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ファイナルファンタジー14に登場する獣人の別名。

概要

概要

独自の文化圏を持つ獣人族に対する別名。英語表記は「the beast tribes」。


元々はガレマール帝国で使われ始めた呼称で、蛮神召喚を行った種族を指していた。蛮神殲滅を国是としているガレマール帝国にとって蛮神を召喚する行為は絶対悪であり、これをする種族は未熟で汚らわしい未開の蛮族なのである。

これがエオルゼアに伝わり、同じく蛮神召喚を行った獣人をこう呼ぶようになった。


しかし現在ではこの意味もブレてきており、ガレマール帝国では選民思想が極まった結果、蛮神云々に関係なく生粋のガレアン人でない者全てを指すようになっている。

エオルゼアでも蛮神召喚の有無に関係なく、単純に主要なヒト種族でない獣人全般を蛮族と呼ぶ傾向がある。


蛮族と定義された種族は、ガレマール帝国では当然ながら弾圧の対象になっている。

エオルゼアでも地域によっては忌み嫌われており、例えばウルダハは一部のマムージャ族を除いて「獣人排斥令」によってウルダハの都市への出入りが禁じられている。

リムサ・ロミンサやグリダニアではそこまで明確に排斥されていないが、種族によってはまず「敵対種族」として警戒される事はある。リムサ・ロミンサではサハギン族はまず警戒される他、コボルト族も警戒の対象である事が多い。一方キキルン族は都市内にも確認される。

ただしモーグリ族はどの都市にもいる(ゲームシステムの都合もあるが)。


蛮神の信徒(テンパード)となった蛮族は、蛮神の召喚や維持のためにクリスタルを強奪したり、新たなテンパード候補を誘拐するなどといった事件を引き起こすため、エオルゼア各地で大きな問題となっている。

そのため蛮族そのものをモンスターと同列の野蛮な存在とみなす人間も多く、人間と蛮族の対立は年々深まっている。


一方、蛮族の中にも様々な派閥が存在しており、特にテンパード化していない蛮族の中には人間との友好関係を望む者もいる。

彼らとの出会いと物語は「蛮族クエスト」を通じて語られ、様々な依頼を通じて友好関係を高めていく事となる。友好関係を最大にするとエクストラクエストが発生し、改めて彼らとの絆の強さを見る事ができる。


なお、ガレマール帝国から見るとエオルゼアは「未開の地」である為、純血主義者のガレアン人は帝国属州の民も含めてエオルゼアの民を「蛮族」と見なしている。


漆黒のヴィランズ」パッチ5.4にて、長年問題となっていたテンパードの治療法が確立。

これにより正気を取り戻す獣人族が増え、精神汚染から回復した獣人族の主勢力が呼応した事で、「種族を超えて同じ星に生きる者の同盟」として「グランドカンパニー・エオルゼア」が実現する。


暁月のフィナーレ」終盤、終末の厄災の根源へと至る事を目的とし、「正しい形での神下ろし」を執り行う為、各地の獣人族の代表が集結。

星海の中心、年月をかけて蓄積されたエーテル──マザークリスタルを、魔導船ラグナロクに運んで動力とすべく、彼らが祈りを捧げた「神々」が顕現。その助力により、光の戦士は最終決戦の地へと向かう。


「漆黒」終盤以降、プレイヤーサイドと協調路線を歩む展開を受け、「蛮族クエスト」の名称に対してフォーラムで変更を望む意見が出されていた。

そして2022年2月19日の生放送「第68回プロデューサーレターライブ(PLL)」にて、吉田P/Dがこれに関したコメントを拾い、変更を検討すると発表。パッチ6.25から「友好部族クエスト」となった。

なお作中での関係性や状況もある為、「蛮族」という単語を全て一括で修正するものではない。


主な種族

主な種族

新生エオルゼア

ルガディンに勝るとも劣らない屈強な肉体を持つ竜人型の遊牧民族。

ザナラーンの東に広がる大草原パガルザンを本拠地とし、ウルダハとの対立からザナラーン南部のザハラクにも陣屋をおいている。

総じて質実剛健で武人肌な者が多く、日本語版では四字熟語を使った厳かな話し方をする。

金属加工にも優れており、意外と器用。肉弾戦だけではなく魔法も良く行い、高位の司祭が執り行う伝統的な儀式を重要視している。

奉じる蛮神イフリートにテンパード化されて依存する者が大勢を占めるが、神に縋ることを軟弱と考える一派「灰の一党」が存在する。燃え上がる炎の如き至強を追求する彼らとプレイヤーは出会い、種族の垣根を超えた「燃え上がる魂」を認め合い、共に戦う道を選ぶ事となる。

パッチ5.5にてインスタンスダンジョン「黄金平原パガルザン」が実装。テロフォロイの強襲を受けたアマルジャ族を助け、終末の獣・ルナバハムートを討滅した事により、同地のアマルジャ族はエオルゼアとの同盟に応じる事となった。

第一世界ではふさふさの鬣を持つ温厚な種族「ズン族」として登場。クリスタリウムの街でアマロを飼い慣らし、移動手段に用いている。人間の都市の外部で生活している様子が無く、完全にクリスタリウムの一員として定着していることから、第一世界では蛮族ではなくヒト族の一種として数えられている模様。後述のドワーフ族(ララフェル)が蛮族である事も併せ、ヒトか蛮族かの違いは歴史の流れによってどちらにでも転ぶ程度の違いでしかない事を示す一例。

甲冑を着込んだモグラのような風貌を持つ種族。間延びした台詞が特徴で、意外と可愛い。

平時は坑道を掘って暮らしており、非常に高度な冶金術や板金加工術・錬金術を持つ。モンスター「ボム」の生成と使役も得意とする。

厳しい縦社会の中で生きており、権力闘争も激しい。全ての個体は「師団」と呼ばれるグループのいずれかに属しており、その師団は明確な上下関係が存在する。

名前は「ピックマン789ギ・グ」のようにミドルネームとして数字が入る。この数字は所属する師団の番号を表しており、同じ師団に属する個体は全て同じ数字を名前に持つ。

この数字が若いほどエリートであり、逆に数字が大きいほどダメダメ(コボルド談)。作中時点で789が最も数字の大きい=一番底辺の師団である。中には「明日から本気出すーよ」という本当にダメダメのコボルドもおり、プレイヤーは成り行きで彼らの手伝いをする羽目になる。

本拠地はバイルブラント島の北部にあるオ・ゴモロ火山の近辺。コボルド族が先住していたところに、後にリムサ・ロミンサを建国する人間が入植してきたという関係上、リムサロミンサとは「海洋資源は人間に、鉱山資源はコボルド族に」という不可侵の協定を結んでいたが、第七霊災後に地下資源を巡って衝突し、自衛の為に蛮神「タイタン」を召喚するほどに追い詰められていた。しかしパッチ5.4にて、その関係は大きな変化を迎える。

第一世界では鍔広帽子がオシャレな種族「モルド族」として登場。アム・アレーンにて「みんながほしいと思わなくても、誰かがほしいと思えば、それを拾う」という仕事に没頭している。光の氾濫以前に当地にあった王国・ナバスアレンの重要な一員でもあり、現在でもアム・アレーンの人々とは極めて友好的。

バイルブランド島沖の蒼茫洋に都市を築き、女王を中心とした母系社会を築く魚人系水棲種族。水陸両生だが、幼い内はエラ呼吸ができないため陸地で繁殖する。女王から賜る卵によってのみ繁殖できる為、子は必然的に「宝」である。

第七霊災によって産卵地が壊滅した為、新たな産卵地に適した沿岸をめぐり、リムサ・ロミンサと衝突を繰り返してきた。中には人間の海賊と結託するものもいる。

一方、種族存亡を賭けたこの時期に人間と対立するのは好ましくないと考える穏健派もいる。種族は違えど「宝」たる人間の子を助けたサハギンをきっかけとし、プレイヤーは親から子へと繋がってゆく物語を追う事となる。

「暁月のフィナーレ」ロールクエストにて、融和を求めるメルウィブ提督によって新たな産卵地を確約された事で、人間との関係に大きな変化が生じる事となった。

第一世界ではユールモア近海に生息する「オンド族」として登場。積極的に人と関わりを持ちたがらないが、彼らにとって希少な農作物と引き換えに海産物を取引しようとする。原初世界のサハギン同様にオレンジが大好物で、何とかして海の中で育てられないか考える者もいる。

なお住居は海底であり、人間との取引などで用がある時のみ地上に上がってくる。産卵も海底で行われるため、原初世界のサハギン族と違い、こちらはエラ呼吸の方が基本のようだ。

ちなみに暁メンバーが第一世界で活動していた時、彼らに最初にコネを作ってきたのはカナヅチのアルフィノである。どうやって接触したんだ?

細長い胴体に角の生えた鳥のような頭部を持つ鳥人種。ヤンキー気質で、ガラの悪い喋り方が特徴。喋り方のせいでヒトに友好的でないと思われる事が少なくないが、友好的な派閥でも喋り方だけはかなり乱暴なので、これが標準のようだ。

かつては空を飛ぶ翼を持っていたが、約500年前に支配していた黒衣森の精霊の怒りをかい、大渓谷ゼルファトルに追われてから、環境の変化によって遺伝子異常が発生。先天的に風切羽を持たずに産まれてくるようになってしまった。

これを補うように気球の開発・運用技術を有しており、シドがエオルゼアに亡命する以前は彼らの技術がエオルゼアの飛空艇に使われていた。

浮遊大陸アヤトランの出自である伝説が伝わっており、新型飛行船を組み立てて故郷への回帰を目指す一派「エカトル空力団」が存在する。ひょんな事でプレイヤーは彼らに関わり、夢へ向かって飛ぶ為の飛行船の完成を目指す事となる。

その後インスタンスダンジョン「博物戦艦フラクタル・コンティニアム」で出自が明らかとなり、アラグ帝国が開発したキメラ兵器の末裔である事が判明した。上述のキメラ生物研究所は浮遊する大陸である「魔大陸アジス・ラー」に存在するため、浮遊大陸アヤトランの伝説の由来も明らかになることとなった。

木の葉をまとった妖精のような姿を持つ、黒衣森を本拠地とする種族。某帝国人曰く「野菜」。

性質は悪戯好きで無邪気な子供そのもの。だがその悪戯が度を過ぎる事もあり、時にヒトとの倫理観の違いから陰惨な事件に発展する。

森に対する縄張り意識が強く、自身より強大な人間を警戒している。特にガレマール帝国の侵攻によって縄張りが侵された結果、自衛の為に雷神「ラムウ」を召喚してテンパードとなった「悪い子シルフ」は排他的かつ攻撃的になっている。

