曖昧さ回避
- ソフトウェア開発キット(Software Development Kit)の略称。
- 『SIREN』の主人公・須田恭也のハンドルネーム。
- 「スーパードンキーコング」の略称。
本項では2について記述する。
概要
初出は『SIREN』プロモーションのために制作された架空の匿名掲示板「オカルトランド」。
須田はこの掲示板に「SDK」のハンドルネームで常駐しており、「マウンテンバイクで羽生蛇村跡に行ってみる」という書き込みを残して消息を絶った。
由来は Su Da Kyoyaの頭文字をとったものと考えられる。
また、続編『SIREN2』でゲスト出演した際にはクレジットが「須田恭也」ではなく「SDK」名義になっていたため、ほぼ公式の通称であるとみていいかも知れない。
余談だが、「石田を轢き殺す」「美耶子をぶん殴る」「崖から落ちて悶えるばあちゃん屍人にとどめを刺す」「石田に電流流した挙句銃を奪い取る」などサディスティックな行動が目立つ須田を「ドSDK」と呼ぶこともあるそうな。
なお演者の篠田氏は後に「SDKプロデュース」という法人を立ち上げ、グッズ展開や農業推進など精力的な活動を見せている。しかし本人の公式YouTubeチャンネルで、Vtuberこっくんと共演をした際に明かされた話によると、本人はSDKの意味を“篠田くん(ShinoDaKun)”の略称だと思い込んでいた様子。
また、上記オカルトランドへの書き込みの元ネタは、2ちゃんねる・オカルト板において、不審な村のリアルタイムレポートが行われたスレッド「かなりやばい集落見つけました」とされている。
補足
以下、ゲーム終盤の重大なネタバレあり。
特に、神代美耶子により血を与えられ不死となった須田のことを指す。
ゲーム後半、まだ物語が完結していないうちに「後日0:13:3」というエンディングシナリオ(通称:ジェノサイドエンド)が解禁されるのだが、その内容は片手に日本刀(焔薙)、片手に宇理炎、前面には手榴弾、背中には猟銃を背負った須田が現れ、宇理炎から放った炎によって羽生蛇村とそこに巣食う屍人を焼き尽くし、焔薙を手に突撃、更に猟銃を乱射するという衝撃的なものだった。ゲーム終盤は何故彼がこのような行動を取ったのかを解き明かす事が物語の主軸となっている。
因みにこの時乱射している猟銃は本編で使用していた物だが、改造したのか装弾数以上をぶっぱなしている。
また、このムービーで(須田が持参したウォークマンから)流れているBGM「The Buster!」もそれまでの本作の雰囲気からかけ離れたハードロックであり、それがよりこのエンディングを印象深いものにしている。
真相を明かすと、須田が堕辰子に襲われ失神している間に見た夢で、再会した美耶子に『この村も屍人も全て消して欲しい』との願いを託されたことが発端。その願いに応え、屍人や邪神・堕辰子を滅ぼした須田だが、それと引き換えに異形を滅ぼすため、そして二度と会えない美耶子を探して永遠に異界を彷徨う「異界ジェノサイダー」になってしまう。
さらに、上述のエンディングシナリオでの須田が屍人を滅ぼして回る様子が「××村三十三人殺し」事件として外部に伝わってしまい、この事件を取り上げたオカルトランドの掲示板を発見した須田が羽生蛇村へ赴くこととなる。
この時のディスプレイネームがSDKであり、須田恭也が人としての名前なら、SDKは人外の者としての名前なのかもしれない。
続編『SIREN2』ではこの異界ジェノサイダーとなったSDKが夜見島に出現。彼を操作して闇霊(通称たらこ)や闇人を狩り尽くす無双ゲーがプレイ出来る。
先述の通りSDKは不死なので攻撃を受けて怯むことはあっても絶対に死なない。猟銃は使えないものの、焔薙は正面からの攻撃を無効化する特性を持つはずの闇人甲式、乙式をも一撃で斬り倒す事が出来る。また、宇理炎も前作で堕辰子を滅ぼした炎の柱「煉獄の炎」と、前作ではムービーでしか登場しなかった広範囲攻撃「鉄の火」の二種類を使い分ける事が出来る。
宇理炎は異形を滅することのできる神器であるが、普通の人間が使うと命を消耗してしまう。しかし不死であるSDKは宇理炎使い放題、まさに異形の天敵である。