概要
神羅万象チョコ、六章目のタイトル(富嶽伝と神獄の章を合わせて四章とした場合)。
物語はこれまでの神秘的な舞台から離れ、現実的な学園が舞台となっている。
また表面は以前のシリーズと変化ないが、裏面のフォーマットが大幅に変更された。
プロローグ
広大な未開のジャングル「外海」に囲まれた世界で、人々が己の生活圏の拡大に夢を求めた時代。
人類は外海に点在する遺跡より「神具」を発見する。神具には「魂獣」と呼ばれる精霊が宿り、これに認められたものは神具に眠る超能力を授けられるのだ。
魂獣と契約を交わし神具の適合者となった者は「因使」と呼ばれ、時代の先駆者となっている。そして人類は、神具を研究し因子を育成する機関を作り上げたのだった。
これはその一つ「鳳凰学園」での物語である……
外海の向こうから鳳凰学園を擁する学園都市「耶馬都」にやってきた少年火群カイ。そしてその傍らには、魂獣と思しき一つの光。秘宝「紲晶石」を求めて、彼等は耶馬都の門をくぐるのであった……！
登場人物
第一弾
2010年4月5日発売。
ストーリー
夜も更けた月夜の晩、火群カイが学園都市「耶馬都」にやって来た。
カイは早々に謎の仮面の男デス・マスカレードと学園万屋「天ヶ原」のリーダーを務める女性であり、学園内朱雀系因使と名の高い生徒紅炎寺カリンが神具で戦闘をしているのを目撃。
不覚にもカリンはカイに気を向けてしまい、拮抗していた戦いは仮面の男の必殺の一撃で終わりを告げようとした……
しかし、カイは地面に転がったカリンの神具を手に取るとその力を“他人なのに”開放した。本来なら不可能な事だ。―――彼は“変則因使”だったのだ。
驚愕するカリンと仮面の男、カイはその隙を突き、仮面の男を撃退した。
重症を負ったカリンはカイに神具を託し、再開を誓った。カリンはその傷を抑えながら一人で闇夜に姿を消したのだった。
正式的に転入生となったカイは学園からの適正審査を受け、朱雀組の一号生となる。
紲晶石についての諜報活動を行って来たカイは突如、青龍組の二号生竜胆イツキに召集を受ける。
イツキもまた「天ヶ原」の第三席に就く生徒だった。
イツキはカリンが重症を負い、休校している原因を探っていたら、カイへと辿り着いたのだった。
対話を試みた二人だったが、性格が逆な為かお互いの溝を深めるばかりだった。
誤解を晴らせず、話は実力行使となり、二人は全力を開放し、その剣を交えるのだった……!
関連イラスト