本来は臆病だが温厚な性質であり、人間に友好的な一派も存在する。メインストーリーでは大いに関わる事となるほか、千年に一度生まれる貴重な個体「御子ちゃま」を巡る物語が展開される。

蛮神召喚を行った蛮族ではあるが、イタズラという形ではあるもののヒトと能動的に関わろうという姿勢があり排他的ではないこと、信仰する神ラムウが調和を是とし無条件に他種族を排斥する性質ではない事から、これでも蛮族の中では比較的話が通じる方だと言われる事がある。ただそれでもテンパードになってしまった個体と話をするのは無駄であるが…。

ちなみに作中確認できる限りでは、獣人の中で唯一「暁の血盟」に所属したことがある。

白いぬいぐるみのような愛くるしい姿をした森の民。故あってコキ使われた某竜騎士は「醜い白豚」「ビーバーの突然変異」と辛辣な評を下す。

悪戯好きだがヒトに対して友好的で、主要都市などで社会に溶け込む姿がしばしば見られる。

もともとはイシュガルドの浮島「ドラヴァニア雲海」に住んでいた種族であり、天変地異によって一部が黒衣森に移住。それぞれの部族は微妙に特徴が違うが親戚のようなもので、後に交流を開始することになった。

意外と手先が器用で、ドラヴァニア雲海の部族は聖竜フレースヴェルグと盟約を結び、「白亜の宮殿」の修繕を引き受けていた。プレイヤーは荒れ果てた広場を修復し、失われた竜と人の絆を取り戻す手伝いをする事となる。

多くの個体は姿を消す魔法を常用しているらしく、モーグリ自身が魔法を解除して姿を見せない限り、魔法を見破れるほどに魔法的素養のある人物以外は姿を見る事ができない。黒衣森の個体は他の一般人が見えていない中で光の戦士は何もせずとも見えていたが、ドラヴァニア雲海の集落では当初光の戦士を含めて誰もモーグリ族の姿を見る事ができなかった。


西方の新大陸にある「マムージャ蕃国」からエオルゼアに渡ってきた、リザードマンのような風貌を持った種族。本国では「連王」と呼ばれる双頭の王による統治がなされており、姿かたちによって複数の部族に大別されるという。

その能力から傭兵を生業とする者が多く、獣人排斥令が出ているウルダハでも滞在を認められている。しかし、仕事にあぶれた者が野盗と化すケースもある。

非常に独特な文化を持っており、湯浴みに際しては踊りを踊るならわし。しかしあまりに卑猥だとして温泉地では出禁を食らっている(一方で好事家からは大好評を得ている)。

拡張ディスク第5弾「黄金のレガシー」では、新大陸こと「トラル大陸」が舞台となると発表。トレイラーでその姿が描かれ、「連王」ことグルージャジャも登場した。


蒼天のイシュガルド

高地ドラヴァニアに、「塚」と呼ばれる土製の高層建築物を形成して暮らす虫人型の狩猟民族。「シシシシシ」という鳴き声が特徴で、武器として火砲を使用。ドラゴン族の脅威から身を守る為、彼らが嫌う特殊な香を焚いて自衛している。

種族全ての個体の精神が「繋ぎ止めし者」を中心につながっており、故に高い統率力を持つ。

ただ稀にその精神ネットワークから離脱して自我を獲得する「分かたれし者」がおり、彼らは塚を離れて集落を形成している。

「分かたれし者」の分かたれ具合にも個体差があり、自我を獲得したが完全に分かたれていない者は何らかの切っ掛けで再び「繋ぎ止め」られてしまう事もあり得る。

ある時、分かたれし者の集落からもさらにはみ出ていたある個体がテイルフェザーの集落にて盗みを働き取っ捕まって光の戦士のお世話になった事を切っ掛けに、「人々から依頼を受けて報酬を貰う事で他所の物資を手に入れる」事を学ぶ。

これを「冒険者」だと教えられたこの個体は集落に戻り「冒険者ギルド」を設立し、光の戦士は彼らの自立を手伝いつつ現地民やドラゴン族との縁を取り持つと共に、分かたれる事を許さない「繋ぎ止めし者」との争いにも抵抗していく事となる。

アバラシア雲海を住処とする、鳥の頭部にふわふわ羽毛、ずんぐりとした胴体を持った種族。ただし自力では飛べず、サヌワという空飛ぶ蛇を移動手段にしている。生息地のアバラシア雲海の植物等がなんでもかんでもビッグサイズなので分かりにくいが、総じて3m前後になる巨体である。

物事を語る際は何かと形容を交える、大空を流れる雲のように雄大な語り口が特徴。また占いやしきたりを重要視し、文化や慣習は南洋風である。

踊りをコミュニケーションツールとして発達させており、同族間での闘争では「太陽の踊り」による踊り比べを行う。この踊りによって威圧された方が逃げ出す形でトラブルが終息する事が多いが、武力衝突も無い訳ではない。

蛮神ビスマルクを信仰する排他的な一派と、その蛮神を神の偽物として忌避する一派がある。このうち後者はイシュガルドから派遣された駐留部隊と友好関係を築いており、物品や食料の交換を行っている。

プレイヤーはとあるバヌバヌの美少女(!)を助けた縁で、彼らが新たな浮島に作った村の発展を手伝う事となる。

なお、獣人が人語を話すのかどうか明確にされていなかった中で、バヌバヌ族は明確に「エオルゼア共通語を話さず独自の言語を使う」と明らかにされている。イシュガルド民を始めとしたヒトと会話ができるのは、エオルゼア共通語を覚えた一部の個体に限られる。ただしプレイヤーである光の戦士は「超える力」によってバヌバヌ族のどの個体とも意思疎通ができる。

コボルドに似た体格をした、奇妙なマスクを付けた種族。外見だけでは性別が解らないが、名前から判断できる。(末尾がix=男性、ox=女性)

商才や機械技術などに秀でた能力の者が多く、ヒトと協力関係にある個体も存在する。低地ドラヴァニア、シャーレアンの植民都市跡に築かれた街「イディルシャイア」には、ゴブリンを始めとして種族を問わず多くの人々が集い、賑わいを見せている。

その一方、科学信仰を掲げる過激派「青の手」が存在。蒼天編メインクエスト終了後、彼らが起動した「機工城アレキサンダー」を巡り、プレイヤーは時空を超えた因果に挑む事となる。

ドラヴァニア地方に多く生息する種族。知能を持たず野生のままに生きる個体もいるが、一定以上の大きな個体は知性を持つ。

全てのドラゴン族は「幻龍」ミドガルズオルムの子である7体の竜・七大天竜のいずれかを祖としており、エオルゼアに住むドラゴン族は大別して「邪竜」ニーズヘッグの眷属と、「聖竜」フレースヴェルグの眷属である。

イシュガルドが千年に渡って争っている怨敵であるが、イシュガルドを積極的に襲っているのはニーズヘッグの眷属である。フレースヴェルグの眷属は積極的にヒトを襲っていないが、当初は友好的という訳でもない。

モーグリ族との友好クエストではドラゴン族とも深く関わる。モーグリでは手の届かない所の助力を頼んだり、ドラゴン族からの個人的な依頼を受けたり贈り物をしたりして友好を深め、かつてあった「ヒトとモーグリとドラゴンの友好の証」を再現するに至る。


紅蓮のリベレーター

ヤンサ地方の大河・無二江流域にはるか昔から住んでいた種族。名前の通り、ナマズをデフォルメしたような風貌を持つ。歩くときも特徴的なキュッキュ音がする。

のっぺりしてとぼけた顔つきだが、中にはやけに鋭い目つきをした個体もいたりする。

概ねヒトには友好的だが、人に馴染めない古風な個体が野盗となる事も多い。長らく人と疎遠だったため、人々から忘れ去られ、行き違いを起こしていることもある。

プレイヤーは天啓を得たとあるナマズオから、一族が滅亡する前に執り行うべき「大鯰大祭」の実行委員会に協力。モノ作りや資材集めを手伝う事となる。

紅蓮編におけるマスコット的な存在で、世界設定班の織田万里氏のお気に入り。後に絵本「ナマズオとだれもみたことのないもの」が上梓された。

第一世界にはナマズオ族に相当する獣人は見られないが、ラケティカ大森林にて見つかる古代ロンカ帝国の遺跡にはヒト族やキタリ族がナマズオ族と見られる種族と交流を持っていた事を示すものが見つかる。

ギラバニア辺境地帯の山岳部「ヴィルジャラの涸れ谷」に生きる、半人半蛇の種族。単為生殖により子を成し、女性のみで構成される。

魔法により金属から美しい装飾品を生み出す事に長け、優れた彫金師としての一面を持つ。

元々は美を愛し、戦闘を苦手とする非好戦的な種族。このうち大勢を占めるカリヤナ派は、族長の娘を帝国軍に人質に取られた上に行き違いで殺されてしまい、嘆き悲しむ族長が救いを求めて美神「ラクシュミ」を召喚してテンパード化してしまった。

これに異を唱え、ガレマール帝国のアラミゴ侵攻に際して、ウィルラ派と呼ばれる一族は自衛の為に武器を取り戦う道を選んでいる。

プレイヤーはアラミゴ解放軍に参加した、若きアナンタ族の少女と知遇を得る。ウィルラの族長である母の後を継ぐ前に、解放軍の関所を発展させようと奮闘する彼女と仲間を助け、様々な依頼を引き受ける。

紅玉海に暮らす、二本足で歩くカメのような姿をした種族。のんびりとした口調で話す。

八百万の神を信仰し、神の依り代となる物品、取引による人との「縁」を大事にし、宝物を収集して集落の宝物殿を満たすことを信仰の証とする習慣がある。

現在では温和な「碧甲羅」と過激な「紅甲羅」の2派に分かれる。このうち紅甲羅は早々に帝国軍に協力する一方、神の存在を認めない帝国に面従腹背する形で宝物を集め続けている。

本編においてプレイヤーは碧甲羅の一族と関わりを持ち、ドマ解放に向けた協力をとりつける。蛮族クエストでも彼らに協力し、付喪神が宿った不思議な人形と共に、一人の朴訥なコウジン族の男と共に「縁を結ぶ」道を歩む。

「八百万の神」を信仰し特定の一神教ではないが、作中ではとある神器に宿った神を呼び下ろす形で紅甲羅族が蛮神「スサノオ」を召喚している。

名前は日本語版では「ブンチン」「ソロバン」「カブト」など、何かしらの道具の名前である事が多い。

  • 人狼/信仰対象:???

