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概要

CV:小西克幸


八軒勇吾にして、彼の学業コンプレックスの一因。弟と対照的に長身で体格が良い。


自由人で飄々とした風体に寄らず学業優秀であり、東京に出て国立大入試をやすやすと突破し東京大学に合格したうえ、「大したことない」の一言で済ませてしまう要領の良さを持つ。

しばらく東京大学に通っていたようだが、そもそも親の面子を立てるために受験しただけで興味が無かったらしく、初登場時点で既に無断で自主退学しており弟を愕然とさせた。


一見すると天真爛漫で人当たりも良いので馴染みやすい性格をしているが、勇吾が「話の通じない兄」と評価しているとおり、その感性自体にやや天然ボケの傾向があるため、常人の感覚とかなりズレがある。また、生真面目ゆえにマイナス思考に陥りがちな弟に対して、超絶ポジティブマインドの持ち主。よほどの事がない限りは、失敗や挫折をそうとは捉えず目的に対するステップのひとつ、としか捉えない。そして、ゆえにこそ(弟のように)疲弊した人間には寄り添えない(いわゆる死体蹴りを無自覚にしてしまいやすい)精神構造を持っている。

いい加減でのらりくらりしていると思えば的を射たことを言うこともあり、生き方が自分本位なことも自覚している模様(だからといって自重や人の事情を慮る事は自分には無理と考えており、あえてしない)。


勉学に挫折や苦労をした描写がないため、兄弟共々頭脳優秀だがこちらは要領の良い天才型の傾向がある。しかし努力を怠ることはなかったらしく、要領よく勉強するコツを何冊かノートにまとめており、八軒のクラスメイト達の学力を向上させる間接的な要因となった。かなり乱筆気味らしく勇吾は解読に手間取ったが、同じく字が汚い常盤は普通に読めたため、音読させた内容を別のノートに書き写している。


弟と同様に鋭い味覚センスを持つ一方、壊滅的に料理ができない

そのくせバイトに行ったラーメン屋の味に惚れてその店に弟子入りし、現在はラーメンの師匠に「新しい食材を探して来い」と修行にかこつけて店を追い出されてしまった。

その後、に頼まれてスーパーカブを乗り回し連絡のつかない勇吾を探して御影家を訪れ、彼と再会する。


夏祭りの時はその壊滅的な料理の腕で空腹のエゾノー生徒達を撃沈させた。以来「殺人焼きそばの人」と恐れられている。

料理の段階で何か異物が混入するとかではなく、純粋にマズさだけで人を人事不省に陥らせる。さらにカップラーメンすら不味く作れてしまう

自分の料理センスのなさは一応自覚している模様。

その一方でレシピを「論理的に組み上げる」事自体は得意であり、慎吾が作り上げたレシピを、他の人が手順通りに作ったら、超絶な神料理が出来上がる。でもレシピ開発者である慎吾がそのレシピを使って料理を作れば、やっぱり食品サンプルもかくやの素晴らしい見栄えや香りを持つダークマターが精製されてしまう。


神出鬼没であり、その後も幾度か唐突なタイミングで姿を見せては勇吾を驚かせている。


勇吾は一方的に苦手意識を持っているが兄弟仲自体は悪くはなく、慎吾も弟の好きなようにできるよう放任するのが一番と考えており、勇吾は慎吾の面倒見の良さに救われている面もある。

父親とは弟同様に相当折り合いが悪いらしく、大学を辞めた理由も父に対する「嫌がらせ」と述べている。


後に唐突に結婚した。稚内の宗谷岬で行き倒れていたところを、ロシア人女性・アレクサンドラに助けられ、彼女と意気投合してそのまま入籍。フリーダム過ぎである


結婚したのでさすがに報告せねばと正月は実家に帰省し、両親に報告。現在は札幌にアパートを借りて、妻の勧めでインターネット家庭教師(今で言うリモート家庭教師)の仕事を始めた(五教科を担当。妻も一緒にロシア語を教えている)。中退はしたが「東大現役合格」というブランドもあって着々と顧客が増えつつある。

しかし、弟の紹介で南九条あやめの大学進学指導に携わってしまった時には、その無茶振り(高三の2学期に5教科オール1、当年の留年は確実視)に躊躇(それでも勇吾がゴリ押して引き受けさせた)し、そこをあえて引き受けたは良いものの結局あやめの大学受験は(案の定)失敗してしまったため、ついに初めての挫折を味わう事となった。

ただし成績に関してはオール2に上がって留年からは脱したため、あやめの家族からはガチの感謝を受け、また彼女の通う学校の先生たちからは「奇跡を起こした家庭教師」と伝説&神扱いで泣いて感謝された

なお、あやめの受験に関しては「このまま放置したら実績と信用に傷がつく」と危機感を募らせており、本人はもはや(留年からの脱出という成果に)満足しているにもかかわらず、浪人させて後に退けないリベンジを慣行する事を誓っている。


さらに後、娘の麦が生まれた。娘には妻似でいてほしい(特に自分の父親に似て欲しくない)ため自分の遺伝子が(特に容姿で)仕事をしない事を(弟もろともに)切に願っている。娘が父の面影を見せた時には「この頃の子どもは成長に伴って日々顔が変わるから」と平静を装っていたが焦りは隠しきれなかった。


最終的には勇吾のルームメイトであった別府と組み、ついに念願のラーメン屋を開業するに至った。が、別府はアレクサンドラから「絶対に旦那(慎吾)を厨房に入れるな」と厳命されており、慎吾自身は現場(厨房と接客)を別府に任せ、もっぱら店の経営と一部レシピの開発に注力している模様。


関連タグ

銀の匙


家族

八軒勇吾 八軒数正 八軒美沙子 アレクサンドラ・ドロホヴィチ 八軒麦


他の関連人物

家庭教師としての教え子:南九条あやめ 駒場一郎

のちのビジネスパートナー:別府太郎

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