概要
無口かつ感情表現が希薄で、自分自身をロレンツォが作った「不完全な」機械人形だと思い込んでいる。
元々はロレンツォが身の回りの世話をさせる為に何処からか拉致してきた女性で、
薬物の投与や暗示によってそれまでの記憶を無くし、痛覚や味覚も麻痺してしまっている。
使用人のリカルドの虐待によるものか、あるいはダニエラの自傷癖なのかは定かではないが、手には無数の傷があり、爪は全て剥がされている。
また、洗脳によって以前の記憶の殆どを無くした今でもなお、生まれつき子供が産めないというコンプレックスだけは根強く残り、そんな自分自身の姿をひどく嫌悪している為、鏡に映った自身の姿を見ると錯乱してしまう。
仕事の傍らロレンツォやリカルドらの話を耳にしていたのか、フィオナの身に宿る生の象徴とも言うべきアゾートに執着しており、それを手に入れれば生殖能力が得られると思い込み、
ダニエラが夕食のスープに盛り込んだ薬の影響で体調を崩し寝室で眠るフィオナに
「足りないのです…」と意味深な言葉を呟きながら襲い掛かってくる。
ゲームにおいて
イベントシーンではゲーム開始直後のシーンから既に登場しているが、
追跡者として対峙する事になるのはベリ城新館での謎解きを全て終えた後。
主に手にした凶器で斬りつけてきたり、平手打ちで攻撃するが、デビリタスよりもリーチ・攻撃速度共に上で負傷状態にされやすい。近づくとフィオナの腕を掴み凶器で胴体を刺し貫いたり、フィオナを押し倒して馬乗りになり首を掻っ切るなどの即死攻撃を繰り出す場合もある。
動作もデビリタスに比べてほとんど無駄が無く、舞台となる旧館が狭い上に隠れる場所が少ない事も相まって振り切るのは難しい。
更に時折甲高い奇声を発してフィオナのパニック値を上昇させる事もある。
また、メイドという職業柄か常に入ってきた部屋の扉を閉めていく習性があり、
プレイヤーの逃走選択肢を狭める上、ヒューイと分断されてしまう事も。
一定のエリアでは仕事に勤しむ彼女に会う事もあるが、何故かその場合は普通に会話をするだけで
襲い掛かってくる事はない。前述の通り自身の姿に強烈な劣等感を抱いているので、旧館の各地に点在する鏡を見せつける事で発狂し、しばらくの間足止めする事ができる。
(おまけにその直後の歩行がロボットのようにぎこちなくなる)
ただし、鏡はその直後に壊されてしまうので1度きりしか使えない。
また、ある条件を満たすと凶器がガラス片から火かき棒へと変化し、攻撃能力や移動速度が上昇、ダッシュで間合いを詰めてくるようにまでなる。
展望台での直接対決では彼女を気絶させつつ部屋のオブジェを全て動かす必要があり、
更にはダニエラ自身を中央へ誘い込まなければならない為、ヒューイとの連携無しではクリアは難しいだろう。
クリア後のハードモードでは、メイド服の色が緑から赤に変化し、ノーマル時に比べて手ごわくなっている。
関連リンク
SDK←火かき棒を持つ姿にこのキャラを投影する人がいるため