ヤンサ地方に生きる、狼のような風貌を持つ半人半獣の種族。

戦に長けた武の民として知られており、長らくドマの君主に仕えた歴史を持つ。しかしドマが帝国属州となってからは家族を人質に取られた上で帝国軍に徴用されており、これに反発して野盗になった者も少なくない。

メインクエストでは人狼族の百人隊長・ハクロウが登場。ドマ解放の報を知らされないままエオルゼア軍事同盟との戦いに打って出るが、アルフィノの説得と光の戦士との一騎打ちを経て和解、内部からの切り崩しに貢献する。

またクガネには義賊的な行動を行う盗賊の人狼族がおり、プレイヤーは事件屋武辺者たちと、名刀・ソボロ助広を巡る壮絶な「取り逃げ」を目の当たりにする事となる。

アライアンスレイド「リターン・トゥ・イヴァリース」に登場。初出はFF12

鋭い口吻が特徴的な、二足歩行のトカゲのような種族。寿命は人間よりも長い。

鱗のような表皮は毛が硬化したもので、位置づけとしては爬虫類ではなく哺乳類に近い。それ故にバンガにとって「トカゲ」呼ばわりするのは最大の侮辱に当たる。

東州オサードのダルマスカ王国で人間と共存していたが、帝国の侵攻を受けて国は属州化。その外見から蛮族と蔑まれて弾圧で数を減らし、数少ない生き残りのほとんどは犯罪者に零落している。「RtI」に登場するバッガモナン一味も、元を正せばダルマスカ王家に仕えた銃士だった。

イヴァリース関連ではこの他にもシーク族が存在しており、敵性NPCとして登場する。


漆黒のヴィランズ

幼くして亡くなった子供の魂が変転した存在とされている、小さな妖精の種族。本拠地は妖精郷イル・メグ

誰もが一目置くほど強力な魔法が使える一方、精神年齢が全体的に低く悪戯好き。種族全体としては快楽主義の傾向が強く、中には命に関わる悪戯も平気で行う。人間に魔法をかけて「草人」に変えてしまうなどは序の口だが、唯一ジャイアントビーバーだけは恐怖の対象となっている。ガウガウ。

一部は夢の中で訪れることができるテーマパーク「リェー・メグ」を運営している。プレイヤーはリェー・メグの拡張を手伝う傍ら、ある一人の孤独なピクシーを巡って物語が展開する。

なお、便宜上蛮神として妖精王ティターニアが挙げられているが、これは神降ろしの儀によって召喚されたエーテル体ではなく、実在する妖精の中の一個体である。ただ妖精王の座を継ぐと強大な力を得ること、さらに作中で登場した個体は大罪喰いを倒した関係で自身が大罪喰い化しており討滅するしかない状態だったため、便宜上蛮神として扱われているものである。

ちなみに下記のン・モゥ族も同様だが「妖精語」と呼ばれる独自の言語が作中でいくつか出てきている。ただし妖精語が原因で人間との会話が成立していない場面は確認されておらず、古い言葉として存在しているだけで、通常の会話はヒトと同じ言語を使っている模様。またヒトの側もある程度妖精語を理解しているものも多く、リーンの名前は妖精語に由来している。光の戦士は「超える力」があるので妖精語が分からなくても会話に支障が出る事は無いが、妖精語で書かれた文章は読めないようだ。

水死者の魂が変転した存在とされている、二足歩行のカエルめいた種族。

フッブート王国の滅亡後、谷間に大量の水を呼び寄せて巨大な湖を形成。水妖幻園ドォーヌ・メグを創造し、本拠地としている。

ピクシーと同じく遊び好きで、危険度は輪をかけて高い。人間を水に引きずり込んで仲間にしてしまう事しばしばで、あるアイテムを求めて来た光の戦士改め闇の戦士も例外ではなかったが、光の戦士(とアリゼー)はコウジン族のまじないで水中でも活動できる体質になっていたため、仲間とはぐれただけで特に溺死もせず帰還できた。

今は亡き古代の人々によって、お手伝い用に作り出された、犬のような顔を持つ小柄な獣人型妖精。同じくイル・メグの「プラエンニ茸窟」を本拠地とする。

人間に頼られることを喜びとし、等価交換による労働に自己の価値を見出している。その為「困っている人間にお願いされる」と嬉しさのあまり我を忘れて取り乱すほど。なお「等価交換」と言う部分にもこだわりがあるらしく、労働に対して対価が足りない時はもちろん、多すぎる対価を払われても機嫌を損ねる。

ピクシー族ほど強力ではないが、理論的な魔法を得意とし、魔法の知識が深い。

  • キタリ/信仰対象:オキス・ダラン

原初世界のキキルンに似た姿の鼠人種。地下と冥府の神オキス・ダランを信仰している。

平均寿命は20年ととても短く、5歳ともなれば成人とされる。短命な種族であることから記録術に秀でており、それをかわれてロンカ帝国で書記官の一族として記録管理を任されていた。ロンカ帝国が滅んでからはその記録をラケティカ大森林の地下へと保管し、人前から姿を消していた。

同じくラケティカ大森林に住むヴィース族とはかつて交流があったが、ヴィース族が数百年になる長寿種族である事から古株ならば交流があった当時の事を覚えている人物がいる一方、キタリ族にとっては6~7代も前の事になり記録でしか当時を知らないという感覚のズレがある。

プレイヤーはロンカの遺跡を調査するルリ氏族の親子と遭遇。一族の小史と知恵が刻まれた「キタリの石碑」の発掘作業の助けとなる物資を集めつつ、親子2人の歴史に対する異なる見解に耳を傾け、歴史の謎に迫る。

原初世界のララフェルに該当する種族で、フルフェイスヘルメットを常時被る風習を持つ。このヘルメットおよびマスクは親族以外の前で脱いで素顔を見せる事は極めてハレンチな事だとされている。

代々伝わる厳しい掟を守っており、都市部ではめったに見る事がない。機械工作や地質学・採掘技術に秀でた種族で、酒と歌をこよなく愛する。

大半はコルシア島の山脈にある集落で閉鎖的な生活を営んでいるが、闇の戦士との交友をきっかけに「機械工学の技術で人々の暮らしに貢献できないか」と思い立ち、レイクランドに進出を果たした一団も存在する。プレイヤーは彼らの工房の協力者となって様々な部品を製作しつつ、名工ワッツが考案した「ドワーフ戦車」の完成を目指す。

片手を上げつつ斜めに体を伸ばすポーズで「ラリホー!」と言う挨拶がお決まり。これはプレイヤーもエモートアクションとして習得できる。


暁月のフィナーレ

  • マタンガ/信仰対象:マヌシャ神群・ムリガ神群

サベネア島に暮らす、象の顔を持つ獣人。総じて大柄で、色鮮やかな服を身にまとう。

紅蓮編においてはアジムステップにてエネミーとして登場していたが、こちらは獰猛な性格故にサベネア島から追放された「ガジャースラ族」。これと区別して「アルカソーダラ族」と呼ばれ、強い力と高い知性を持つ。

サベネア島の先住民族であり、後に流入してきたアウラやヒューランなどの異民族と交流・融合した結果、色鮮やかで独自の文化を形成した。人の姿をした「マヌシャ」と獣の姿をした「ムリガ」の神群を信奉し、マヌシャの中でも三姉妹神はそれぞれ「富」「知恵」「技巧」を司る事から人気が高い。

パッチ6.15でクエストが実装。終末の災厄で炎上したヴァナスパティ樹海から移住したアルカソーダラ族の中でも、「はみだし者」として疎外されていた若者グループがヒッポカート(カバに牽かせた車)での爆走を開始。事故になる前に声かけを頼まれた光の戦士はリーダーの「姉御」ことトルナに接触し、新天地で生計を立てる為にスピードを売りにした運び屋「ヒッポライダーズ」が結成されるのであった。

なおサベネア島にもガジャスーラ族は残っているが、意図的に文明的な生活を放棄し野生で生きているため、一部の指導者的立場の個体を除いて全裸である。

  • オミクロン/信仰対象:???

星外宙域の最果てのウルティマ・トゥーレにて出会う機械生命体……を、滅亡した文明の記憶から生み出した「再現体」。

オストラコン・デカークシに存在するオミクロンベースを拠点としている。かの自律兵器「オメガ」を製造した文明の末裔であり、アーテリスの文明とは比較にならないほど高度な機械技術を持っていた。ドラゴン族の母星を滅ぼしたのも彼らである。

かつては貧弱な生命体で、母星での生存競争にも負けて滅ぶ寸前の種族であったが、肉体の一部を機械に置き換える技術を開発した事により脆弱さを克服して勢力を大幅に増し、母星を支配する。その機械技術による自己進化は留まる事を知らず、資源を求めて他の星に侵略を繰り返すようになる。

侵略を繰り返すのと比例して肉体を機械に置き換える比率もどんどん増えていき、最終的には脳をも機械に置き換えた結果、一部の司令個体以外は命令に従う兵士のみの種族と成り果てた。

パッチ6.25でクエストが実装。レポリットのジャミングウェイ、オミクロンの一個体N-7000、電脳「スティグマ・フォー」と共に、様々な文明の「再現体」をもてなす為のカフェ「ラストレムナント」が開店。次々と増える客のニーズに応えるべく、光の戦士は採集によってこれを手伝う。

月(嘆きの海)の施設「ベストウェイ・バロー」で出会う、ウサギのような小柄な獣人。ある重要な使命を帯びており、地上の人を助ける努力を惜しまない。

技術水準は極めて高いが、偏った知識により少々とんちんかんな解釈をしている。

「FF4」に登場したネミングウェイ(ハミングウェイ)を思わせる風貌で、個体名はそれぞれ独自の物があるらしいが、ヒトの文化を学んで自身が憧れたものにまつわる単語を取り入れた名前「○○○ングウェイ」を名乗る。(例:ガイディングウェイ、プディングウェイ、ゴーイングマイウェイ)

パッチ6.35でクエストが実装。アーテリスの危機が去った事で、有事に備えていたレポリット達は「やる事」を見失い無気力に苛まれていた。これ憂慮した一人のレポリットは「ドリーミングウェイ」を名乗り、「やりたい事」を見つけて叶える為の「ドリーミング・ワークショップ」を開設。ベストウェイ・バローの一角に設けられた施設を盛り上げるべく、光の戦士は製作で支援する。


