概要
アレクサンドリアの隻眼の女将軍。
配下は全て女兵士で固めている。
他国にもその剣の腕前と冷徹さから知られ、『鉄の女』の異名で知られる。
同じアレクサンドリアの騎士団のスタイナーには、その有能さゆえにあまりよく思われていない。
ジタンたちとはブルメシア、クレイラ、アレクサンドリアの合計3回戦うことになるが、いずれもイベント戦扱いのため、彼女に勝つことは不可能である。しかし絶対に勝てないからといって、負ければゲームオーバーになり、進行しない。物語が進行するには2つ方法があるのだが、ダメージを与える方法と一定のターンが経過する方法である。しかし前者はとんでもない高レベルでないと勝てないので普通は後者で戦うべきである。ところが、一定のターンが経過して戦闘が終了するのはRPGの中では極めて異例なことなので、負けたプレイヤーはそのことに気付かず一気にレベル上げして戦闘後はレベル上げは無駄だったということがわかると、そのガッカリさは計り知れない。
・・・とはいえこのベアトリクス戦は一定のターンを経過して終了させるのも非常に困難である。
1つ目はベアトリクスの攻撃である。通常攻撃がかなり強く、強化攻撃である雷鳴剣はオーバーキルされることもある。中でも脅威なのが「ショック」で、相手に1000近くのダメージを与える(しかも必中)という、普通なら即死するレベルの技である。またそれだけではなく、素早さもかなり高くフェニックスの尾を使おうとすると、その使おうとしたプレイヤーに攻撃が当たり倒れたプレイヤーを復活できずに死亡し、回復が追いつけないということが圧倒的である。
2つ目はジタン達の脆さである。ゲーム序盤の通常戦闘は普通に進めると非常に低いため得る経験値も少ないので、リンドブルム到着時にはレベル4ということも珍しくない。その状態から進むと、Disk1は通常戦闘でさえ勝つのは困難になり(アレクサンドリアに戻ることは不可能)、ブルメシアに着いたころには100%負けイベントと勘違いされるプレイヤーが圧倒的であった。
3つ目はクイナである。この時点ではクイナを仲間にすることができるのだが、仲間にしなくても進行する。というより初見は探索マニアでない限り仲間にしない。クイナが住むク族の沼はリンドブルムの広い草原のなかの森にあるので、遭遇率が高くなる森では避けるのは当たり前。しかしクイナを仲間にしないと3人で挑まなければいけないので、仲間にしたか否かで大きく別れるだろう。
その冷徹さゆえに多くの敵兵から恐れられるが、本来的には強すぎる忠誠心ゆえに"自分を出すことができない"不器用なほどに生真面目で一途な女性。性格的にはスタイナーと非常に似通っていたりする。
そのため、最初こそジタンたちを見下していたが、徐々に暴走する女王の言動に困惑するようになり、アレクサンドリアでの戦いでようやく自分の過ちに気付き、ジタンたちに味方するようになる。しかし、戦闘に参加するのは一時的であってずっと一緒に行動することはない。シャドウのようにイベントをこなせば正式に仲間になるイメージもありそうだが、残念ながらできない。
ガーネットが女王となった後は彼女をスタイナーとともに善く支えるようになる。
のちのイベントで、何の因果かスタイナーとは恋仲となる。
実は裏設定でスタイナーに片思いしているものがあり、イベントでの運命の悪戯から図らずも成就することとなる。
またスタイナーには御前試合で負けた経験があり、スタイナー当人からしても「何かの間違い」だったらしい。
キャラクターとしての人気は非常に高く、Vジャンプの人気投票では見事首位を獲得。
FFの伝統なのか、"生真面目な女戦士"の人気の高さは伊達ではない。
キャラクターの設定上、なにかとスタイナー絡みが多い一方、二人を温かく見守るファンは多い。
戦闘スタイル
愛剣「セイブザクイーン」を振るっての「聖剣技」が中心。
特に雷鳴剣・ショック・ストックブレイク・クライムハザードの四つは驚異に値する。
何度か味方として扱えるが、その際には白魔法の上級版と思しき「聖白魔法」が使えることが判明する。
ただ、味方になるとグレードダウンする典型でもあり、ちょっと残念に思ったファンも多い。
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ファイナルファンタジー9 アデルバート・スタイナー ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世