概要
地主フョードル・カラマーゾフの息子たちで、3人兄弟ドミートリイ・フョードロウィチ・カラマーゾフ(ミーチャ)、イヴァン・フョードロウィチ・カラマーゾフ(ワーニャ、ワーネチカ)、アレクセイ・フョードロウィチ・カラマーゾフ(アリョーシャ、リューシェチカ)のことである。
3人ともお互いに性格が全く異なっている。
フョードルの長男ドミートリイ・フョードロウィチ・カラマーゾフは、フョードルの前妻の子である。退役軍人で、放埒で堕落した生活から抜けきれない、直情型の性格をしている。
フョードルの次男イヴァン・フョードロウィチ・カラマーゾフは、フョードルの後妻の子である。理科大を出た知識人で、合理主義・無神論を気取っている。
フョードルの三男アレクセイ・フョードロウィチ・カラマーゾフは、フョードルと後妻の子である。修道僧で、純情で真面目な美青年である。神の愛によって肉親を和解させようとする。