関連タグ

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概要

概要

独自の文化圏を持つ獣人族に対する別名。英語表記は「the beast tribes」。


元々はガレマール帝国で使われ始めた呼称で、蛮神召喚を行った種族を指していた。蛮神殲滅を国是としているガレマール帝国にとって蛮神を召喚する行為は絶対悪であり、これをする種族は未熟で汚らわしい未開の蛮族なのである。

これがエオルゼアに伝わり、同じく蛮神召喚を行った獣人をこう呼ぶようになった。


しかし現在ではこの意味もブレてきており、ガレマール帝国では選民思想が極まった結果、蛮神云々に関係なく生粋のガレアン人でない者全てを指すようになっている。

エオルゼアでも蛮神召喚の有無に関係なく、単純に主要なヒト種族でない獣人全般を蛮族と呼ぶ傾向がある。


蛮族と定義された種族は、ガレマール帝国では当然ながら弾圧の対象になっている。

エオルゼアでも地域によっては忌み嫌われており、例えばウルダハは一部のマムージャ族を除いて「獣人排斥令」によってウルダハの都市への出入りが禁じられている。

リムサ・ロミンサやグリダニアではそこまで明確に排斥されていないが、種族によってはまず「敵対種族」として警戒される事はある。リムサ・ロミンサではサハギン族はまず警戒される他、コボルト族も警戒の対象である事が多い。一方キキルン族は都市内にも確認される。

ただしモーグリ族はどの都市にもいる(ゲームシステムの都合もあるが)。


蛮神の信徒(テンパード)となった蛮族は、蛮神の召喚や維持のためにクリスタルを強奪したり、新たなテンパード候補を誘拐するなどといった事件を引き起こすため、エオルゼア各地で大きな問題となっている。

そのため蛮族そのものをモンスターと同列の野蛮な存在とみなす人間も多く、人間と蛮族の対立は年々深まっている。


一方、蛮族の中にも様々な派閥が存在しており、特にテンパード化していない蛮族の中には人間との友好関係を望む者もいる。

彼らとの出会いと物語は「蛮族クエスト」を通じて語られ、様々な依頼を通じて友好関係を高めていく事となる。友好関係を最大にするとエクストラクエストが発生し、改めて彼らとの絆の強さを見る事ができる。


なお、ガレマール帝国から見るとエオルゼアは「未開の地」である為、純血主義者のガレアン人は帝国属州の民も含めてエオルゼアの民を「蛮族」と見なしている。


漆黒のヴィランズ」パッチ5.4にて、長年問題となっていたテンパードの治療法が確立。

これにより正気を取り戻す獣人族が増え、精神汚染から回復した獣人族の主勢力が呼応した事で、「種族を超えて同じ星に生きる者の同盟」として「グランドカンパニー・エオルゼア」が実現する。


暁月のフィナーレ」終盤、終末の厄災の根源へと至る事を目的とし、「正しい形での神下ろし」を執り行う為、各地の獣人族の代表が集結。

星海の中心、年月をかけて蓄積されたエーテル──マザークリスタルを、魔導船ラグナロクに運んで動力とすべく、彼らが祈りを捧げた「神々」が顕現。その助力により、光の戦士は最終決戦の地へと向かう。


「漆黒」終盤以降、プレイヤーサイドと協調路線を歩む展開を受け、「蛮族クエスト」の名称に対してフォーラムで変更を望む意見が出されていた。

そして2022年2月19日の生放送「第68回プロデューサーレターライブ(PLL)」にて、吉田P/Dがこれに関したコメントを拾い、変更を検討すると発表。パッチ6.25から「友好部族クエスト」となった。

なお作中での関係性や状況もある為、「蛮族」という単語を全て一括で修正するものではない。


主な種族

主な種族

新生エオルゼア

ルガディンに勝るとも劣らない屈強な肉体を持つ竜人型の遊牧民族。

ザナラーンの東に広がる大草原パガルザンを本拠地とし、ウルダハとの対立からザナラーン南部のザハラクにも陣屋をおいている。

総じて質実剛健で武人肌な者が多く、日本語版では四字熟語を使った厳かな話し方をする。

金属加工にも優れており、意外と器用。肉弾戦だけではなく魔法も良く行い、高位の司祭が執り行う伝統的な儀式を重要視している。

奉じる蛮神イフリートにテンパード化されて依存する者が大勢を占めるが、神に縋ることを軟弱と考える一派「灰の一党」が存在する。燃え上がる炎の如き至強を追求する彼らとプレイヤーは出会い、種族の垣根を超えた「燃え上がる魂」を認め合い、共に戦う道を選ぶ事となる。

パッチ5.5にてインスタンスダンジョン「黄金平原パガルザン」が実装。テロフォロイの強襲を受けたアマルジャ族を助け、終末の獣・ルナバハムートを討滅した事により、同地のアマルジャ族はエオルゼアとの同盟に応じる事となった。

第一世界ではふさふさの鬣を持つ温厚な種族「ズン族」として登場。クリスタリウムの街でアマロを飼い慣らし、移動手段に用いている。人間の都市の外部で生活している様子が無く、完全にクリスタリウムの一員として定着していることから、第一世界では蛮族ではなくヒト族の一種として数えられている模様。後述のドワーフ族(ララフェル)が蛮族である事も併せ、ヒトか蛮族かの違いは歴史の流れによってどちらにでも転ぶ程度の違いでしかない事を示す一例。

甲冑を着込んだモグラのような風貌を持つ種族。間延びした台詞が特徴で、意外と可愛い。

平時は坑道を掘って暮らしており、非常に高度な冶金術や板金加工術・錬金術を持つ。モンスター「ボム」の生成と使役も得意とする。

厳しい縦社会の中で生きており、権力闘争も激しい。全ての個体は「師団」と呼ばれるグループのいずれかに属しており、その師団は明確な上下関係が存在する。

名前は「ピックマン789ギ・グ」のようにミドルネームとして数字が入る。この数字は所属する師団の番号を表しており、同じ師団に属する個体は全て同じ数字を名前に持つ。

この数字が若いほどエリートであり、逆に数字が大きいほどダメダメ(コボルド談)。作中時点で789が最も数字の大きい=一番底辺の師団である。中には「明日から本気出すーよ」という本当にダメダメのコボルドもおり、プレイヤーは成り行きで彼らの手伝いをする羽目になる。

本拠地はバイルブラント島の北部にあるオ・ゴモロ火山の近辺。コボルド族が先住していたところに、後にリムサ・ロミンサを建国する人間が入植してきたという関係上、リムサロミンサとは「海洋資源は人間に、鉱山資源はコボルド族に」という不可侵の協定を結んでいたが、第七霊災後に地下資源を巡って衝突し、自衛の為に蛮神「タイタン」を召喚するほどに追い詰められていた。しかしパッチ5.4にて、その関係は大きな変化を迎える。

第一世界では鍔広帽子がオシャレな種族「モルド族」として登場。アム・アレーンにて「みんながほしいと思わなくても、誰かがほしいと思えば、それを拾う」という仕事に没頭している。光の氾濫以前に当地にあった王国・ナバスアレンの重要な一員でもあり、現在でもアム・アレーンの人々とは極めて友好的。

バイルブランド島沖の蒼茫洋に都市を築き、女王を中心とした母系社会を築く魚人系水棲種族。水陸両生だが、幼い内はエラ呼吸ができないため陸地で繁殖する。女王から賜る卵によってのみ繁殖できる為、子は必然的に「宝」である。

第七霊災によって産卵地が壊滅した為、新たな産卵地に適した沿岸をめぐり、リムサ・ロミンサと衝突を繰り返してきた。中には人間の海賊と結託するものもいる。

一方、種族存亡を賭けたこの時期に人間と対立するのは好ましくないと考える穏健派もいる。種族は違えど「宝」たる人間の子を助けたサハギンをきっかけとし、プレイヤーは親から子へと繋がってゆく物語を追う事となる。

「暁月のフィナーレ」ロールクエストにて、融和を求めるメルウィブ提督によって新たな産卵地を確約された事で、人間との関係に大きな変化が生じる事となった。

第一世界ではユールモア近海に生息する「オンド族」として登場。積極的に人と関わりを持ちたがらないが、彼らにとって希少な農作物と引き換えに海産物を取引しようとする。原初世界のサハギン同様にオレンジが大好物で、何とかして海の中で育てられないか考える者もいる。

なお住居は海底であり、人間との取引などで用がある時のみ地上に上がってくる。産卵も海底で行われるため、原初世界のサハギン族と違い、こちらはエラ呼吸の方が基本のようだ。

ちなみに暁メンバーが第一世界で活動していた時、彼らに最初にコネを作ってきたのはカナヅチのアルフィノである。どうやって接触したんだ?

