概要
睦月型駆逐艦の八番艦。風貌が似ている菊月とは姉妹艦にあたり、長月のほうが7か月竣工が早かった。
艦これでは珍しい緑色の髪をしており(他は夕雲のみ)、駆逐艦の中でもひときわ個性が際立つ存在である。
木曾や天龍などと同じく大和魂溢れる豪胆な性格で、敵艦隊への切り込みも恐れずやってのける切り込み艦娘である。休息など必要ないと入渠をめんどくさがったりするところまで同じだが、破損がひどいと提督命令が出るのだろう、しぶしぶ入渠する。
能力に関しては旧式な駆逐艦だったため高くはないが、睦月型の中で長月だけは運が15とやや高くなっており、改造すると20に上昇するため、夜戦ではそこそこ活躍も期待できる。ちなみに運が20になる駆逐艦娘は、潮や霞、Верныйなど数少ない。序盤の駆逐艦戦線を支えるメンバーとしてどんどん活躍させてあげよう。なお、夜戦で「酸素魚雷の力、思い知れ」と言っているが、睦月型が搭載していた魚雷は九〇式六一サンチ魚雷で酸素魚雷ではない。 (酸素魚雷は九三式六一サンチ魚雷(及び潜水艦用の九五式五三サンチ魚雷)。口径は同じだが、性能は天と地の差)
『艦これ』では酸素魚雷を搭載してあげられるのでご安心を。ちなみに『提督の決断』の『III』と『IV』でも搭載できる(ってか酸素魚雷を開発すると自動的に搭載される。さらに『提決IV』ではなんと自動追尾魚雷やCIWS、ステルス構造材まで開発できる)
なお、この運の高さは、睦月型の中で唯一、長月だけが『座礁』という形で生涯を終えたことに由来すると思われる。
姉妹艦の菊月が同じく座礁したあと爆撃によって沈没したのに対し、長月は座礁し爆撃にさらされながらも揚陸作戦を成功させつつ、放棄という形で沈むことなくその艦生を終えており、除籍されてからもしばらくは原形を保っていたという記録が残っている。これが多少なりとも彼女を幸運にした一因であろう。