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概要

イオリア・シュヘンベルグが予見した「純粋種」のイノベイターを模して作られた人造人間


ヴェーダとリンクして情報収集や計画の遂行を為すとともに、人類の「純粋種」への覚醒を促進する役割を持っていたが、リボンズ・アルマークなどが人類の踏み台となることを受け入れず「自分たちこそがイノベイターだ」と宣言して反逆したことによってその存在意義が歪んでいくことになる。リボンズ一味は国連を地球連邦政府に仕立て上げた上で操り、世界統一と人類の統合を推し進めるべく地球連邦平和維持軍から独立治安維持部隊としてアロウズを組織し、残虐な手段で反攻勢力の根絶やしを目論む凶悪な独裁者と化した。

ヴェーダへの干渉や作戦内容の告示など、イノベイド内でも一定の地位があり、リボンズがヴェーダ全ての権限を掌握する立場であるのに対し、ティエリアはアクセス権はあれど、一定レベル以上の機密をヴェーダと一体化するまでは知ることが出来ていなかったなど、個体差がある。


ナノマシンによる補助もあって不老長寿であり、戦闘面においても「純粋種」と同様に脳量子波を使用可能で彼等に引けを取らない。

ただし、リボンズをはじめとして「人間よりも優れている」と言う自負心から人類を見下す者が多く、それ故に慢心してしまう側面もある。

その結果ヴェーダに依存し過ぎ、経験の差でマイスターたちに苦戦したり、突如飛び出したハロにもてあそばれたりといった醜態を晒す者も多い。

特にヒリングはアレハレ無双の前にほぼ一方的に叩き潰され、リヴァイヴもライルの見せ球に引っかかる形で撃墜されている。


機体としては、「GNZシリーズ」を使用する。


一応、彼らは「イノベイターの模倣品」なのだが、TV版においてリボンズらが自身らを「イノベイター」と称していた影響で、リボンズらの集団を「イノベイター」と呼ぶことも多い。

ただし、劇場版00以降は、「純粋種」に覚醒した刹那デカルトがいるため、「イノベイド」の方の呼称が一般的である。


性別の取り扱いについて

基本的には無性別なのだが、人間社会と馴染ませるために、情報収集を行う個体には性別が与えられている。

逆に、戦闘を目的とした「マイスター型」と呼ばれる個体は、社会に馴染む必要が無いため性別を持っていない。つまり、男性の恰好をすれば男装、女性の恰好をすれば女装となる。


ただ、性自認の必要が無いマイスター型イノベイドもバイオロイドである以上生成されたアンモニアを処理・排出する機構が求められるものと思われるが、人間では泌尿器と紐付けられている性器が存在しない彼等の泌尿器がどのような構造なのか、また泌尿器も存在しない場合どのような代替機能で処理されているのかなどの設定は明かされていない。(作劇に不要な設定と言われたらそれまでではあるが)


少なくとも、戦闘後に機体が鹵獲される可能性が存在する為、マイスター達は該当時に対する訓練を行っている。(薬莢など破棄する装備は既存の技術で作る、機体が動かないと判断したら太陽炉を最優先にパージする行動が本編1期で確認できる)

当然、マイスター本人が捕虜になる危険性もあり(実際にキュリオスのパイロットは捕まった)、マイスター型も捕まった際は身体調査される。

映画では塩素配列0666タイプが宇宙船ソレスタルビーイングに複数体存在するので、『(視聴者に公表されていないだけで)現場ではどうなっているのかわかっている』。


誕生経路

イオリアは複数の研究者から得た遺伝子を元にイノベイドを誕生させている。

現在までのイノベイドはすべてこの提供遺伝子を元に誕生されており(性別のあるイノベイドが自然出産した、という情報源求む)、基礎塩基配列を元にして戦闘型・情報収集のいずれかで誕生する。


意識は基本的に人間と同様に個として成立しているが記憶や自我の強さなどは編集して製造することができる。例としてティエリア刹那と共に外宇宙へ旅立つ際に、自らの記憶をコピーした別個体のレティシア・アーデを製造し自身の抜けたガンダムマイスターの補充要員としてソレスタルビーイングに派遣している。

また、量産型の兵士として製造された個体は自我を持たないため愁い皆無で自爆特攻を行うことも可能。

情報収集型のイノベイドはその不老の体を怪しまれないようある程度の年月が経つと別の人格データに書き換えられ、別人として再配置されるようになる模様。ビサイド・ペインはその機構を利用したのか定かではないが自らの同型イノベイドの肉体に自らの記憶と人格を上書きし移す「インストール」という能力を持っている。

