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CV:山口奈々

概要編集

アクマイザー3』第9・10話に登場した隊長怪人。アクマイザー3が最初に対峙した女性隊長でもある。色白の顔と黒い長髪が特徴。青いコスチュームと白い裏地の赤マントを着ており、両胸のプロテクターには顔のような意匠がある。赤い頭巾をした女性に化けられる。

同じく隊長怪人であるバケネーゴンを配下に持つ。

捕虜にした人間に労働を強いるなど人間には容赦せず、イビルからも「血も涙もない女だ」と評された。一方で、アクマイザー3に作戦の一部を教えるという大胆な一面を持つ。

武器はジャンケルと胸の中央から伸ばした銃口から放つミサイル弾。ただし、銃口は急所でもある。またアクマイザー3への対策としてアクマの紋章と手鏡を所持している。さらに自らを爆弾にして敵に特攻する「マジョルカスーパーミサイル」という奥の手を持つ。

実はダルニアであり(その割にはあまり似ていないが)、人間には冷酷な彼女も妹への配慮だけは忘れない。彼女達姉妹の頭脳にはメザロードが発明した「双子アクマ回路」という特殊なアクマ回路が組み込まれており、どちらか一方が正しい行いをすればもう一方が爆発する仕掛けになっていた。


劇中の活躍編集

第9話「なぜだ?!ガブラが敵に」

女性に化けてあたかもバケネーゴンに捕まったふりをして、アクマイザー3に武装解除を誘導させると正体を現し、アクマの紋章と手鏡でザビタンとイビルの動きを封じる(ガブラはすでにバケネーゴンにジャンケルで刺されて身動きが取れなくなっていた)。そして、バケネーゴンの作戦の一部を公開し、隙を見てアクマイザー3をミサイル砲で撃退する。

バケネーゴンとアクマイザー3との戦いには加わらず、去っていくアクマイザー3を意味ありげに眺めていた。


第10話「なぜだ?!ダルニアの危機」

ギャリバーAに乗って兵士アグマーと戦っていたザビタンをアクマの紋章(いつものバッジ状のものでなく、オブジェのようなもの)をつけた柱3本で囲み、さらに紋章からの電撃で追撃を加える。そして苦しむ彼に「東京に赤い雨が降る時、私の大東京焦土計画が始まるのだ」という発言をするが、その直後イビルに紋章を破壊されてしまう。さらにガブラのデンブルで胸の銃口を攻撃されてしまい、ザビタンのキックを受けて動けなくなってしまうが、ダルニアに保護される。

その後、東京全土に赤い雨を降らせ、ドラム缶ダムまで運搬するが、実は赤い雨の中には赤いA液、ドラム缶の中には無色透明のB液が含まれており、両者が化合すると燃焼が発生するようになっていた。大東京焦土計画とはダムの水にB液を混ぜて水道管を通してすでに東京全土に広まったA液と化合させ、東京を焼け野原にする計画だったのである。B液を投入する直前、アクマイザー3が現れてB液が地面にこぼれてしまう。再びアクマイザー3と対決するも、ダルニアが乱入した隙に逃走する。

芝浦の水門で拉致した30人の薬剤師にB液を製造させるも、B液の匂いでイビルのフライヤーに工場を探知されてしまい、アクマイザー3に工場に乗り込まれてしまう。薬剤師を解放した彼らと対決するが、そこにダルニアが現れ何とザビタンに剣を向ける。彼女達が姉妹である事を察したザビタンの説得を無視して、なおも彼らにジャンケルを向けるが、そこにメザロードが現れて双子アクマ回路の秘密をアクマイザー3に暴露する。メザロードに命令されてダルニアと共に彼らと戦い、奥の手であるマジョルカスーパーミサイルを発動するが、ザビタンのザビタンショックを受けて大ダメージを受ける。彼女は妹を双子アクマ回路から解放するためにわざと攻撃を受けたのである。ダルニアにはザビタン達と力を合わせるように言い聞かせ、ザビタンには「ダルニアをよろしく」と言い残し、川に飛び込んで水柱を上げて散っていくのだった。


余談編集

隊長の証である角を持たない最初の隊長怪人である。


上述したようにザビタン達にほんの少しとはいえ作戦を暴露したが、これは「妹の想い人であるザビタンを極力死なせないようにするため」だったとも考えられる。しかし、彼女が亡くなった今では真相は闇の中である。


終盤で彼女達姉妹はダウンワールドの大臣バゴダの娘と判明する。ハト派とはいえ大臣の娘に爆弾同然の回路を仕込むあたり、メザロードらタカ派の悪辣ぶりが窺い知れる。


関連タグ編集

アクマイザー3 アクマ族 隊長怪人 魔女

哀しき悪役

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