イエロー・マジック・オーケストラ
イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Masic Orchestra)とは、細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一の3人によって、1978年に結成された音楽ユニット。略称は「YMO」
サポートメンバーに渡辺香津美,矢野顕子,松武秀樹などが居る。
シンセサイザー等の電子楽器を活用し、日本における「テクノポップ」と呼ばれるジャンルを確立した。
結成当時、すでにドイツのkraftwerkやアメリカのDEVOなどが存在したが、日本にシンセミュージックを
根付かせたのは彼らであろう。
当時の歌謡曲においても「テクノ歌謡」というジャンルが生まれ、松田聖子や中森明菜、イモ欽トリオ、
挙句には「みんなのうた」の「コンピューターおばあちゃん」まで、1980年代初頭には電子音が溢れかえった。
代表曲は「RYDEEN」「TECHNOPOLIS」「君に、胸キュン。」など。
活動変遷
1978年2月19日 - 細野宅に呼ばれた高橋と坂本に細野が「ファイアークラッカー」をエレクトロディスコ調でカバーしてアメリカで400万枚レコードを売るという(半分ネタの)構想が打ち明けられる。この日が実質的なYMOの結成日。
1979年 - 第1回ワールドツアー「Trans Atlantic Tour」を行う。これがきっかけとなって、日本に人気が逆輸入される形で大ブレイクする。
1980年 - 第1回ジャパンツアー「TECHNOPOLIS 2000-20」、第2回ワールドツアー「From TOKIO to TOKYO」を行う。この年に人気絶頂となる。
1981年 - 「BGM」「TECHNODELIC」を発表。第2回ジャパンツアー「Winter Live'81」をおこなう。
1983年に「散開」を宣言し、第3回ジャパンツアーを行う(通称:散開ツアー)。メンバーはその後、ソロ活動や他のユニットでの活動を行う。
1993年に「再生」を果たす。このときは商標の関係で「YMO」の名前をそのまま使えなかったので、大きな×印の入った「YMO」(ノットYMO)と表記された。
2003年から細野と高橋のエレクトロニカユニット「Sketch Show」に坂本が参加し、「Human Audio Sponge」として活動を再開する。
2007年にYellow Magic Orchestraの名で「RYDEEN 79/07」を発表。以降は「HAS+YMO」で「HASYMO」(ハシモ)として活動する。
2008年6月にはLondonとスペインのGijonで28年ぶりの海外公演が行われた。