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SIRENシリーズ

さいれんしりーず

SIRENシリーズとはゲーム「SIREN」から始まったゲームおよびメディアミックスのまとめ。
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概要編集

ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された「SIREN」から始まったシリーズでゲーム以外にもメディアミックスではコミカライズや映画化もされた。


第一作目のキャッチコピー「どうあがいても、絶望。」は有名。


どのシリーズでも共通しているのは、閉鎖的な村や島が舞台であること、その舞台をトレースした、不死身の怪物が蔓延り、環境や時空が捻じ曲がった異界に閉じ込められる筋立てであることである。システム面では一種のテレパシー的な存在である視界ジャックを使い敵である屍人たちから行動を読み取り場所を把握して戦ったり、逃げたりと戦略の一環として使用されている。


更には一度クリアしただけでは分からないほどの壮大且つ膨大な設定があり、全貌を把握するには多種多様なアーカイブ(スタッフ側が用意した全体把握、あるいは真相解明のためのヒントアイテム群)を集め、複雑に入り混じった情報を読み解く必要がある。しかしそれだけでなく、中にはお遊び要素のアーカイブもあり、プレイの緊張感を解す他収集要素も楽しめるようになっている。


土着民俗学を題材にしており、八百比丘尼人魚姫をモチーフにしている。


2004年に様々な追加要素を加えた「SIREN SPECIAL EDITION」が発売予定だったが中止となってしまい、2006年にはSIREN:New Translationをベースとした映画化の制作予定もあったがこちらも中止となっている。



シリーズ編集

ナンバリング編集

赤い海異形異界をメインとしたおどろおどろしいビジュアルで、いずれの作品も1976(昭和51)年8月の真夏に起きた怪異と、作品発売当時の現代の真夏に再び起きた怪異が交錯した物語という点で共通している。ゲーム本編は現代を舞台にしており、昭和の年号が続いている設定の世界観だが、現代パートの文化水準は現実のものとほぼ変わりが無い。

そしていずれもシリーズご自慢のキャッチコピーが示す救いの無い結末も一律に明らかにされている。


2003年11月6日発売の第一作目。2003(昭和78)年の某県三隅郡に位置する寒村・羽生蛇村(はにゅうだ-)が舞台。日本における人魚の言い伝えと、それから派生した八百比丘尼伝説を下敷きにした、村に伝わる土着信仰と儀式に纏わる異変が語られる。ゲームテーマは不老不死無限ループ

『マップに現在地表記無し』『頑丈過ぎるクリーチャー』『意味不明な達成条件』等ドSめいた特徴的な作風故に当時はホラゲー界随一の難易度で知られ、死に覚えゲー、タイトルの読みは“さいれん”ではなく“しれん(=試練)”、等と揶揄されたこともある怪作。しかし脚本担当の佐藤直子氏が紡ぐ重層的な物語や個性豊かなキャラクター、そしてゲームの緻密な設定が素晴らしい化学反応を起こした作品でもあり、発売開始から20年以上経った現在でも熱狂的なファンは多い。


2006年2月9日に発売された第二作目。前作から2年が経過した2005(昭和80)年の日本近海の孤島・夜見島(やみじま)が舞台。宗教的要素が強かった前作とは趣を異にし、SFや神話的な要素を交えた内容となっている。島に伝わる怪物と謎の美女の伝承を主軸に、怪物と美女に運命を翻弄される人々が直面する、人類の存亡を賭けた戦いを描く。ゲームテーマは男を破滅させる女平行世界

前作が余りに難しかったとの批判を受けてか、システムが大幅に改善されプレイがかなり楽になった。しかし物語の質は変わらず高く、多少前作の味噌を流用しつつも個性と魅力に溢れたキャラ設定も健在である。


2008年7月24日発売。ナンバリング表記は無いが第三作目に当たる。内容は第一作のリメイクで、同じく羽生蛇村を舞台にしているが、主要キャラクターがいずれも欧米人になっている。作風も海外向けを意識しており、物語の大筋は変わらないながらもクリーチャーが欧米人が嫌悪し易い昆虫をモチーフにしていたり、視界ジャックのビジョンが変更されていたりと相違点も見られる。しかし第一作を知る人々からすると二番煎じでしかなく、前述の視界ジャックが変更に伴って見辛くなったり、第一作では禁じ手だったゴリ押しプレイも可能になったりしたことで、至難ながらプレイヤーを惹き付けたやり甲斐も減少。結果今一つの評価に終わってしまっている。

しかし年月に伴い向上したCGグラフィックでクリーチャーのグロテスクさと鮮明さには拍車が掛かり、第一作のキャラクター設定が複合化したことによるネタ化やどんでん返し、第一作のテーマソングとも言える『奉神御詠歌』のバリエーション増加などリメイクならではの魅力もある。





メディアミックス編集

コミカライズ編集

  • サイレン 〜ETERNAL SIREN〜
  • SIREN -赤イ海ノ呼ビ声-:作画担当の作者が急病になるなどのトラブルで連載が中断されたため未完の作品となっている。
  • SIREN ReBIRTH

映画編集

  • サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜



主人公たち編集

※SIRENシリーズは群像劇な部分もあるため、主人公というよりは中心人物(あるいは裏主人公)ともいえる。


関連イラスト編集

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関連タグ編集

本編編集


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