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吉岡毅志(超時空のアドベンチャー)

べつじげんのよしおかたけし

ここでは小説「ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア超時空のアドベンチャー」に登場する俳優に関して記載する。
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概要

怪獣と戦う正義のヒーロー、ウルトラマンガイア……が架空のテレビ番組として放送されている「超時空の大決戦」の世界(要するに、現実世界である)において、1999年に『ウルトラマンガイア』の主人公高山我夢を演じていた俳優。すなわち映画の冒頭部分でサタンビゾーと対峙していた我夢を演じていた人物である。紛らわしい。


しかしヒーローを演じていた俳優の宿命としてヒーローのイメージが固定されて子供たちの憧れを背負うこととなり、ガイア終了後はしばらく演じられる役が制限されてしまった。

本人はその事でガイアを演じていたことを少しばかり後悔しており、重荷とまでいいきっている。

そんな彼に憧れ、警官となった主人公・新星勉の前でドラマの撮影、それも子供を人質にする脱獄犯を見せつけて彼に衝撃を与えたが、本人はやっと回ってきた悪役の仕事として全力で取り組んでいた。

その後の勉との会話で、勉の少年時代の冒険と闘いを夢物語と否定し、「君ももう大人だ。いい加減ウルトラマンなんか卒業した方がいい」と発言。憧れの存在に自身の原点を否定されてしまった勉は気落ちし、一時的にガイアとの決別を選んでしまった。


その後はなぜか勉の事を忘れることができず、勤務していた警察署を訪ね、ガイアのポスターにサインをしたりしていた。

そして自宅マンションに待機していたガーランド財団の車にのせられて量子物理学研究所を訪れる。

最初はドッキリかと思っていたが、勉が時空を越えようとしていることを伝えられ怪訝に思いつつも、ガイアのクランクアップが行われた池袋の公園で昔の事を思い出しつつ勉を応援していたがカイザーギラレス13世が現実の世界に出現し、世界が破壊されていく中、ただ呆然とみていることしかできない状態で赤い球のインターフェイスである八光ミユと出会い、自身を必要としていることを告げられる。だがカイザーギラレス13世の光線で破壊された建物からミユを庇い風圧に飲み込まれてしまった。























以下、物語の根幹に関わるネタバレ





「__俺は、力を託されたんだ。

 この世界を護る為に、勉との約束を果たすために。


 ガイアーーーーーッ!!!」



意識が朦朧とする中、なにもできない自分を呪い、力を求めたとき、意識がガイアの世界の高山我夢とシンクロ。彼から光を託され、玩具メーカー「ギガンテス」(たぶん某社のパロディ)に展示されていた玩具のエスプレンダーを使って本物のウルトラマンガイアへと変身。


ギリギリまで頑張って

ギリギリまで踏ん張って


大切なものを護るため

ここから一歩も下がらない


その想いに、本来の『ガイアの世界』のウルトラマンガイア=高山我夢が、吉岡に力を託したのである。



ガイアは自力でV2、スプリームヴァージョンにチェンジし、カイザーギラレス13世を倒す。しかし、チャリジャガルラネオジオモスサイコメザードカオスジラークノスフェルの5体を別宇宙から呼び出し、不意を突かれたガイアは窮地に陥る。

しかし改心した久地俊介(カイザーギラレスの黒幕、他作品だと武史とかアカネに当たるキャラ)が「赤い球」に自ら課した制約の盲点を突くことで、他の宇宙からアートデッセイ号クラーコフが登場。

そしてマドカ・ダイゴウルトラマンティガに、アスカ・シンウルトラマンダイナに変身したことで形勢は逆転。遂には6大怪獣が合体した最強の敵、デーモンギラレス14世をも討滅する。

こうして戦いを終えたティガ&GUTSはフロンティアスペースに、そしてダイナ&スーパーGUTSはその10年後の未来へと帰っていく。



その後は赤い球に触れてこそいないものの、我夢とシンクロしたため記憶を失うことなく、勉と改めて対話。前向きに前進していることが示唆された。


余談

回想の場面で描かれたクランクイン時に浮浪者の男性からサインを求められ、コンビニのレシートの裏にサインをしたというエピソードは、現実の吉岡氏の実体験である。


念のため書いておくが、現実の吉岡氏はガイアを演じていたことを後悔したり重荷に思っているような発言はしていない。そのことに関しては本作のあとがきで断言している。


現実問題として


しかし、人気作品のキャラクターというイメージが強くなり、それを重荷に思ったり、演じられる役が制限されたり全く回ってこないといったことや、反対に人気キャラクターを虐待する悪役を演じて視聴者から悲しまれてたり、罪が一切ないにもかかわらず誹謗中傷を受けてしまうことは現実の役者でも度々見られることである。


実際に、現実の吉岡氏の後輩で、吉岡氏とも交友のあるウルトラマンメビウスの主人公、ヒビノ・ミライを演じた五十嵐隼士氏は、芸能界引退後もメビウスを誇りに思ってはいるものの、なかなかそのイメージが抜けず、「役ではなく、五十嵐隼士としてみてもらいたい」という理由が芸能界引退の一因となっている。

「またメビウスを演じてほしい」という意見も多く存在するが、五十嵐氏の発言を考慮してか「ウルトラマンとしてしか見られない」事が嫌で俳優を辞めたのに今でもウルトラマンを求めるのは失礼」という指摘も存在する。五十嵐氏本人も「自分の都合で辞めているので、今更名乗り出るのは後任を担当してくれた福山潤氏へのリスペクトに欠けた失礼な行い」と語っている。一方で「円谷プロからオファーがあれば断る理由もない」とも語っている。


他には同「メビウス」で蛭川光彦(もっと言えば「ウルトラマンネクサスダークザギ/石堀光彦)を演じた加藤厚成氏も、劇中にて『ウルトラマンを徹底的に否定し、最後まで改心しないエゴイスト』としての見事な怪演を見せたが、そのあまりのクズ演技に対し、視聴者だけでなく素の自分を知っている筈の身内にさえも嫌悪感を抱かせてしまったり、後年制作された作品別役に出演した際に、尚も蛭川役のイメージを引きずり続けていた一部の視聴者からあてつけ同然に中傷的な感想を寄せられる憂き目に遭っている。


これは悪役やウルトラ俳優、さらには実写の役者に限った話ではなく、役者を役名呼びすると丁寧に接してくれる役者もいるが、上記のように中にはそれを内心で負担に抱える役者がいるのも事実であり、実際、過去にはそうした心的負担が一因となって最悪の結末に至ってしまった俳優もいる

さらには、原則として顔出しの主演のない声優がバラエティ番組に出演した際、その声優を本人の名前ではなく人気作で演じている役名で呼んだタレントが炎上するという誰も得しない、損しかない事態も起きている。炎上したタレントは悪意もないから気の毒だが、これはそのタレントの注意不足が原因であり、批判されてもおかしくないのだ。


「役者自身を見ていない」、「役と役者は違う」とファンから批判されることにもなるので、役者自身がその役を大事にしていたとしても、繰り返しになるが役者と役はあくまでも別の存在であるということは忘れてはならないしそれをできずに批判されても言い返すことはできない。実際にトラブルでも起こさない限り、どんなに醜い役を演じても罪はないし、逆に人気や評価の高い人物を演じていてもそこでイメージを固まってしまえばかえって役者を苦しめかねないのだ。


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