細長い胴体に角の生えた鳥のような頭部を持つ鳥人種。ヤンキー気質で、ガラの悪い喋り方が特徴。喋り方のせいでヒトに友好的でないと思われる事が少なくないが、友好的な派閥でも喋り方だけはかなり乱暴なので、これが標準のようだ。

かつては空を飛ぶ翼を持っていたが、約500年前に支配していた黒衣森の精霊の怒りをかい、大渓谷ゼルファトルに追われてから、環境の変化によって遺伝子異常が発生。先天的に風切羽を持たずに産まれてくるようになってしまった。

これを補うように気球の開発・運用技術を有しており、シドがエオルゼアに亡命する以前は彼らの技術がエオルゼアの飛空艇に使われていた。

浮遊大陸アヤトランの出自である伝説が伝わっており、新型飛行船を組み立てて故郷への回帰を目指す一派「エカトル空力団」が存在する。ひょんな事でプレイヤーは彼らに関わり、夢へ向かって飛ぶ為の飛行船の完成を目指す事となる。

その後インスタンスダンジョン「博物戦艦フラクタル・コンティニアム」で出自が明らかとなり、アラグ帝国が開発したキメラ兵器の末裔である事が判明した。上述のキメラ生物研究所は浮遊する大陸である「魔大陸アジス・ラー」に存在するため、浮遊大陸アヤトランの伝説の由来も明らかになることとなった。

木の葉をまとった妖精のような姿を持つ、黒衣森を本拠地とする種族。某帝国人曰く「野菜」。

性質は悪戯好きで無邪気な子供そのもの。だがその悪戯が度を過ぎる事もあり、時にヒトとの倫理観の違いから陰惨な事件に発展する。

森に対する縄張り意識が強く、自身より強大な人間を警戒している。特にガレマール帝国の侵攻によって縄張りが侵された結果、自衛の為に雷神「ラムウ」を召喚してテンパードとなった「悪い子シルフ」は排他的かつ攻撃的になっている。

本来は臆病だが温厚な性質であり、人間に友好的な一派も存在する。メインストーリーでは大いに関わる事となるほか、千年に一度生まれる貴重な個体「御子ちゃま」を巡る物語が展開される。

蛮神召喚を行った蛮族ではあるが、イタズラという形ではあるもののヒトと能動的に関わろうという姿勢があり排他的ではないこと、信仰する神ラムウが調和を是とし無条件に他種族を排斥する性質ではない事から、これでも蛮族の中では比較的話が通じる方だと言われる事がある。ただそれでもテンパードになってしまった個体と話をするのは無駄であるが…。

ちなみに作中確認できる限りでは、獣人の中で唯一「暁の血盟」に所属したことがある。

白いぬいぐるみのような愛くるしい姿をした森の民。故あってコキ使われた某竜騎士は「醜い白豚」「ビーバーの突然変異」と辛辣な評を下す。

悪戯好きだがヒトに対して友好的で、主要都市などで社会に溶け込む姿がしばしば見られる。

もともとはイシュガルドの浮島「ドラヴァニア雲海」に住んでいた種族であり、天変地異によって一部が黒衣森に移住。それぞれの部族は微妙に特徴が違うが親戚のようなもので、後に交流を開始することになった。

意外と手先が器用で、ドラヴァニア雲海の部族は聖竜フレースヴェルグと盟約を結び、「白亜の宮殿」の修繕を引き受けていた。プレイヤーは荒れ果てた広場を修復し、失われた竜と人の絆を取り戻す手伝いをする事となる。

多くの個体は姿を消す魔法を常用しているらしく、モーグリ自身が魔法を解除して姿を見せない限り、魔法を見破れるほどに魔法的素養のある人物以外は姿を見る事ができない。黒衣森の個体は他の一般人が見えていない中で光の戦士は何もせずとも見えていたが、ドラヴァニア雲海の集落では当初光の戦士を含めて誰もモーグリ族の姿を見る事ができなかった。


西方の新大陸にある「マムージャ蕃国」からエオルゼアに渡ってきた、リザードマンのような風貌を持った種族。本国では「連王」と呼ばれる双頭の王による統治がなされており、姿かたちによって複数の部族に大別されるという。

その能力から傭兵を生業とする者が多く、獣人排斥令が出ているウルダハでも滞在を認められている。しかし、仕事にあぶれた者が野盗と化すケースもある。

非常に独特な文化を持っており、湯浴みに際しては踊りを踊るならわし。しかしあまりに卑猥だとして温泉地では出禁を食らっている(一方で好事家からは大好評を得ている)。

拡張ディスク第5弾「黄金のレガシー」では、新大陸こと「トラル大陸」が舞台となると発表。トレイラーでその姿が描かれ、「連王」ことグルージャジャも登場した。


蒼天のイシュガルド

高地ドラヴァニアに、「塚」と呼ばれる土製の高層建築物を形成して暮らす虫人型の狩猟民族。「シシシシシ」という鳴き声が特徴で、武器として火砲を使用。ドラゴン族の脅威から身を守る為、彼らが嫌う特殊な香を焚いて自衛している。

種族全ての個体の精神が「繋ぎ止めし者」を中心につながっており、故に高い統率力を持つ。

ただ稀にその精神ネットワークから離脱して自我を獲得する「分かたれし者」がおり、彼らは塚を離れて集落を形成している。

「分かたれし者」の分かたれ具合にも個体差があり、自我を獲得したが完全に分かたれていない者は何らかの切っ掛けで再び「繋ぎ止め」られてしまう事もあり得る。

ある時、分かたれし者の集落からもさらにはみ出ていたある個体がテイルフェザーの集落にて盗みを働き取っ捕まって光の戦士のお世話になった事を切っ掛けに、「人々から依頼を受けて報酬を貰う事で他所の物資を手に入れる」事を学ぶ。

これを「冒険者」だと教えられたこの個体は集落に戻り「冒険者ギルド」を設立し、光の戦士は彼らの自立を手伝いつつ現地民やドラゴン族との縁を取り持つと共に、分かたれる事を許さない「繋ぎ止めし者」との争いにも抵抗していく事となる。

アバラシア雲海を住処とする、鳥の頭部にふわふわ羽毛、ずんぐりとした胴体を持った種族。ただし自力では飛べず、サヌワという空飛ぶ蛇を移動手段にしている。生息地のアバラシア雲海の植物等がなんでもかんでもビッグサイズなので分かりにくいが、総じて3m前後になる巨体である。

物事を語る際は何かと形容を交える、大空を流れる雲のように雄大な語り口が特徴。また占いやしきたりを重要視し、文化や慣習は南洋風である。

踊りをコミュニケーションツールとして発達させており、同族間での闘争では「太陽の踊り」による踊り比べを行う。この踊りによって威圧された方が逃げ出す形でトラブルが終息する事が多いが、武力衝突も無い訳ではない。

蛮神ビスマルクを信仰する排他的な一派と、その蛮神を神の偽物として忌避する一派がある。このうち後者はイシュガルドから派遣された駐留部隊と友好関係を築いており、物品や食料の交換を行っている。

プレイヤーはとあるバヌバヌの美少女(!)を助けた縁で、彼らが新たな浮島に作った村の発展を手伝う事となる。

なお、獣人が人語を話すのかどうか明確にされていなかった中で、バヌバヌ族は明確に「エオルゼア共通語を話さず独自の言語を使う」と明らかにされている。イシュガルド民を始めとしたヒトと会話ができるのは、エオルゼア共通語を覚えた一部の個体に限られる。ただしプレイヤーである光の戦士は「超える力」によってバヌバヌ族のどの個体とも意思疎通ができる。

コボルドに似た体格をした、奇妙なマスクを付けた種族。外見だけでは性別が解らないが、名前から判断できる。(末尾がix=男性、ox=女性)

商才や機械技術などに秀でた能力の者が多く、ヒトと協力関係にある個体も存在する。低地ドラヴァニア、シャーレアンの植民都市跡に築かれた街「イディルシャイア」には、ゴブリンを始めとして種族を問わず多くの人々が集い、賑わいを見せている。

その一方、科学信仰を掲げる過激派「青の手」が存在。蒼天編メインクエスト終了後、彼らが起動した「機工城アレキサンダー」を巡り、プレイヤーは時空を超えた因果に挑む事となる。

ドラヴァニア地方に多く生息する種族。知能を持たず野生のままに生きる個体もいるが、一定以上の大きな個体は知性を持つ。

全てのドラゴン族は「幻龍」ミドガルズオルムの子である7体の竜・七大天竜のいずれかを祖としており、エオルゼアに住むドラゴン族は大別して「邪竜」ニーズヘッグの眷属と、「聖竜」フレースヴェルグの眷属である。

イシュガルドが千年に渡って争っている怨敵であるが、イシュガルドを積極的に襲っているのはニーズヘッグの眷属である。フレースヴェルグの眷属は積極的にヒトを襲っていないが、当初は友好的という訳でもない。

モーグリ族との友好クエストではドラゴン族とも深く関わる。モーグリでは手の届かない所の助力を頼んだり、ドラゴン族からの個人的な依頼を受けたり贈り物をしたりして友好を深め、かつてあった「ヒトとモーグリとドラゴンの友好の証」を再現するに至る。


紅蓮のリベレーター

ヤンサ地方の大河・無二江流域にはるか昔から住んでいた種族。名前の通り、ナマズをデフォルメしたような風貌を持つ。歩くときも特徴的なキュッキュ音がする。

のっぺりしてとぼけた顔つきだが、中にはやけに鋭い目つきをした個体もいたりする。

概ねヒトには友好的だが、人に馴染めない古風な個体が野盗となる事も多い。長らく人と疎遠だったため、人々から忘れ去られ、行き違いを起こしていることもある。

プレイヤーは天啓を得たとあるナマズオから、一族が滅亡する前に執り行うべき「大鯰大祭」の実行委員会に協力。モノ作りや資材集めを手伝う事となる。

紅蓮編におけるマスコット的な存在で、世界設定班の織田万里氏のお気に入り。後に絵本「ナマズオとだれもみたことのないもの」が上梓された。

第一世界にはナマズオ族に相当する獣人は見られないが、ラケティカ大森林にて見つかる古代ロンカ帝国の遺跡にはヒト族やキタリ族がナマズオ族と見られる種族と交流を持っていた事を示すものが見つかる。

ギラバニア辺境地帯の山岳部「ヴィルジャラの涸れ谷」に生きる、半人半蛇の種族。単為生殖により子を成し、女性のみで構成される。

魔法により金属から美しい装飾品を生み出す事に長け、優れた彫金師としての一面を持つ。

元々は美を愛し、戦闘を苦手とする非好戦的な種族。このうち大勢を占めるカリヤナ派は、族長の娘を帝国軍に人質に取られた上に行き違いで殺されてしまい、嘆き悲しむ族長が救いを求めて美神「ラクシュミ」を召喚してテンパード化してしまった。

これに異を唱え、ガレマール帝国のアラミゴ侵攻に際して、ウィルラ派と呼ばれる一族は自衛の為に武器を取り戦う道を選んでいる。

プレイヤーはアラミゴ解放軍に参加した、若きアナンタ族の少女と知遇を得る。ウィルラの族長である母の後を継ぐ前に、解放軍の関所を発展させようと奮闘する彼女と仲間を助け、様々な依頼を引き受ける。

紅玉海に暮らす、二本足で歩くカメのような姿をした種族。のんびりとした口調で話す。

八百万の神を信仰し、神の依り代となる物品、取引による人との「縁」を大事にし、宝物を収集して集落の宝物殿を満たすことを信仰の証とする習慣がある。

現在では温和な「碧甲羅」と過激な「紅甲羅」の2派に分かれる。このうち紅甲羅は早々に帝国軍に協力する一方、神の存在を認めない帝国に面従腹背する形で宝物を集め続けている。

本編においてプレイヤーは碧甲羅の一族と関わりを持ち、ドマ解放に向けた協力をとりつける。蛮族クエストでも彼らに協力し、付喪神が宿った不思議な人形と共に、一人の朴訥なコウジン族の男と共に「縁を結ぶ」道を歩む。

「八百万の神」を信仰し特定の一神教ではないが、作中ではとある神器に宿った神を呼び下ろす形で紅甲羅族が蛮神「スサノオ」を召喚している。

名前は日本語版では「ブンチン」「ソロバン」「カブト」など、何かしらの道具の名前である事が多い。

  • 人狼/信仰対象:???

