概要
二松学舎大学卒業。英語圏での出版物は甲田をCodaと表記している。
第7回電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)で短編小説『夜魔 罪科釣人奇譚』が最終選考に残ったことでその執筆力が認められ、書き下ろし『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫よりデビュー。(Wikipediaより)
作風としては、痛覚を直接刺激してくるような鮮烈な描写が最大の特徴。
登場人物の心理状況や発生する怪奇現象の様子がひしひしと伝わってくる様は圧巻。
皮膚を這い回るかのような擬音と神経に突き刺さるかのような描写を思う存分堪能させてくれる。
ホラー作家として認識されていることが多いが、本人はと言うと、
「自分が書いているのはあくまでメルヘンであり、作中の表現は必要である為にそうしている」
と主張している。
「メルヘン」と言うとしっくり来ないかもしれないが、巻末の宣伝のように「幻想奇譚」と表記すればピッタリに感じるのが不思議である。
尚、『断章のグリム』では、「自分なりのグロテスクをティースプーン1杯分くらい入れた」とコメントしている。
作品の巻末にある著者近影は毎回自分で書いている。名前は「チョシャ猫」。
本文の方は編集者に任せているため、たまにその内容で議論になるらしい(主に酒豪であるかどうか)。