CV:山口奈々
概要
『アクマイザー3』第21話「なぜだ?! 東京がカチンカチン」に登場した隊長怪人。雪女の特性を備えたアクマ族の女性。ただし、和服美人として描写されがちな雪女のイメージとは違い、全身真っ白の姿をしており、雪兎のような赤い目と綿雪のような白い髪を持つ。頭には雪を被った枝のような2本角が生えている。ベルトにはアクマ族のシンボルでなく、雪の結晶を模したプレートが付いている。
ガブラとは家が近所の幼馴染でもあり、過去にガブラを騙したり小遣いをせびり取っていた間柄で、「ユキちゃん」の愛称で呼ばれていた(ガブラ曰く、「人間の世界で言う女番長」)。体温は-100℃。氷のように冷たい性格であるが、凍結させたイビルとガブラに止めを差さずに放置したり、人間のふりをしている時に一平に頭の角を指摘されて「アクマ族の隊長の印」だと説明するなど詰めの甘さが目立った。
東京中のガス管に冷気を送り込んで東京を凍てつかせる「東京冷凍作戦」の指揮官として幼馴染のガブラと対立する事となった。
雪だるまに化身して頭部と胴体を分離し、転がって移動したり、敵に体当たり攻撃を行う(さらにこの状態だとジャンケルで刺されてもダメージを受けない)。右腰に携帯している銃で相手を凍らせ、雪だるまに閉じ込めてしまう。ジャンケルは未装備。イビル対策として手鏡を持参している。
工事現場の作業員を拉致した後、大東京製氷冷凍株式会社を乗っ取って、作戦の本拠地にした。超高感度温度計を頼りに自身を見つけたアクマイザー3が現れると、ガブラの説得に応じる事なく最後まで隊長としての任務を貫き通していた。アクマイザー3はやむを得ず魔法陣アタックを放って彼女を倒すのだった。その身体は雪となって降り注ぐのだった。
アクマイザー3の旧友たちの中で唯一彼女だけが改心せず戦死しており、戦いが終わった後、彼女の死にガブラは嗚咽しながら号泣していた。
余談
第37話でザビタンはメザロードと対峙した際、メザロードによって命を奪われた善良な人物を列挙したが、イビルの恋人、ダルニアの姉、自身の母親(白鷺千代)に紛れて、ガブラの友達も含まれていた。これは恐らくユキオンナを指すと思われるが、彼女の死にメザロードは無関係である(そもそも第21話には登場していない)。また概要の上段にあるように、彼女の性格はとても善良とは言い難かったりする。なおザビタンはメザロードに処刑された自身の友達には言及していない。