ヤンサ地方に生きる、狼のような風貌を持つ半人半獣の種族。

戦に長けた武の民として知られており、長らくドマの君主に仕えた歴史を持つ。しかしドマが帝国属州となってからは家族を人質に取られた上で帝国軍に徴用されており、これに反発して野盗になった者も少なくない。

メインクエストでは人狼族の百人隊長・ハクロウが登場。ドマ解放の報を知らされないままエオルゼア軍事同盟との戦いに打って出るが、アルフィノの説得と光の戦士との一騎打ちを経て和解、内部からの切り崩しに貢献する。

またクガネには義賊的な行動を行う盗賊の人狼族がおり、プレイヤーは事件屋武辺者たちと、名刀・ソボロ助広を巡る壮絶な「取り逃げ」を目の当たりにする事となる。

アライアンスレイド「リターン・トゥ・イヴァリース」に登場。初出はFF12

鋭い口吻が特徴的な、二足歩行のトカゲのような種族。寿命は人間よりも長い。

鱗のような表皮は毛が硬化したもので、位置づけとしては爬虫類ではなく哺乳類に近い。それ故にバンガにとって「トカゲ」呼ばわりするのは最大の侮辱に当たる。

東州オサードのダルマスカ王国で人間と共存していたが、帝国の侵攻を受けて国は属州化。その外見から蛮族と蔑まれて弾圧で数を減らし、数少ない生き残りのほとんどは犯罪者に零落している。「RtI」に登場するバッガモナン一味も、元を正せばダルマスカ王家に仕えた銃士だった。

イヴァリース関連ではこの他にもシーク族が存在しており、敵性NPCとして登場する。


漆黒のヴィランズ

幼くして亡くなった子供の魂が変転した存在とされている、小さな妖精の種族。本拠地は妖精郷イル・メグ

誰もが一目置くほど強力な魔法が使える一方、精神年齢が全体的に低く悪戯好き。種族全体としては快楽主義の傾向が強く、中には命に関わる悪戯も平気で行う。人間に魔法をかけて「草人」に変えてしまうなどは序の口だが、唯一ジャイアントビーバーだけは恐怖の対象となっている。ガウガウ。

一部は夢の中で訪れることができるテーマパーク「リェー・メグ」を運営している。プレイヤーはリェー・メグの拡張を手伝う傍ら、ある一人の孤独なピクシーを巡って物語が展開する。

なお、便宜上蛮神として妖精王ティターニアが挙げられているが、これは神降ろしの儀によって召喚されたエーテル体ではなく、実在する妖精の中の一個体である。ただ妖精王の座を継ぐと強大な力を得ること、さらに作中で登場した個体は大罪喰いを倒した関係で自身が大罪喰い化しており討滅するしかない状態だったため、便宜上蛮神として扱われているものである。

ちなみに下記のン・モゥ族も同様だが「妖精語」と呼ばれる独自の言語が作中でいくつか出てきている。ただし妖精語が原因で人間との会話が成立していない場面は確認されておらず、古い言葉として存在しているだけで、通常の会話はヒトと同じ言語を使っている模様。またヒトの側もある程度妖精語を理解しているものも多く、リーンの名前は妖精語に由来している。光の戦士は「超える力」があるので妖精語が分からなくても会話に支障が出る事は無いが、妖精語で書かれた文章は読めないようだ。

水死者の魂が変転した存在とされている、二足歩行のカエルめいた種族。

フッブート王国の滅亡後、谷間に大量の水を呼び寄せて巨大な湖を形成。水妖幻園ドォーヌ・メグを創造し、本拠地としている。

ピクシーと同じく遊び好きで、危険度は輪をかけて高い。人間を水に引きずり込んで仲間にしてしまう事しばしばで、あるアイテムを求めて来た光の戦士改め闇の戦士も例外ではなかったが、光の戦士(とアリゼー)はコウジン族のまじないで水中でも活動できる体質になっていたため、仲間とはぐれただけで特に溺死もせず帰還できた。

今は亡き古代の人々によって、お手伝い用に作り出された、犬のような顔を持つ小柄な獣人型妖精。同じくイル・メグの「プラエンニ茸窟」を本拠地とする。

人間に頼られることを喜びとし、等価交換による労働に自己の価値を見出している。その為「困っている人間にお願いされる」と嬉しさのあまり我を忘れて取り乱すほど。なお「等価交換」と言う部分にもこだわりがあるらしく、労働に対して対価が足りない時はもちろん、多すぎる対価を払われても機嫌を損ねる。

ピクシー族ほど強力ではないが、理論的な魔法を得意とし、魔法の知識が深い。

  • キタリ/信仰対象:オキス・ダラン

原初世界のキキルンに似た姿の鼠人種。地下と冥府の神オキス・ダランを信仰している。

平均寿命は20年ととても短く、5歳ともなれば成人とされる。短命な種族であることから記録術に秀でており、それをかわれてロンカ帝国で書記官の一族として記録管理を任されていた。ロンカ帝国が滅んでからはその記録をラケティカ大森林の地下へと保管し、人前から姿を消していた。

同じくラケティカ大森林に住むヴィース族とはかつて交流があったが、ヴィース族が数百年になる長寿種族である事から古株ならば交流があった当時の事を覚えている人物がいる一方、キタリ族にとっては6~7代も前の事になり記録でしか当時を知らないという感覚のズレがある。

プレイヤーはロンカの遺跡を調査するルリ氏族の親子と遭遇。一族の小史と知恵が刻まれた「キタリの石碑」の発掘作業の助けとなる物資を集めつつ、親子2人の歴史に対する異なる見解に耳を傾け、歴史の謎に迫る。

原初世界のララフェルに該当する種族で、フルフェイスヘルメットを常時被る風習を持つ。このヘルメットおよびマスクは親族以外の前で脱いで素顔を見せる事は極めてハレンチな事だとされている。

代々伝わる厳しい掟を守っており、都市部ではめったに見る事がない。機械工作や地質学・採掘技術に秀でた種族で、酒と歌をこよなく愛する。

大半はコルシア島の山脈にある集落で閉鎖的な生活を営んでいるが、闇の戦士との交友をきっかけに「機械工学の技術で人々の暮らしに貢献できないか」と思い立ち、レイクランドに進出を果たした一団も存在する。プレイヤーは彼らの工房の協力者となって様々な部品を製作しつつ、名工ワッツが考案した「ドワーフ戦車」の完成を目指す。

片手を上げつつ斜めに体を伸ばすポーズで「ラリホー!」と言う挨拶がお決まり。これはプレイヤーもエモートアクションとして習得できる。


暁月のフィナーレ

  • マタンガ/信仰対象:マヌシャ神群・ムリガ神群

サベネア島に暮らす、象の顔を持つ獣人。総じて大柄で、色鮮やかな服を身にまとう。

紅蓮編においてはアジムステップにてエネミーとして登場していたが、こちらは獰猛な性格故にサベネア島から追放された「ガジャースラ族」。これと区別して「アルカソーダラ族」と呼ばれ、強い力と高い知性を持つ。

サベネア島の先住民族であり、後に流入してきたアウラやヒューランなどの異民族と交流・融合した結果、色鮮やかで独自の文化を形成した。人の姿をした「マヌシャ」と獣の姿をした「ムリガ」の神群を信奉し、マヌシャの中でも三姉妹神はそれぞれ「富」「知恵」「技巧」を司る事から人気が高い。

パッチ6.15でクエストが実装。終末の災厄で炎上したヴァナスパティ樹海から移住したアルカソーダラ族の中でも、「はみだし者」として疎外されていた若者グループがヒッポカート(カバに牽かせた車)での爆走を開始。事故になる前に声かけを頼まれた光の戦士はリーダーの「姉御」ことトルナに接触し、新天地で生計を立てる為にスピードを売りにした運び屋「ヒッポライダーズ」が結成されるのであった。

なおサベネア島にもガジャスーラ族は残っているが、意図的に文明的な生活を放棄し野生で生きているため、一部の指導者的立場の個体を除いて全裸である。

  • オミクロン/信仰対象:???

星外宙域の最果てのウルティマ・トゥーレにて出会う機械生命体……を、滅亡した文明の記憶から生み出した「再現体」。

オストラコン・デカークシに存在するオミクロンベースを拠点としている。かの自律兵器「オメガ」を製造した文明の末裔であり、アーテリスの文明とは比較にならないほど高度な機械技術を持っていた。ドラゴン族の母星を滅ぼしたのも彼らである。

かつては貧弱な生命体で、母星での生存競争にも負けて滅ぶ寸前の種族であったが、肉体の一部を機械に置き換える技術を開発した事により脆弱さを克服して勢力を大幅に増し、母星を支配する。その機械技術による自己進化は留まる事を知らず、資源を求めて他の星に侵略を繰り返すようになる。

侵略を繰り返すのと比例して肉体を機械に置き換える比率もどんどん増えていき、最終的には脳をも機械に置き換えた結果、一部の司令個体以外は命令に従う兵士のみの種族と成り果てた。

パッチ6.25でクエストが実装。レポリットのジャミングウェイ、オミクロンの一個体N-7000、電脳「スティグマ・フォー」と共に、様々な文明の「再現体」をもてなす為のカフェ「ラストレムナント」が開店。次々と増える客のニーズに応えるべく、光の戦士は採集によってこれを手伝う。

月(嘆きの海)の施設「ベストウェイ・バロー」で出会う、ウサギのような小柄な獣人。ある重要な使命を帯びており、地上の人を助ける努力を惜しまない。

技術水準は極めて高いが、偏った知識により少々とんちんかんな解釈をしている。

「FF4」に登場したネミングウェイ(ハミングウェイ)を思わせる風貌で、個体名はそれぞれ独自の物があるらしいが、ヒトの文化を学んで自身が憧れたものにまつわる単語を取り入れた名前「○○○ングウェイ」を名乗る。(例:ガイディングウェイ、プディングウェイ、ゴーイングマイウェイ)

