概要
ファンタシースターユニバース及びファンタシースターポータブル2に登場する人物。
本名、レンヴォルト・マガシ。
声優はなんと若本規夫で、頻繁に「ぶるぁぁぁ!」するなど随所で若本節が炸裂する。
赤と黒のツートーンカラーでリアウィングを装備した男性型キャストだが、
その正体はイルミナスの黒幕であるカール・フリードリヒ・ハウザーの人格を
ベースにした「コピー/クローン」キャストと呼ばれる、本来は違法な存在である。
(グラール星系ではコピーキャストの製造が固く禁じられている。
同じコピーキャストとして、「ヴィヴィアン」は全く別の系譜とはいえ妹のような存在であるとされている)
ファンタシースターユニバースのエピソード1の段階では67歳という設定だった。
エピソード1の実質的なラスボスだったが、それ以降の作品でも登場しており、
特にイベントや特殊ミッションなどでは中ボスなどとして複数体登場している。
また、あるミッションでは大量の本気マガシを全て撃破するというものまであり、
さらにマガシをモチーフにした武器も数種類存在するなど、比較的愛されているキャラである。
ちなみに彼が使用している特徴的なツインセイバーは「ツーヘッドラグナス」と呼ばれプレイヤーも入手可能。片手装備のバージョン「ティーガ・ラガン」共々、GRM社製のSクラスグレード装備である(軍幹部用武器だそうな)。
そのためか、ポータブル2などではルウやツインセイバーを使用するパートナーマシナリーなども使用する。
真相
同盟軍特務機関「エンドラム機関」のレリクス統括管理部隊隊長という肩書だったが、
実際には大量量産されており同型が無数に存在する。
しかもヒューマン至上主義の秘密結社「イルミナス」における
クローン技術が確立されるまでの繋ぎでしかなく、『彼ら』は用が済んだら切り捨てられる末端の捨て駒でしかなかったのである。
Episode1(無印版オフラインストーリーモード)ではAフォトン研究者の拉致等も行っていたが、
イーサン・ウェーバーとの戦いに敗れた際、元人格とは異なる自我に目覚めたことにより次第にハウザーの命令から外れた行動をとるようになり、
HIVE1号で再びイーサンに敗れたあとハウザーに粛清されてしまう。
その後残りのマガシもハウザーによって廃棄され、エピソード2以降は新シリーズのマガシが代わりに登場している。
経験と記憶が受け継がれていないため、エピソード1のマガシと比べると弱体化している(中にはSEEDフォーム化した「SEED・マガシ」となる個体もある)が、
実はこの中の一体がエピソード1のマガシの記憶と人格を受け継いでおり(マガシがハウザーの目を盗んで移したらしい)、
従うフリをして潜伏していたことがエピソード3で明らかになる。
なお「マガス・マッガーナ」というマガシと同じカラーリングの大型マシナリーが登場している。
Episode2ではルウ曰く『劣化クローンキャストだったため前のマガシよりも弱かった』と言われており、そのことからマガシがマシナリーに変形した、ないしは合体したものと推測されていたが、
ポータブル2に収録されたモンスター討伐記録においては「エンドラム期間が開発した試作タイプのSUVウェポン」と記述されている。(つまりキャストのプレイヤーキャラが繰り出すヤツとほぼ同じ分類なのである)
のちに記憶と人格を受け継いだマガシは、その存在がばれて「闇を裂く絶対殲滅戦」の作戦中に
ヘルガに追われることとなる。
そして紆余曲折を経る間、ピンチに陥っていたルミア・ウェーバーを助けたこともあり、
それ以降ルミアからは「おじさん」と呼ばれるようになる。
ストーリーのルートによっては「未来を掴みたければ私を超えて行け」と、自らの意思でダーク・ファルスの依り代となり最終決戦を挑む。
ポータブルシリーズでは
ポータブルではボイスエフェクトでのみの登場である。つまりキャラとしての出番は一切なかった。
ポータブル2では外伝ミッションで登場。その際に半ばなし崩し的にリトルウィングに
所属させられる。
その際にエミリアに修理ついでに勝手にボディを魔改造され、
フロントフレームに0ガンダムのようなツノ、背中にはV2ガンダムのような翼が付けられてしまった。
当人はこの変更を快く思っておらず、エミリアに何度も文句を言っていたが、
当のエミリアに反省の色は全くない(エミリア曰く「かっこいいじゃん」)。
また、最初はルミアに「おじさん」と言われると「その呼び方を許諾した覚えは無い!」と
怒っていたが、インフィニティでは「おじさん」と呼ばれても怒らなくなり、
逆にルミアの恋愛に口出しするというオヤジのようなキャラへと変わっていった。
なお、クライアントオーダーではイーサンとの絡み以外は大体マガシが弄られることが多く、
ウルスラとチェルシーとの絡みでは(元同盟軍所属時に実力で上回られていたらしく)たじたじになってしまい、
ヴィヴィアンとの絡みではヴィヴィアンに「お兄ちゃん」呼ばわりされてずっこけてしまい、さらに最初からからかわれていたと知って怒り出すなど、
完全にネタキャラと化してしまっていた。
ただし「具現化現象により現実化した、自らの過去の記憶に自ら立ち向かう」など、戦闘に関して独特の矜持を持っており、ある意味熱さとネタさが両立されているともとれる。
ちなみに、PSUイルミナス、ポータブル2、インフィニティでは
パートナーカードをもらうことができるが、そのプロセスがかなり面倒なものになっている。
しかし、面倒なプロセスを踏むだけあって実力は本物である。
Pixivではネタキャラとして書かれることが多く、また中の人繋がりのネタも見られる。
なお、タグは「マガシ」の方が圧倒的に多く、逆に「レンヴォルト・マガシ」で検索してもほとんど出てこないことに注意されたし。