ゲーム内容
とても暗い雰囲気の夢の中を歩き回るゲーム。文章によるストーリー説明などはなく、そもそもテキスト自体がごく一部のイベントを除いてほとんど登場しない。
作者により『特にストーリーや目的はありません。歩き回るだけのゲームです。』とも明言されている(公式サイトの「ゲーム紹介」参照)。
夢の中で特定のキャラをチェックすると「エフェクト」(後述)が増える。
このエフェクトを集める事が一応の目的とされることもあり、短いエンディングも存在している。
プレイするには
- ゆめにっき公式ホームページよりenter→ダウンロードを選択しVectorのページから本体ファイル(yumenikki0.10.lhz)をダウンロード。
- プレイに必要なソフト「RPGツクール2003 RTP」をファミ通のページなどからダウンロード&インストール。
- 本体ファイルを解凍し、ゲームスタート.exeからゲームを開始する。
より詳しくはこちら(Yahoo!知恵袋)を参照のこと。
エフェクト
使用すると主人公の姿が変わる、アイテムのようなもの。
またテンキー1or3を押すと特有の動きや効果のあるものもある。
扉の部屋でテンキー5を押すとエフェクトを捨てることが出来る。
いくつかの例を以下に示す。
※ネタバレを含むので未プレイの方はご注意下さい。
エフェクト名 | 内容 | 参考画像 |
---|---|---|
★じてんしゃ★ | 窓付きが自転車に乗る。移動速度が大幅に上昇する。その後のプレイが快適に進むため、序盤に獲得するのが望ましい。テンキー1を押すとベルを鳴らす。 | |
★めだまうで★ | 窓付きの頭が、中央に目玉のついた手のひらに変わる。テンキー1で頭の手をぎゅっと握り、扉の世界にワープできるため、行き詰った際に有用である。 | |
★でんとう★ | 窓付きの頭が、電燈に変わる。テンキー1で明かりを灯すことができ、暗い場所を探索するのに有効。 | |
★ほうちょう★ | 窓付きが包丁を持つ。発狂する鳥人間を除くほとんどのキャラを刺し殺す事が可能。まれに100円が手に入る。ファンの間では窓付きの象徴として扱われることも多い。 | |
★しんごう★ | 窓付きの頭が、信号に変わる。テンキー1で赤信号と青信号を切り替える。赤信号の際は、マップにいるキャラクターが停止する。発狂鳥人間から逃げる時に役立つほか、あるイベントを発生させるのに必要となる。 | |
★かさ★ | 傘を持つことが出来、マップに雨が降る。室内マップでも降る。別のエフェクトを使用した後、雨が降っている状態で再度かさを使用すると、雨が止む。 | |
★ゆきおんな★ | ゆきおんなに変身し、マップに雪を降らせることができる。 | |
★かえる★ | 窓付きの顔がかえるになる。水中(浅瀬など)でも通常と同じ速度での移動が可能になる。テンキー1で蛙跳びができる。 | |
★ぼうしとマフラー★ | いわゆるマフラー子と同じようなぼうしとマフラーを身に着ける。雪が降っている状態でテンキー1を押すと、さらに雪だるまに変身できる。雪だるまはある条件で溶かす事が可能。 | |
★こびと★ | こびとに変身する。テンキー1を押すごとに増え、最高で7人になる。テンキー3で減らせるが、その際は1人ずつ潰れるかの様に血が出る。最高数まで増えた状態で増やそうとすると「ダメ」、1人の状態で減らそうとすると「ムリ」と言う。通常サイズでは通れない小さな穴や出入り口を通過する事ができる。 | |
★ねこ★ | 窓付きに猫の耳としっぽが生える。テンキー1でこのように真っ赤な猫目になり、にゃーんという鳴き声と手招きで他のキャラクターを引き寄せる事が出来る。ねこを使うと見た目の変わるキャラクターもいくつか存在する。 | |
★△ずきん★ | 白い三角ずきんをつける。日本の幽霊によく着いているあの布である(正しくは「天冠」という)。テンキー1で透明になり、自分から触れない限りは発狂鳥人間にも捕まらない。 | |
★まじょ★ | 魔女に変身する。ホウキに乗って飛ぶことができる。ただし自由に飛行できる場所は1つだけであり、通常は足場の上を浮いたまま進むだけである。足場のない所を飛べるわけではない。 |
影響
その独特の世界観やミニマル調の音楽、隠された設定を匂わせる各種演出などから高い人気を誇り、多様な二次創作(ファンアートや同人誌、楽曲アレンジなど)が製作され続けている。
その影響は海外にも及び、Uboachanなどのファンサイトがある。
ファンの間では夢の世界や現実の自室でのイベント、エンディングなどから主人公である窓付きの境遇や、夢の中の登場人物との関係などが熱心に考察されており、通説的なものから独特の解釈まで様々な説が存在している。
なお原作では「ストーリーはない」と明言されているため、こういった考察はあくまで各自の二次創作である、とするのが暗黙の了解となっている。
タグ付けに関する問題
ゆめにっきと関係のない不気味な雰囲気の絵に「ゆめにっき」タグがつけられることがあるが、これは避けたほうがよい。一作品名を不気味の代名詞として利用する事に対する反発は大きいからである(“不気味なイラスト”にはこれらのタグが存在:不気味、tanasinn)。
このようなことが起きるのは、ゆめにっきを知らないユーザーにも「何やら不気味なゲーム」という部分だけが伝わっている場合があるからだと思われる。
また実況関連イラストにゆめにっきタグが付けられていると、「ゆめにっき」だけを検索する際に妨害となる。従って実況にっきというタグを使い、「ゆめにっき」というタグを使わなければ混乱を避けられる。
またファンゲームとしてのゆめにっき派生というジャンルがあるが、こちらはゆめにっきとは直接は無関係である。ゆめにっき世界やキャラクターが登場しないイラストに「ゆめにっき」タグを付けることがないようにしよう。
グッズ
ファンにより同人誌やアレンジCDなど、多数の二次創作グッズが販売されている。
株式会社サーファーズパラダイス(外部リンク)からはキャラクターグッズ、web漫画、小説、イメージCDなどが展開されている。
関連タグ
キャラクター名
ゲーム中で名前が表記されているのは窓付きのみ。モノ子、モノ江は本作のファイル名より。
複数のキャラクターに対して付けられるタグ
ブックマーク登録数タグ
ゆめにっき100users入り ゆめにっき250users入り ゆめにっき500users入り
その他
関連リンク
- 作者ききやま氏ホームページ
- ニコニコ大百科記事「ゆめにっき」
- Uboachan: 英語圏のファンサイト