パッチ6.35でクエストが実装。アーテリスの危機が去った事で、有事に備えていたレポリット達は「やる事」を見失い無気力に苛まれていた。これ憂慮した一人のレポリットは「ドリーミングウェイ」を名乗り、「やりたい事」を見つけて叶える為の「ドリーミング・ワークショップ」を開設。ベストウェイ・バローの一角に設けられた施設を盛り上げるべく、光の戦士は製作で支援する。


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ファイナルファンタジー14に登場する獣人の別名。

概要

概要

独自の文化圏を持つ獣人族に対する別名。英語表記は「the beast tribes」。


元々はガレマール帝国で使われ始めた呼称で、蛮神召喚を行った種族を指していた。蛮神殲滅を国是としているガレマール帝国にとって蛮神を召喚する行為は絶対悪であり、これをする種族は未熟で汚らわしい未開の蛮族なのである。

これがエオルゼアに伝わり、同じく蛮神召喚を行った獣人をこう呼ぶようになった。


しかし現在ではこの意味もブレてきており、ガレマール帝国では選民思想が極まった結果、蛮神云々に関係なく生粋のガレアン人でない者全てを指すようになっている。

エオルゼアでも蛮神召喚の有無に関係なく、単純に主要なヒト種族でない獣人全般を蛮族と呼ぶ傾向がある。


蛮族と定義された種族は、ガレマール帝国では当然ながら弾圧の対象になっている。

エオルゼアでも地域によっては忌み嫌われており、例えばウルダハは一部のマムージャ族を除いて「獣人排斥令」によってウルダハの都市への出入りが禁じられている。

リムサ・ロミンサやグリダニアではそこまで明確に排斥されていないが、種族によってはまず「敵対種族」として警戒される事はある。リムサ・ロミンサではサハギン族はまず警戒される他、コボルト族も警戒の対象である事が多い。一方キキルン族は都市内にも確認される。

ただしモーグリ族はどの都市にもいる(ゲームシステムの都合もあるが)。


蛮神の信徒(テンパード)となった蛮族は、蛮神の召喚や維持のためにクリスタルを強奪したり、新たなテンパード候補を誘拐するなどといった事件を引き起こすため、エオルゼア各地で大きな問題となっている。

そのため蛮族そのものをモンスターと同列の野蛮な存在とみなす人間も多く、人間と蛮族の対立は年々深まっている。


一方、蛮族の中にも様々な派閥が存在しており、特にテンパード化していない蛮族の中には人間との友好関係を望む者もいる。

彼らとの出会いと物語は「蛮族クエスト」を通じて語られ、様々な依頼を通じて友好関係を高めていく事となる。友好関係を最大にするとエクストラクエストが発生し、改めて彼らとの絆の強さを見る事ができる。


なお、ガレマール帝国から見るとエオルゼアは「未開の地」である為、純血主義者のガレアン人は帝国属州の民も含めてエオルゼアの民を「蛮族」と見なしている。


漆黒のヴィランズ」パッチ5.4にて、長年問題となっていたテンパードの治療法が確立。

これにより正気を取り戻す獣人族が増え、精神汚染から回復した獣人族の主勢力が呼応した事で、「種族を超えて同じ星に生きる者の同盟」として「グランドカンパニー・エオルゼア」が実現する。


暁月のフィナーレ」終盤、終末の厄災の根源へと至る事を目的とし、「正しい形での神下ろし」を執り行う為、各地の獣人族の代表が集結。

星海の中心、年月をかけて蓄積されたエーテル──マザークリスタルを、魔導船ラグナロクに運んで動力とすべく、彼らが祈りを捧げた「神々」が顕現。その助力により、光の戦士は最終決戦の地へと向かう。


「漆黒」終盤以降、プレイヤーサイドと協調路線を歩む展開を受け、「蛮族クエスト」の名称に対してフォーラムで変更を望む意見が出されていた。

そして2022年2月19日の生放送「第68回プロデューサーレターライブ(PLL)」にて、吉田P/Dがこれに関したコメントを拾い、変更を検討すると発表。パッチ6.25から「友好部族クエスト」となった。

なお作中での関係性や状況もある為、「蛮族」という単語を全て一括で修正するものではない。


主な種族

主な種族

新生エオルゼア

ルガディンに勝るとも劣らない屈強な肉体を持つ竜人型の遊牧民族。

ザナラーンの東に広がる大草原パガルザンを本拠地とし、ウルダハとの対立からザナラーン南部のザハラクにも陣屋をおいている。

総じて質実剛健で武人肌な者が多く、日本語版では四字熟語を使った厳かな話し方をする。

金属加工にも優れており、意外と器用。肉弾戦だけではなく魔法も良く行い、高位の司祭が執り行う伝統的な儀式を重要視している。

奉じる蛮神イフリートにテンパード化されて依存する者が大勢を占めるが、神に縋ることを軟弱と考える一派「灰の一党」が存在する。燃え上がる炎の如き至強を追求する彼らとプレイヤーは出会い、種族の垣根を超えた「燃え上がる魂」を認め合い、共に戦う道を選ぶ事となる。

パッチ5.5にてインスタンスダンジョン「黄金平原パガルザン」が実装。テロフォロイの強襲を受けたアマルジャ族を助け、終末の獣・ルナバハムートを討滅した事により、同地のアマルジャ族はエオルゼアとの同盟に応じる事となった。

第一世界ではふさふさの鬣を持つ温厚な種族「ズン族」として登場。クリスタリウムの街でアマロを飼い慣らし、移動手段に用いている。人間の都市の外部で生活している様子が無く、完全にクリスタリウムの一員として定着していることから、第一世界では蛮族ではなくヒト族の一種として数えられている模様。後述のドワーフ族(ララフェル)が蛮族である事も併せ、ヒトか蛮族かの違いは歴史の流れによってどちらにでも転ぶ程度の違いでしかない事を示す一例。

甲冑を着込んだモグラのような風貌を持つ種族。間延びした台詞が特徴で、意外と可愛い。

平時は坑道を掘って暮らしており、非常に高度な冶金術や板金加工術・錬金術を持つ。モンスター「ボム」の生成と使役も得意とする。

厳しい縦社会の中で生きており、権力闘争も激しい。全ての個体は「師団」と呼ばれるグループのいずれかに属しており、その師団は明確な上下関係が存在する。

名前は「ピックマン789ギ・グ」のようにミドルネームとして数字が入る。この数字は所属する師団の番号を表しており、同じ師団に属する個体は全て同じ数字を名前に持つ。

この数字が若いほどエリートであり、逆に数字が大きいほどダメダメ(コボルド談)。作中時点で789が最も数字の大きい=一番底辺の師団である。中には「明日から本気出すーよ」という本当にダメダメのコボルドもおり、プレイヤーは成り行きで彼らの手伝いをする羽目になる。

本拠地はバイルブラント島の北部にあるオ・ゴモロ火山の近辺。コボルド族が先住していたところに、後にリムサ・ロミンサを建国する人間が入植してきたという関係上、リムサロミンサとは「海洋資源は人間に、鉱山資源はコボルド族に」という不可侵の協定を結んでいたが、第七霊災後に地下資源を巡って衝突し、自衛の為に蛮神「タイタン」を召喚するほどに追い詰められていた。しかしパッチ5.4にて、その関係は大きな変化を迎える。

第一世界では鍔広帽子がオシャレな種族「モルド族」として登場。アム・アレーンにて「みんながほしいと思わなくても、誰かがほしいと思えば、それを拾う」という仕事に没頭している。光の氾濫以前に当地にあった王国・ナバスアレンの重要な一員でもあり、現在でもアム・アレーンの人々とは極めて友好的。

バイルブランド島沖の蒼茫洋に都市を築き、女王を中心とした母系社会を築く魚人系水棲種族。水陸両生だが、幼い内はエラ呼吸ができないため陸地で繁殖する。女王から賜る卵によってのみ繁殖できる為、子は必然的に「宝」である。

第七霊災によって産卵地が壊滅した為、新たな産卵地に適した沿岸をめぐり、リムサ・ロミンサと衝突を繰り返してきた。中には人間の海賊と結託するものもいる。

一方、種族存亡を賭けたこの時期に人間と対立するのは好ましくないと考える穏健派もいる。種族は違えど「宝」たる人間の子を助けたサハギンをきっかけとし、プレイヤーは親から子へと繋がってゆく物語を追う事となる。

「暁月のフィナーレ」ロールクエストにて、融和を求めるメルウィブ提督によって新たな産卵地を確約された事で、人間との関係に大きな変化が生じる事となった。

第一世界ではユールモア近海に生息する「オンド族」として登場。積極的に人と関わりを持ちたがらないが、彼らにとって希少な農作物と引き換えに海産物を取引しようとする。原初世界のサハギン同様にオレンジが大好物で、何とかして海の中で育てられないか考える者もいる。

なお住居は海底であり、人間との取引などで用がある時のみ地上に上がってくる。産卵も海底で行われるため、原初世界のサハギン族と違い、こちらはエラ呼吸の方が基本のようだ。

ちなみに暁メンバーが第一世界で活動していた時、彼らに最初にコネを作ってきたのはカナヅチのアルフィノである。どうやって接触したんだ?

