概要
私立典嶺高校に通う高校1年生。常に目立たない事を信条とし、「平凡」や「普通」を愛するごく普通の少年であった。
『灰かぶり』の〈泡禍〉に遭遇した際に、自分の〈断章〉と記憶の底に封じ込めていた過去を思い出して〈断章保持者〉として覚醒して〈騎士〉になった。
幼馴染の溝口葉耶が〈異形〉と化した〈泡禍〉によって、小学生の頃に〈断章保持者〉となっていたが、その過去を封じ込めていた。その〈泡禍〉のトラウマから、困っている人間を見捨てたり、他人の頼みを断る事ができない。また、少し心を病んだ女の子に対して義務感めいた責任を感じてしまうところもある。
中学時代から部活もバイトもしておらず無趣味なのは、自分が自分のために行う事に全く興味がないからである。
〈騎士団〉に所属している事は両親には内密であり、〈騎士団〉の活動で帰宅が遅くなったり、地方に出張したりした際の言い訳として、部活(郷土史研究会)に入った事にしている。