある。
主な登場キャラクター
ジャム (♂)
声:もりばやしみほ
主人公。人間でいうと小学生くらいで、学校に通っている。少し意地っ張りでへなちょこな面があるが、根は優しく素直な男の子。ピペを弟のように可愛がっている。しかし兄としての意地を見せつけたいが為に空回りする事もしばしば。背中の家は赤い屋根に緑の扉がついている。
ピペ (♂)
声:向井美保
第1話でジャムと知り合い、弟分としてジャムの家族と暮らすことになる。最初は家の代わりに土管を背負っていたが、一緒に暮らすときにジャムとお揃いの赤い屋根の家をもらった。
作中では最年少で口数も少なく短い言葉しか発しないが、ジャムたちと同じくらい、否、それ以上に様々な面で器用である。また最終話では普通に話せる事が明らかとなる。
パパ (♂)
声:杉林恭雄
ジャムのパパ。髭をたくわえ、パイプをくわえている。たまにイーゼルを立てて絵を描いている事も。温厚な性格であり、ジャムが何か悪さをしても叱る事はせず優しく諭している。青い屋根の家を背負っている。
ママ
声:Rimi
ジャムのママ。しっかりとした性格。赤い屋根で筒型の家を背負っている。
チン先生 (♂)
声:原マスミ
ジャム達が通っている学校の先生。時計塔を背負っている。「で、あるからして」が口癖。
トーリー (♂)
声:栗原正己
第1、2、14話に登場。ジャムがよく一緒に遊ぶ友達の一人。屋根が青い3階建ての家を背負っている。本作の音楽を担当する「栗コーダーカルテット」のメンバー、栗原正己が声をあてている。
ウィリー (♂)
声:石川浩司
第2、14話に登場。ジャムがよく一緒に遊ぶ友達の一人。肌色で、木造の家を背負っている。
アン (♀)
声:さねよしいさ子
第5話「ジャム、アンに会う」で初登場。父親が橋の建設を仕事にしている為、転校を繰り返している。友達の作り方が分からず悪態をついていたが、ジャムと出会った事により明るく前向きな性格に変わって行く。その後転校してしまうが、レッドロックを離れてからもジャムと手紙のやりとりをしたり、第10話「ジャム、海へ行く」では、ジャムがアンの住んでいる所へ遊びに行ったりと、非常に仲の良い様子が描かれている。
ケイヴィー(♂)
ジャムの同級生。第9話「ジャムの宝物」に登場。
父親が焼き物を作る仕事をしているため、背負っている家も焼き物で出来ている。「みんなと違う家」を背負っている事にコンプレックスを抱いている。
ウオッチン(♂)
声:フルカワモモコ
ジャムの同級生。第11話「ジャムと流れ星」に登場。灯台を背負っており、周りを明るく照らす事ができる。ジャムとピペと一緒に流れ星を見ていた時に、テルミンと出会う。
宇宙人テルミン
声:Rom Chiaki
第11話「ジャムと流れ星」に登場。流れ星に宇宙船がぶつかってしまい一緒に落ちてきた。体は黒く、ジャム達のように家を背負っていない。エフェクト染みた言葉を話し、治療能力を持っていたり、姿を自由自在に変える事ができる。
ティーナ(♀)
声:富浜薫
ジャムの同級生。第12話「ジャムの花まつり」に登場。アンテナが4本張ってある家を背負っている。クラスメイトの「ビル」のハートを狙っており、親友のココを使って彼の気を引こうと目論む。強引な性格だが素直な一面も。
ココ (♀)
声:千木良悠子
ジャムの同級生。第12話「ジャムの花まつり」に登場。色黒で、レンガ造りの家を背負っている。友達想いの心優しい性格。ティーナとは親友であったが、手違いで仲を悪くしてしまう。
ビル(♂)
声:森山栄治(*pnish*)
ジャムの同級生。第12話「ジャムの花まつり」に登場。眼鏡を掛けていて、3階建てのビルを背負っている。真面目でシャイな性格。「ティーナ」に片思いされているが、実はその友達の「ココ」に恋心を寄せている。
トランキー(♂)
声:山崎樹範
第13話「ジャムの化石さがし」に登場。緑色のトタンでできた家を背負っている。
フランクな性格で独特の喋り方をする。ジャム達と一緒に化石探しを楽しむ。
じいじ (♂)
声:外波山文明
最終話「さよならピペ」に登場。ピペの実の親で、ガラクタの家を背負っている。ピペと一緒に仕事しながら旅をしてきたが、怪鳥バサラにピペをさらわれてしまい、各地を探し回っていた。