CV：柴田秀勝
概要
『アクマイザー3』第13話「なぜだ?!ザビタンが化けた?」に登場した隊長怪人。頭部と胸部に時計がいくつも貼りついており（胸のものは歪んでいる）、両耳には砂時計がついている。ベルトにはアクマ族のシンボルでなく、時計が貼りついている。目は顔の右側の時計盤の中心から覗く1つしかなく、矢印のような2本角を持つ。銀色のマントをしていて、首には懐中時計をぶら下げている。時折鐘のような音を出す。
メザロードに対してはタメ口で話している（前回登場したハンギョラーもそうだったが）。
時計の針を模した赤と黒の槍を武器とし、この槍は中心にネジがあり、折り曲げてハサミのように扱う事も出来る。ジャンケルは未装備。時計モチーフの怪人にありがちな時間操作能力は持っていない。
東京都内にある全ての時計を全小学校爆破装置で爆破する「東京全小学校同時爆破計画」を目論み、ある小学校の教室に基地を設けていた。教卓を叩くと黒板が開いて入口が現れる仕掛けをしていた（ただし、数秒で閉じる）。
劇中の活躍
ザビタンに追跡されて基地にしていた小学校に逃げ込むが、そこに島一平がアクマ族を目撃していたツトムという少年を連れて取材に来ており、小学校に入り込む自身らを見た彼にたまたま基地の入り口を撮影されてしまう（ただし一平本人はこの時黒板に背を向けており、入口を撮影した事実に気付いていなかった）。メザロードに叱責されて一平の抹殺を目論み、ツトムと女性教師さらには一平を人質にして小学校に現れたザビタンを脅迫するが、イビルとガブラが人質を解放したため退散する。
翌日、落としたカメラを回収に来た一平を襲撃するが、実はその一平はザビタンの変身であり、カメラの奪取こそ成功するものの、密かにフィルムがザビタンの手に渡ってしまい、写真を現像した彼に基地の秘密を知られてしまう。メザロードが女性教師を拉致してザビタンを学校から遠ざけた隙に爆破装置を起動させるが、女性教師を救出したアクマイザー3に基地に乗り込まれてしまい、爆破装置をガブラのデンブルで破壊されてしまう。しかし、実は自身の懐中時計が予備の爆破装置になっており、これを起動させて計画を完遂しようとする（同時にこれは自爆装置も兼ねていた模様）。アクマイザー3諸共玉砕しようとしたが、魔法陣アタックを受けて結局一人で爆死した。
余談
モチーフはドイツの伝承に登場する妖精ザントマンとされる。耳に砂時計がついているのはそのため。
声を担当した柴田氏は同時期に放送されていた『仮面ライダーストロンガー』ではジェネラルシャドウの声も担当していた。ちなみにシャドウは本話の10日前の放送で退場している。
関連タグ
火焔ウォッチ、イエスタデイ・ドーパント：時計モチーフの怪人。特に後者には砂時計の意匠がある。
