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概要

神奈川県川崎市多摩区に位置する小田急電鉄小田原線の駅。

隣の小田急乗降数第4位の登戸駅との駅間距離は約600mしか離れていない。


開通当初は東京近郊のみを走る各駅停車の終着駅とされており(1945年6月まで小田急の各駅停車は当駅以東にしか設定されておらず、以西を走る列車はすべて通過駅の設定された優等列車となっていた)、サバー(都市近郊)区間とインター(都市間)区間の境界的な位置づけとなっていた。現在も代々木上原駅から続く複々線区間の末端となっており(ただし登戸~当駅間は用地の関係で上り線のみ2線化された暫定形態となっている)、東京メトロ千代田線からの直通列車は日中はロマンスカーを除いて大部分(平日は全列車)が当駅折り返しとなっている。

千代田線からの直通列車の多くがこの駅まで直通運転するようになってからは、常磐緩行線からでもこの行き先が見られるようになり、そちらの沿線客からは成城学園前ゆき共々見覚えのない駅名に不安を覚えるエピソードも当時あったとか。


かつては駅と同名の巨大遊園地とモノレールが存在し、この駅も乗換駅として発展し賑わっていたが90年代あたりから施設や線路の老朽化問題が表面化、2000年代初頭にいずれも撤去された。現在はその名前だけが残っている。

なお、モノレール線は大阪モノレールなどのいわゆる「日本跨座式」ではなく、日本国内で姫路市交通局手柄山モノレール線との2例のみの採用にとどまった「ロッキード式」と呼ばれる鉄輪補助跨座式が採用されていた。かつてのモノレール跡は自転車置き場になっている。


北口は設立当時そのままの風情ある駅舎が使われており、取り壊されることもないままその形を保ち続けている。2019年には南口駅舎も既存の駅舎に北口のレプリカを外付けするような形で同じ装飾が設けられほぼ対照的なデザインに統一されている。


駅両端にはかつて開かずの踏切が二つ設置されていた。

生田側は間隔も非常に狭く取ってつけたような歩行者への交通手段といった感じだったが、最近撤去され新たに地下通路が作られたためこの問題は解決した。

一方、登戸側の踏切は依然として開かずの踏切が解消されていないどころか、小田急の複々線化によりますます悪化しているという有様である。さらに踏切の場所はスペースが狭く急カーブ上にあるため、生田側と違って地下通路を設けにくい事情もあると考えられる。

余談ではあるが、生田側の地下通路の南側出口を出てすぐの場所にある「jonathan's」は、とあるシリーズにもよく登場するレストラン「joseph’s」のモデルになった場所である。


駅の構造上南北の通り抜けが出来ない構造で、地下通路が作られた生田側はともかく登戸側からだと駅が土地の南北を分断しているのが問題になっている。実際南口はかなり商業施設で賑わう一方、北口側は東急ストアぐらいしかなく閑散としていて落差が非常に激しい。


ターミナル駅の隣という位置づけや、目玉となった施設の撤去が関係して小田急内での需要は低い。

…かと思ったら実際はそうでもなく、専修大学明治大学(いずれも生田キャンパス)という二大大学へ通ずるバスが通っているため学生の乗降数が多く、小田急乗降数17位となかなかに健闘している。

また遊園地があった名残なのか学生向けに配慮したのか駅周りのコンビニスーパー含む飲食店の充実度は登戸と同等かそれ以上であり、隠れたグルメスポットとしても有名である。

さらに川崎市多摩区総合庁舎の最寄駅でもあり、以上のことから多摩区の中心駅と言える。

ちなみに藤子不二雄ミュージアムにアクセスできる4つのルートのうちの一つであり、生田緑地とその中にある岡本太郎美術館最寄り駅でもある。


また、登戸駅との駅間は確かに短いが、それはあくまで距離の話に過ぎない。両駅間を歩いていく際の道のりとなると話は別。

飲食街やバスタクシーが集中して停まるのも南口側であり、南口そのものが内周形の道に囲まれるように位置しているため登戸側から南側のルートで行くとかなりの遠回りになる。

そもそも、通り抜けない駅の構造や上述の開かずの踏切の事情も重なって登戸側からだと途中のトンネルを通り抜けないと北口にすら行くのも一苦労だったりする。

結局距離が近いと言ってもその複雑な地形の関係で(特に南口方面は)歩いていくよりも小田急で登戸から一駅乗った方が断然効率が良い。このように実際は全然いらない子なんかじゃないのだ。


駅南側の飲食街を抜けた先には住宅街も多く立ち並ぶが、ターミナル駅も近いためか意外と土地価も高め。


現在は全列車通過となっているが、実は新松田駅と共に初のロマンスカー途中停車駅であった。2000年代になるとその本数は朝の下り数本と夜の上下数本に限定され、2018年に完全通過駅となった。優等列車は急行通勤急行通勤準急準急が停車する。


駅構造

島式2面4線の地上駅。

小田原方に留置線があり、主に千代田線直通の列車が当駅で折り返す光景が見られる。

上りは主に3番乗り場が急行線、4番乗り場が緩行線が使用するが、急行が特急や快速急行の待ち合わせの際は4番乗り場に停車して、次の登戸駅で退避する。また向ヶ丘遊園始発列車も配線の関係上、3番線を使うことが多い。

なお、当駅の接近メロディーは藤子・F・不二雄にちなんで下り1・2番線が「キテレツ大百科」より「はじめてのチュウ」、上り3・4番線が「ドラえもん」より「ドラえもんのうた」となっている。


乗り場上下行先備考
1・2下り唐木田相模大野藤沢小田原方面
3上り新宿・(千代田線)大手町北千住・(常磐緩行線)取手方面急行線
4緩行線

利用状況

  • 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は51,916人である。
  • 小田急の駅では17位。全ての列車が停車する小田原駅より多い。
    • 但し、本厚木駅~新宿駅の急行停車駅の中では最も利用者が少なく、急行の止まらない鶴川駅よりも少ない。

利用状況比較表

年度乗降人員増減数増減率順位
2008年(平成20年)度64,306人18位
2009年(平成21年)度64,166人-140人-0.2%18位
2010年(平成22年)度64,119人-47人-0.1%18位
2011年(平成23年)度64,180人+61人+0.1%17位
2012年(平成24年)度64,385人+205人+0.3%18位
2013年(平成25年)度65,515人+1,130人+1.8%18位
2014年(平成26年)度64,411人-1,104人-1.7%18位
2015年(平成27年)度65,774人+1,363人+2.1%17位
2016年(平成28年)度66,684人+910人+1.4%17位
2017年(平成29年)度67,522人+838人+1.3%17位
2018年(平成30年)度67,518人-4人-0.0%17位
2019年(令和元年)度67,384人-134人-0.2%17位
2020年(令和2年)度41,442人-25,942人-62.6%20位
2021年(令和3年)度45,891人+4,449人+9.7%19位
2022年(令和4年)度51,916人+6,025人+11.6%18位

隣の駅

種別前の駅当駅次の駅備考
通過
通勤急行新百合ヶ丘駅向ヶ丘遊園駅成城学園前駅平日朝新宿方面のみ
急行登戸駅向ヶ丘遊園駅新百合ヶ丘駅
通勤準急生田駅向ヶ丘遊園駅登戸駅平日朝千代田線方面のみ
  • 準急
  • 各駅停車
登戸駅向ヶ丘遊園駅生田駅

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小田急電鉄 小田原線 神奈川県内の駅一覧

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