「一番 想っている人を 忘れる事の 一体どこが幸せなのよ!!」
演者一覧
CV
桜井智(1996年版アニメ) …ちなみにアニメ以前のCDブック版では薫を演じていた。
山根綺(2023年版アニメ)
実写
鈴木梨央(舞台)
人物
身長149cm、体重37kg。1863年(文久3年)11月生まれ。射手座、血液型B。初登場時16歳。趣味:蒼紫様探し。一人称は「アタシ/私」。
「蒼紫様」こと四乃森蒼紫に恋するおてんば娘。元気で少々乱暴。
作者によれば剣心を好きにならない女の子をコンセプトにしたという。
また、剣心と薫が別れて暗い話になったため、物語を明るくするムードメーカーというコンセプトもある(なお京都編前半以上に暗くなった人誅編でも操の東京到着から物語の好転が始まっていたりする)。
幕府瓦解後しばらくは蒼紫と4人の御庭番衆とともに旅をしていた。
その後蒼紫らが京都の御庭番衆の拠点である葵屋を出る折、幼少の操は一人翁らのもとへ預けられ、愛情を受けて育つ。
明治11年に蒼紫らを探している時、京都に向かう道中の剣心に出会う。
その際、剣心が蒼紫らと面識があることを知り、彼らへの手がかりと見て付きまとう。
その後、新月村での事件で志々雄一派のことを知り、以降は剣心の協力者として共に戦う。
御庭番衆と蒼紫が反目した際は自ら頭目として立ち京都御庭番衆を束ね指揮した。
人誅編では薫より依頼を受け巴の日記帳を京都から東京へ届ける役割を担う。(実写版では、薫の依頼ではなく蒼紫と操の独断で届けることになる。2人の性格を考慮すると、おそらく操のお節介を蒼紫が黙認したと思われる。)
御庭番式苦無術と、般若譲りの御庭番式拳法を使いこなす実力者。蒼紫もまた彼女の強さを認めている。作中で「世が世ならくノ一として蒼紫様の力になっていた」と自称していたが、強ち過大評価でもなさそうだ。
必殺技は貫殺飛苦無と般若直伝の怪鳥蹴り。飛苦無を応用して水中の標的を射る「川蝉の嘴」と呼ばれる技も使う。
かなりの俊足であり、その速さは剣心が走りで追尾をまけなかったほどである。
実写版では苦無を使う場面は殆どないものの、その分拳法家としての側面がクローズアップされており、志々雄や縁の配下達大人数の敵を相手に一人で大立ち回りを演じてこれを撃破。
更には、敵兵の落としていた鎌二本を拾って回転剣舞を放ち、八ツ目無名異に決定打を与えるという凄まじい戦果まで上げており、その実力の高さを存分に見せつけた。
16歳だが、年齢より年下に見られることを気にしている。
幼く見られたり作者に「体を少年のように描いている」発言されたりしているが、その反面作中では露出度の高い衣装や着替えを心配されている(モブと違って操を女の子扱いしてくれるみんな優しい…)。
忍び装束とは別に、飾り帯のついたオーソドックスな甚平を普段着として持っている。弥彦からは「変な恰好」と密かに思われていた(似合っていて違和感を感じ難いが、言うまでも無く甚平とは本来男性用であり、バリエーション及びファッションの嗜好が増えた現在と比べて明治にこれを着ていた女性など極めて少数派であったであろう事を考えると、弥彦のこの感想は当然と言える)が、露出度が高めの忍び装束で町中を歩くよりマシな方である。「年頃の娘が太もも出すなでござる」と言ってた剣心もこれには問題視してなかった。
一応この格好でもきっちり苦無は携行している辺りは流石である。
ちなみに実写版では忍び装束でも露出は減って史実らしい装い。
二色ページでは忍装束を赤に塗られていたが、WJに初めて出たカラーでは忍装束は青であり、最終的に濃い灰色の忍装束に桃色の帯で落ち着いた。
ファンアートでは原作よりも胸を大きく描かれる傾向にある(原作でも声を使った色仕掛けは得意な設定)。
人間関係
最愛の人。彼が志々雄一派と手を組んだときは敵対する覚悟を固めたが、紆余曲折あって戻ってきてからは、以前のようにつきまとっている。蒼紫の方はほぼ無視しているが、内心では大事に思っている。
京都に戻る際に偶然旅の連れとなり、新月村を訪れた後に葵屋に到着。
以降は彼のことを「緋村」と呼んでいる。
剣心を追って京都に来て以来すっかり仲良くなり、「薫さん」と呼んで姉のように慕っている。十本刀襲撃時には(本来タッグパートナーに選ばれていた)弥彦といったん別れた薫と組んで本条鎌足撃破に成功した。
その後も薫が東京に帰る際には涙を浮かべたり、六人の同志に殺されたと知って大泣きするなどかなり彼女のことを大事に思っている。
若年層の行動派コンビということで、人誅編では二人で行動するシーンが多かった。
(作者が少年と年上の女性のコンビが好きというのもあるが)
なお、平成アニメ版では弥彦と対決したことがあり、操が圧倒した。
原作では年上だが見た目や言動がアレのため好意的には見ておらず、剣心から「最も頼りにしている男の一人(志々雄との決戦にも同行させている)」と聞いていたにもかかわらず実力を正しく評価していなかった。今までは「人のコト、イタチだの言うヤなだけの奴かと思ってた」とのことだが、四神・白虎を圧倒する左之助を見て「結構スゴいじゃん」に評価が変わった。そもそも描写されている範囲では操と左之助がまともに行動を共にしたのは人誅編終盤だけなので、それまで実力を認める間がなかったとも言える。逆に四神との戦いで斎藤の代わりに名乗りを上げた時は、左之助から「お前は足引っ張るからいらねェ」と引っ込んでいるように忠告されている。
平成アニメ版では京都編以降もアニメオリジナルで行動を共にした事で原作よりも長い付き合いになったため、原作に比べると悪友と言って差し支えないほど仲良くなっている(操の入れ知恵に左之助が乗って薫に一目ぼれした画家を剣心にけしかける回があるほど)。
彼の言動に対して操がキレたりツッコミを入れたりしており、最終決戦だというのに雰囲気が随分と和らいでしまっている。
関連イラスト
関連タグ
武藤カズキ:同作者による操がモデルとなったキャラ。
リムルル:作者の趣味から元ネタと思われがちだが、実は強いて言うならユリ・サカザキと単行本で明かされている。だが、旧アニメ版ではリムルルと同声優のキャスティングとなった。ややこしいことに新アニメ版では三条燕がリムルルと同声優のキャスティング。
チウ:同誌の登場人物。「同門に恋をしている未熟な拳法使い」「凄腕の老人の元で育てられた小柄で勝気なキャラクター」「(後に盲目になる)残虐な敵に殺されそうになるが、周囲の人間たちによって女性と子供たちを殺され絶望していた男性に助けられる」など類似点がある。