概要
基本的に、多人数向けクエストの★6~★8(MHP2GではG★1~G★3)のこと。
その名の通り、タイトルに『G』の付く作品で登場している。
『G』を冠してこそいないが、MHGのアレンジ移植であるMHPにも存在する。
MHF-GにおいてもG級が登場したが、HR/SRを限界まで上げきった先のランクであるため、こちらは全く独立したランクのクエストとなっている。
詳細はGクエスト(MHF-G)を参照。
•変更点
採掘や虫採りで採れる素材が変化。
モンスターの強さのレベルが最上位になり、素材が最高のものになる。
金冠が出やすい(特に最大金冠)。
G級にしか存在しないモンスター、フィールドが解禁される。
一部のモンスターには新モーションが追加される。
クエストのスタート地点がキャンプ以外で始まることもある(上位と同様)。
モンスターへの攻撃が弾かれやすくなる(正確には補正率の判定が厳しくなる)。
状態異常耐性の上昇具合が6段階から8段階へ変化
上記の通り、まさにモンスターハンターにおける最上位ランクとでも言うべき存在。
一部のモンスターでは攻撃力や防御率どころではなく俊敏性も強化され、別モンスターとまで呼ばれる強化をされることもある。さらに高攻撃力+サイズ巨大化の影響が重なり、難易度が跳ね上がる。
まさに一瞬の油断が命取りなのである。
シリーズごとの変遷
MHG・MHP
この頃はG級ではなくGクラスが正式な名称だった。とはいえ攻略本などで「G級」という呼び方も使われていなかったわけではない。どちらかといえば、後の作品における「上位」の位置付けに近い。
例えばノーマルクラスとハードクラスにおける鱗、甲殻、翼膜、逆鱗などが、上鱗、堅殻、翼、紅玉などのG級素材として獲れるようになる。
また、亜種の素材である軟殻や鱗片も甲殻や鱗に変化する。MHP2GやMH3G程完全に段階が分けられているわけではないが、一応はノーマル、ハード、Gクラスの3段階で入手できる素材はやはり異なっている。良い例が逆鱗で、これはハードクラス以降でしか入手できない。またごく一部のみであるが、後のG級素材である厚鱗や重殻なども登場している。
伝説の黒龍ミラボレアスのほか、なぜかグラビモスのものもある。グラビモスは無印ハードの時点で「堅殻」を出したため、それ以上のものが必要だったためであろう。
ちなみに、多くの亜種モンスターは初登場のMHGではGクラスのみに出現した。そのためGクラスでも「甲殻」や「鱗」といった基本的な名前の素材名だったのである。MHPでは下のランクでも出現するようになったために、軟殻や鱗片等の格下の素材名が用いられた。
上質な素材が手に入る分、モンスターの強さも最大級になっており、ノーマル、ハードと比べて二頭クエストなど難しいクエストも増えている(四本の角、灼熱の双璧など)。
一方でモンスターのモーションに変更はないので、最近のユーザーには物足りなく感じるかも知れない。またこの当時は現在で言う体力が低いだけの個体が複数出現する仕様の補正が存在していなかったため、2頭クエストでは体力を低めにするために、1段階下のランクのモンスターが出現する。
例えばGクラス2頭クエストは、体力だけでなく攻撃力もハードクラス相当と大幅に下がるので、超攻撃力のモンスターが出現する単体クエストより、かえって難易度が低くなる現象が発生する。
MHP2G
昨今呼ばれるG級クエストとはこの作品から登場したもののことであろう。
クエストレベルはG★1・G★2・G★3になり、大型モンスターは今までにない新たなモーションを使ってくる。素材もさらに上の物が出現(例:上鱗→厚鱗、堅殻→重殻、翼→剛翼、紅玉→天鱗・天殻など)。
これらがG級素材と呼ばれるようになる。
MH3G
G級クエストが復活。下位が少なかった反動なのか、G級クエストの数はやたら多い。★6は上位装備を考慮した難易度になっているため、G級装備を整えて行くと、上がり立てのハラハラ感が嘘のように楽になる。が、★7からは高い攻撃力や即死級コンボを持つ大型モンスター、そして三頭連続狩猟クエストや大連続狩猟クエストなどの高難度クエストが一気に増加、全体的に温いとされるMH3シリーズの、そしてG級の本気と言わんばかりにハンター達を殺しにかかってくる。
また、行動速度が飛躍的に上昇していたり、下位・上位では使用しなかったモーションを繰り出すことも。ボルボロスやナルガクルガ等、原種が新モーションによって亜種とは異なる強さを発揮することすらある。
そのため被ダメージが低いMHP3の気持ちでやると簡単に力尽きる。文字通りランクが違うことを意識しよう。今作ではラスボスであるグラン・ミラオスを討伐した後に、エクストラとしてHRを999まで伸ばすことができる。
また、HRを上げることで隠しクエストが出現し(HR100まで)、HR125(正確にはHRP100万)で勲章を得られる。ちなみに、MH3GのG級クエストは★6・★7・★8なのだが、なぜかMHP2Gと同じようにG★1・G★2・G★3で呼ばれることも多い。
余談
ただ、この頃にはクエストランクの名称が、ノーマルランク・ハードランクから下位・上位に変化しているようである。そして上位のクエストレベルが★6~★8に当ててあるためか、上記のMHG・MHPで獲れていたG級素材もこの作品から上位素材として扱われることになる。
MHP3は上位までであり、G級クエストはない。熱心にやり込むプレイヤーからすれば少し物足りなく感じるかもしれない(まぁゲームタイトルに『G』が無いので当たり前とも言えるのだが)。
しかし、配信クエストによっては通常より格段に強い個体が出現するので、「王族の招宴」「嵐龍天翔」「覇王降臨」などのクエストはG級クエストと呼ばれることがある。もちろん基本報酬で若干レア素材が出やすくなっている程度で、特別な素材が手に入るわけではない。
MH4にもG級クエストはない。
強いていえば集会所のHR解放後における強化クエストや、ギルドクエストLv.76以降がこれに該当するか。特に後者はステータス以外にモーションの強化が行われるなど、G級クエストに近い感覚である。だがLv.91以降におけるステータス上昇は、最早G級の枠に収まり切れるようなものではなく
MHFの剛種クラスに匹敵するとまで言われている。古龍種など高危険度のモンスターに至っては、生半可な防御力だとワンパン即死or瀕死が日常茶飯事クラスで起こり得る辺り、完全に修羅の如き様相を示している。ぽかぽかアイルー村Gの探検クエストにも「G級」はある。こちらはただ雪山や渓流に行けたり、ギアノスやドドブランゴと出会えるようになっただけで難易度そのものは特に変わっていない。なお、このG級、今のところシリーズの最高難易度につけられるクラスで現在のところこれを超えるランクは存在しない。しかし、今後これ以上の区分が実装されないとは言い切れない。
G級クエストに限らずタイトルに付く『G』の意味であるが、MH3G発売時における任天堂ホームページ掲載のインタビューにて、(MHG製作時に)語感がドンとくる言葉を探していた事や、「GREAT」とか「GUTS」とか、元気が出る語句の頭によく付く文字だからこのように命名したと明かしている。
つまりG級やタイトルの『G』とは何となく雰囲気でつけたものであり、何かの略称などではなく、深い意味はないらしい。モンハンとは関係ないが、体操競技の技にもAからGまで難度が設定されており、G難度が最高難易度の技ということになっている。