これまで発見された恐竜では非常に小さな種のひとつ。全長90~140cm、推定体重は2~3㎏程度で、ほぼニワトリと同じ位の大きさ。因みに学名の意味は「繊細な顎」。
華奢な体つき、ムチのように長い尾、発達した後脚、小さいながらしっかりした作りの前脚を持つ。かつて前脚の指の数は2本とされていたが、現在では3本指だったことがほぼ確実視されている。個体によっては胃にあたる部分に生前最後の食事と思しきトカゲの化石が共に保存されており、こうした小さな動物を獲物にしていたと考えられる。2007年イギリスのマンチェスター大学の研究で、時速64キロで走ることが可能だと分かった。
近縁種(シノサウロプテリクス、ジュラヴェナトルなど)の化石では羽毛の痕跡が残っていた例も多く、本種にも羽毛があったと考えられる。