また、殺害されたとしても意識はヴェーダ内に残り、権限を有している者の判断次第では予備の肉体を用いて復活することも可能である。


元なったサンプル数が少ないのか、リボンズとヒリングティエリアリジェネのように塩基配列パターンが同じ場合、容姿も似たようなものになる。

特に後述する塩基配列パターン0666の個体は画面を埋め尽くさんばかりの数が登場しており、最終決戦の場では特攻兵器ガガに搭乗して盛大に散っていったうえそれでもまだ相当数残っており(或いは新規生産されたか)、劇場版ではソレスタルビーイング号の作業員やガガキャノンのパイロットとして大量に登場する。


ヴェーダの情報端末である情報収集型は無自覚なままリンクが特定周期で繋がっている以外、普段はイノベイドとしての自覚は無いが、手順を踏めばイノベイドとして覚醒可能。

このような情報収集型のイノベイドは世界中に散らばっており、その数は2万人とも言われる。第二期最終回・劇場版では、これまでに登場したイノベイドと似通った姿の人物たち(リボンズも例外ではない)が一般人として登場、生活している様子が見て取れる。

これらイノベイドの視野を通した情報は量子脳からヴェーダに送られ、ヴェーダそのものによるネットワークの監視と併せ世界はある種ヴェーダの監視下に置かれている。

外伝作品『ガンダム00I』では各産業やカタロンのような武装組織にも溶け込むイノベイドが登場した。


イノベイド 塩素配列パターン一覧








イノベイドに類似する存在

チームトリニティ

 イノベイドであるリボンズの遺伝子を元に作成した三人。

 それぞれ容姿が違う事から、リボンズのクローンでは無く、リボンズに加えコーナー家に寄せられた遺伝子サンプルを元に作られている。

 言うなれば、リボンズの子供達。イノベイド誕生には培養ポットで行われ、これをコーディネイターでも使われる疑似子宮と仮定した…としてもリボンズが父か母かという事はまったくわからず、リボンズ当人も駒以外の認識はない。


超兵

 人類革新連合のとある研究部門によって極秘裏に進められた、脳量子波を使用できるように調整した人類。

 ある程度まで成長した子供を手術によって改良したパターンと、受精卵の段階で遺伝子改良したパターンに分かれる。

 技術的に見ればイノベイド誕生技術の初期段階にあたり、イオリア達CB創設メンバーもこれと似たような実験を行っていた可能性が高い。

 人類革新連合側もこのまま実験を続けていけばイノベイドを誕生できた物と推測でき、その到着点は『反射と思考の融合』。


 前者の場合、幼く十分な成長を見込める子供に手術を行う事で情報を集める意味合いが高く、被験者は皆孤児であったり、誘拐されるなどの人権を無視した方法で集められた。

 後者の場合、蓄積したデータを元に遺伝子段階での改良と実験を続け、無数の赤子を文字通り『生産』し続ける事で生産性を高めようとしていた。

 どちらもイノベイドと比べれば非効率極まりない方法であり、肝心の脳量子波能力も、イノベイドをAとするならば、高くてもD止まりと評価を受けている。

 あまりにもな非人道的ぶりに人類革新連合内部でも批判を受けており、高い成果も出す事が出来なかったが、デザインベイビーの一人を「完成体一号」として上層部に報告する。

 だが、この事をきっかけに廃棄を経て生存していた被験者の一人が超兵計画の存続を知り、研究施設を破壊の上情報を全目界にリーク。なおかつ一号の直接上官となった軍人が研究内容を嫌悪していた事で庇う事無く研究凍結を行い、一号及び生存者、そして研究施設の外に出ていた少数を除き、超兵の技術は封印・凍結された(と思われる)。


余談

存在自体が一般社会に認知されていない為、差別や迫害を受ける描写こそ無かったものの、設定から見ればシリーズ全体で見ても他に類を見ないほど非人道的な扱いをされている存在であり、また本編セカンドシーズンでやっていた事もかなり極悪非道ものばかりである。

しかも個々の根源的な意思にも操作が施されているらしく、リボンズですら基本的にはイオリアの計画に従っており、「人類の殲滅」や「種としての尊厳の確立」といった思想を持つ者は現れなかった。


関連タグ

機動戦士ガンダム00 ソレスタルビーイング イオリア・シュヘンベルグ


御堂真弥子:その出自や記憶を移植された存在である点等、イノベイドに極めて近い存在。

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