CV:潮健児(当時は「潮建志」名義)
概要
『アクマイザー3』第25話「なぜだ?!ガブラが鳥になった」に登場したドラゴンに似た隊長怪人。ベレー帽を被ったドラゴンのような容姿をしており、赤いマントを着ている。肩には小さいながらも翼がある(劇中で飛行するシーンはない)。
厳つい外見ながら一人称は「僕」で、敵味方を問わず礼儀正しい言葉遣いをする。ナルシストだが、意外とシャイである。
芸術家気取りの隊長で、「ダウンワールドのピカソ」の異名を持つらしい(ピカソってダウンワールドでも有名だったのか)。しかし、その実態は「白色アクマ爆薬」を配合した石膏で彫刻を作り、出来上がった彫刻爆弾(劇中では「ドラゴンダー爆弾」と呼称)で遊園地に集まる3000人の人間を抹殺するという爆破テロを目論んだ爆弾魔である。
武器はジャンケルと小型バズーカ。他にも噛みつき攻撃を得意とする。火とかは吹かない。
劇中の活躍
美川アケミという女性にラブレターを送り、新宿の公園に彼女(と弟のダイハチ)を呼び寄せ、最初は恥ずかしがって姿を現さなかったが、アケミの要望に応えて姿を見せ、その結果、彼女を失神させてしまった(彼自身は「自分の余りのカッコよさに失神した」と曲解していた)。兵士アグマーを召喚してアケミを芸術のモデルとしてさらおうとするが、南雲健二の妨害に遭い、ひとまず退散する。
ザビタンが化けたアケミを本人だと思い込み、(ガブラが変身したガブラッチョの妨害に遭いつつも)本拠地に連れ込んで偽アケミをモデルに彫刻の作成に当たるが、ザビタンの魔法力を使ったいたずらで刷毛の石膏が胸についてしまい、その慌てぶりから石膏が爆薬である事をザビタンに看破されてしまう。ザビタンの魔法力で未完成の彫刻は飛び上がってしまい、本拠地の外で爆発してしまう。一度は落胆したものの、すぐに立ち直って新たにモデル探しを始める。
ダルニアが偵察目的で立候補した事で彼女をモデルに新たな彫刻を作成するが、彼女とそっくりになってない状態でありながら完成を宣言し、彫刻に起爆装置をはめ込みドラゴンダー爆弾に仕立て上げた。ドラゴンダー爆弾は起爆装置が起動した後に彫刻を載せた台車を押し出すと、車輪が止まった瞬間爆発する仕掛けになっており、ザビタンが魔法力で爆弾を浮かび上がらせようものなら車輪が止まって大爆発するようになっていた。急いでザビタン達に報告しようとするダルニアだったが、ドラゴンダーはすでに光彦を捕えており、ダルニアまでも捕えてしまう。さらわれた二人を救出すべく基地に向かうアクマイザー3を尻目に向ヶ丘遊園に移動してドラゴンダー爆弾を起動させて台車を押し出す。爆破の阻止を優先したアクマイザー3も向ヶ丘遊園に移動し、(ガブラッチョに注目した子供の客に遮られつつも)爆弾を止めようとするが、脱出したダルニアと光彦から爆弾の仕掛けを知り、急いで爆弾を遊園地の外に出そうとする。ドラゴンダーはアグマーを送り込んで爆弾を爆破しようとするも失敗し、痺れを切らして自ら爆弾を爆破しようとする。アクマイザー3を小型バズーカで襲うが、ザビタンのキックで壊されてしまい、ジャンケルも弾き飛ばされてしまう。ザビタンとガブラに投げ飛ばされた後、魔法陣アタックを受けてドラゴンダー爆弾に激突し、さらに運悪く爆弾の台車が止まってしまい、「僕の大傑作ゥ!!」と叫んで爆死した。
余談
声を担当した潮氏は『仮面ライダー』の地獄大使を演じた事で有名だが、今回は珍しく声優としてのみの参加となった。
関連タグ
新幹線大爆破:物語後半の展開の元ネタと思われる。
ドラゴンオルフェノク、リュウタロス:一人称が「僕」であるドラゴンの怪人。
画材眼魔:ピカソがモチーフの怪人。
ダブルマン・リノマン:中の人が同じ怪人。ダブルマンなので人間の姿も持っているが、強化改造後に披露となった。