⇒ 本来の意味については「ぽんこつ」、漫画『破壊魔定光』の「ポンコツ」は「ポンコツ(破壊魔定光)」の各記事を参照のこと。
萌えとしての概要
「ポンコツキャラ」「ポンコツ属性」「ポンコツかわいい」……など、萌え要素の一種としてこの表現が使われている。その場合、カタカナで「ポンコツ」と表記されることが比較的多い。架空・現実ともに人物の性別を問わず、そのキャラクター性を表す単語である。
本来は「どこか抜けた部分のあるキャラクター」を指して「ポンコツ」と呼んでいたが、近年出てきた用例には別のニュアンスが含まれるケースもしばしば見られる。
具体的には、
- 一見すると優秀そうな雰囲気・クールなイメージ・ツンツンした態度や口調の人物。
- しかし意外な弱点がある・いざという時に壮絶な天然ボケをかます・実戦になると全然能力を発揮しない・テンパるあまり言動がガタガタになるetc.
- 上記1.を演じようとしているだけで、実は普段からボケ気味の人物だったりする。
大雑把に言えば「雰囲気や物腰にそぐわない、間の抜けた部分が目立つ」、つまり「優美な外観と裏腹に性能がぽんこつで、そのギャップに愛らしさを感じるキャラクター」をポンコツと評することも増えて来ている。上記の例は2012年頃から見られる(詳細は後述)ようだが、そもそも誰に対して言われ始めたのか・発祥が上記2.と関連性を持つのか・何故ギャップのあるキャラクターに対して使われるようになったのか……など、発端・由来・経緯は未詳である。なお言う人に言わせると「へっぽこ」「ドジっ娘」とも属性は異なるらしい。
昨今では一般的なバラエティ番組でも、壮大な天然をかます女性タレントを「ポンコツ姐さん」などと呼ぶ機会が増えている。
フィクションにおいて
早い時期では、ねこねこソフト社の『White 〜セツナサのカケラ〜』(2000/1/28発売)にて、「ぽんこつ」という属性が提唱されている。
また、『神のみぞ知るセカイ』(週刊少年サンデー:2008年~2014年連載、アニメ版:1期は2010年~2011年、2期は2013年放送)の作中において、桂木桂馬がエルシィのことを「ポンコツ悪魔」と呼称していた。
プリキュアシリーズにおいては、『プリキュア5』シリーズの水無月かれん・『フレッシュプリキュア!』の東せつな・『スイートプリキュア♪』の黒川エレンなどに前述の「クールで格好いい女の子だけど実は……」な要素を見て取れる。続く『スマイルプリキュア!』の主人公チーム、中でも「姉御肌・凛とした態度・スポーティーといった諸要素を持ちながら、反面では食いしん坊で極端な虫およびオバケ嫌い」などの相反性が目立った緑川なおはファンの間でもリアルタイムかつ明確に「ポンコツ」と呼ばれていたため、「ギャップとしてのポンコツ」が普及したのはやはり遅くとも『スマイル~』放送時の2012年頃と推定される。
同年11月にはニコニコ大百科において「ポンコツかわいい」という記事も作製されており、初版では「『ガールズ&パンツァー』の河嶋桃のこと」とされているが、「ギャップのあるキャラクター」という含みを持った用例は、時期的に見ても緑川なおの方が古いと推測されるだろう。
しかしながら、「ポンコツ」という言葉の萌え属性としての定着度・定義の共有度は(元来スラングであるため)今なお定まっていない部分もある。ゆえに、この単語の濫用は単なるキャラ批判と紙一重になる恐れもあり、その使用には十分な注意と配慮が必要と考えられる。
表記揺れ
※「凡骨」は「ぼんこつ」と読み、本記事単語の漢字表記ではないため要注意。
関連タグ
人物 キャラクター 性格 萌え 萌え属性 萌え要素 ギャップ萌え ポンコツ化 かわいい
へっぽこ とんちんかん ドジっ子 ドジっ娘 間抜け PON ポンコツかわいい 役立たず
フィクション
『プリキュア』シリーズ
- ポンコツエレン
- ポンコツまこぴー
- ポンコツいおな
- ポンコツリコピー
- セシポンコツ
- ポンコツルールー
- ポンコツオヨルン
- ポンコツまどぴー
- ポンコツユニピー
- ポンコツちゆちー
- ポンコツアスミン
- ポンコツローラ
- ポンコツみのりん
- ポンコツここね
- ポンコツあまね
- ポンコツソラ
- ポンコツあげは姐さん
- ポンコツまゆ
- ポンコツユキ
※各キャラクターの内容の詳細はプリキュアポンコツネタ&代用ネタ一覧にて
『ラブライブ!』シリーズ
特撮
その他
ポンコツ要素のある単語
実在の著名人
Vtuber
重箱の隅を楊枝でほじくるとごまんといるので、省略する。