細長い胴体に角の生えた鳥のような頭部を持つ鳥人種。ヤンキー気質で、ガラの悪い喋り方が特徴。喋り方のせいでヒトに友好的でないと思われる事が少なくないが、友好的な派閥でも喋り方だけはかなり乱暴なので、これが標準のようだ。

かつては空を飛ぶ翼を持っていたが、約500年前に支配していた黒衣森の精霊の怒りをかい、大渓谷ゼルファトルに追われてから、環境の変化によって遺伝子異常が発生。先天的に風切羽を持たずに産まれてくるようになってしまった。

これを補うように気球の開発・運用技術を有しており、シドがエオルゼアに亡命する以前は彼らの技術がエオルゼアの飛空艇に使われていた。

浮遊大陸アヤトランの出自である伝説が伝わっており、新型飛行船を組み立てて故郷への回帰を目指す一派「エカトル空力団」が存在する。ひょんな事でプレイヤーは彼らに関わり、夢へ向かって飛ぶ為の飛行船の完成を目指す事となる。

その後インスタンスダンジョン「博物戦艦フラクタル・コンティニアム」で出自が明らかとなり、アラグ帝国が開発したキメラ兵器の末裔である事が判明した。上述のキメラ生物研究所は浮遊する大陸である「魔大陸アジス・ラー」に存在するため、浮遊大陸アヤトランの伝説の由来も明らかになることとなった。

木の葉をまとった妖精のような姿を持つ、黒衣森を本拠地とする種族。某帝国人曰く「野菜」。

性質は悪戯好きで無邪気な子供そのもの。だがその悪戯が度を過ぎる事もあり、時にヒトとの倫理観の違いから陰惨な事件に発展する。

森に対する縄張り意識が強く、自身より強大な人間を警戒している。特にガレマール帝国の侵攻によって縄張りが侵された結果、自衛の為に雷神「ラムウ」を召喚してテンパードとなった「悪い子シルフ」は排他的かつ攻撃的になっている。

本来は臆病だが温厚な性質であり、人間に友好的な一派も存在する。メインストーリーでは大いに関わる事となるほか、千年に一度生まれる貴重な個体「御子ちゃま」を巡る物語が展開される。

蛮神召喚を行った蛮族ではあるが、イタズラという形ではあるもののヒトと能動的に関わろうという姿勢があり排他的ではないこと、信仰する神ラムウが調和を是とし無条件に他種族を排斥する性質ではない事から、これでも蛮族の中では比較的話が通じる方だと言われる事がある。ただそれでもテンパードになってしまった個体と話をするのは無駄であるが…。

ちなみに作中確認できる限りでは、獣人の中で唯一「暁の血盟」に所属したことがある。

白いぬいぐるみのような愛くるしい姿をした森の民。故あってコキ使われた某竜騎士は「醜い白豚」「ビーバーの突然変異」と辛辣な評を下す。

悪戯好きだがヒトに対して友好的で、主要都市などで社会に溶け込む姿がしばしば見られる。

もともとはイシュガルドの浮島「ドラヴァニア雲海」に住んでいた種族であり、天変地異によって一部が黒衣森に移住。それぞれの部族は微妙に特徴が違うが親戚のようなもので、後に交流を開始することになった。

意外と手先が器用で、ドラヴァニア雲海の部族は聖竜フレースヴェルグと盟約を結び、「白亜の宮殿」の修繕を引き受けていた。プレイヤーは荒れ果てた広場を修復し、失われた竜と人の絆を取り戻す手伝いをする事となる。

多くの個体は姿を消す魔法を常用しているらしく、モーグリ自身が魔法を解除して姿を見せない限り、魔法を見破れるほどに魔法的素養のある人物以外は姿を見る事ができない。黒衣森の個体は他の一般人が見えていない中で光の戦士は何もせずとも見えていたが、ドラヴァニア雲海の集落では当初光の戦士を含めて誰もモーグリ族の姿を見る事ができなかった。


西方の新大陸にある「マムージャ蕃国」からエオルゼアに渡ってきた、リザードマンのような風貌を持った種族。本国では「連王」と呼ばれる双頭の王による統治がなされており、姿かたちによって複数の部族に大別されるという。

その能力から傭兵を生業とする者が多く、獣人排斥令が出ているウルダハでも滞在を認められている。しかし、仕事にあぶれた者が野盗と化すケースもある。

非常に独特な文化を持っており、湯浴みに際しては踊りを踊るならわし。しかしあまりに卑猥だとして温泉地では出禁を食らっている(一方で好事家からは大好評を得ている)。

拡張ディスク第5弾「黄金のレガシー」では、新大陸こと「トラル大陸」が舞台となると発表。トレイラーでその姿が描かれ、「連王」ことグルージャジャも登場した。


蒼天のイシュガルド

高地ドラヴァニアに、「塚」と呼ばれる土製の高層建築物を形成して暮らす虫人型の狩猟民族。「シシシシシ」という鳴き声が特徴で、武器として火砲を使用。ドラゴン族の脅威から身を守る為、彼らが嫌う特殊な香を焚いて自衛している。

種族全ての個体の精神が「繋ぎ止めし者」を中心につながっており、故に高い統率力を持つ。

ただ稀にその精神ネットワークから離脱して自我を獲得する「分かたれし者」がおり、彼らは塚を離れて集落を形成している。

「分かたれし者」の分かたれ具合にも個体差があり、自我を獲得したが完全に分かたれていない者は何らかの切っ掛けで再び「繋ぎ止め」られてしまう事もあり得る。

ある時、分かたれし者の集落からもさらにはみ出ていたある個体がテイルフェザーの集落にて盗みを働き取っ捕まって光の戦士のお世話になった事を切っ掛けに、「人々から依頼を受けて報酬を貰う事で他所の物資を手に入れる」事を学ぶ。

これを「冒険者」だと教えられたこの個体は集落に戻り「冒険者ギルド」を設立し、光の戦士は彼らの自立を手伝いつつ現地民やドラゴン族との縁を取り持つと共に、分かたれる事を許さない「繋ぎ止めし者」との争いにも抵抗していく事となる。

アバラシア雲海を住処とする、鳥の頭部にふわふわ羽毛、ずんぐりとした胴体を持った種族。ただし自力では飛べず、サヌワという空飛ぶ蛇を移動手段にしている。生息地のアバラシア雲海の植物等がなんでもかんでもビッグサイズなので分かりにくいが、総じて3m前後になる巨体である。

物事を語る際は何かと形容を交える、大空を流れる雲のように雄大な語り口が特徴。また占いやしきたりを重要視し、文化や慣習は南洋風である。

踊りをコミュニケーションツールとして発達させており、同族間での闘争では「太陽の踊り」による踊り比べを行う。この踊りによって威圧された方が逃げ出す形でトラブルが終息する事が多いが、武力衝突も無い訳ではない。

蛮神ビスマルクを信仰する排他的な一派と、その蛮神を神の偽物として忌避する一派がある。このうち後者はイシュガルドから派遣された駐留部隊と友好関係を築いており、物品や食料の交換を行っている。

プレイヤーはとあるバヌバヌの美少女(!)を助けた縁で、彼らが新たな浮島に作った村の発展を手伝う事となる。

なお、獣人が人語を話すのかどうか明確にされていなかった中で、バヌバヌ族は明確に「エオルゼア共通語を話さず独自の言語を使う」と明らかにされている。イシュガルド民を始めとしたヒトと会話ができるのは、エオルゼア共通語を覚えた一部の個体に限られる。ただしプレイヤーである光の戦士は「超える力」によってバヌバヌ族のどの個体とも意思疎通ができる。

コボルドに似た体格をした、奇妙なマスクを付けた種族。外見だけでは性別が解らないが、名前から判断できる。(末尾がix=男性、ox=女性)

商才や機械技術などに秀でた能力の者が多く、ヒトと協力関係にある個体も存在する。低地ドラヴァニア、シャーレアンの植民都市跡に築かれた街「イディルシャイア」には、ゴブリンを始めとして種族を問わず多くの人々が集い、賑わいを見せている。

その一方、科学信仰を掲げる過激派「青の手」が存在。蒼天編メインクエスト終了後、彼らが起動した「機工城アレキサンダー」を巡り、プレイヤーは時空を超えた因果に挑む事となる。

ドラヴァニア地方に多く生息する種族。知能を持たず野生のままに生きる個体もいるが、一定以上の大きな個体は知性を持つ。

全てのドラゴン族は「幻龍」ミドガルズオルムの子である7体の竜・七大天竜のいずれかを祖としており、エオルゼアに住むドラゴン族は大別して「邪竜」ニーズヘッグの眷属と、「聖竜」フレースヴェルグの眷属である。

イシュガルドが千年に渡って争っている怨敵であるが、イシュガルドを積極的に襲っているのはニーズヘッグの眷属である。フレースヴェルグの眷属は積極的にヒトを襲っていないが、当初は友好的という訳でもない。

モーグリ族との友好クエストではドラゴン族とも深く関わる。モーグリでは手の届かない所の助力を頼んだり、ドラゴン族からの個人的な依頼を受けたり贈り物をしたりして友好を深め、かつてあった「ヒトとモーグリとドラゴンの友好の証」を再現するに至る。


紅蓮のリベレーター

ヤンサ地方の大河・無二江流域にはるか昔から住んでいた種族。名前の通り、ナマズをデフォルメしたような風貌を持つ。歩くときも特徴的なキュッキュ音がする。

のっぺりしてとぼけた顔つきだが、中にはやけに鋭い目つきをした個体もいたりする。

概ねヒトには友好的だが、人に馴染めない古風な個体が野盗となる事も多い。長らく人と疎遠だったため、人々から忘れ去られ、行き違いを起こしていることもある。

プレイヤーは天啓を得たとあるナマズオから、一族が滅亡する前に執り行うべき「大鯰大祭」の実行委員会に協力。モノ作りや資材集めを手伝う事となる。

紅蓮編におけるマスコット的な存在で、世界設定班の織田万里氏のお気に入り。後に絵本「ナマズオとだれもみたことのないもの」が上梓された。

第一世界にはナマズオ族に相当する獣人は見られないが、ラケティカ大森林にて見つかる古代ロンカ帝国の遺跡にはヒト族やキタリ族がナマズオ族と見られる種族と交流を持っていた事を示すものが見つかる。

ギラバニア辺境地帯の山岳部「ヴィルジャラの涸れ谷」に生きる、半人半蛇の種族。単為生殖により子を成し、女性のみで構成される。

魔法により金属から美しい装飾品を生み出す事に長け、優れた彫金師としての一面を持つ。

元々は美を愛し、戦闘を苦手とする非好戦的な種族。このうち大勢を占めるカリヤナ派は、族長の娘を帝国軍に人質に取られた上に行き違いで殺されてしまい、嘆き悲しむ族長が救いを求めて美神「ラクシュミ」を召喚してテンパード化してしまった。

これに異を唱え、ガレマール帝国のアラミゴ侵攻に際して、ウィルラ派と呼ばれる一族は自衛の為に武器を取り戦う道を選んでいる。

プレイヤーはアラミゴ解放軍に参加した、若きアナンタ族の少女と知遇を得る。ウィルラの族長である母の後を継ぐ前に、解放軍の関所を発展させようと奮闘する彼女と仲間を助け、様々な依頼を引き受ける。

紅玉海に暮らす、二本足で歩くカメのような姿をした種族。のんびりとした口調で話す。

八百万の神を信仰し、神の依り代となる物品、取引による人との「縁」を大事にし、宝物を収集して集落の宝物殿を満たすことを信仰の証とする習慣がある。

現在では温和な「碧甲羅」と過激な「紅甲羅」の2派に分かれる。このうち紅甲羅は早々に帝国軍に協力する一方、神の存在を認めない帝国に面従腹背する形で宝物を集め続けている。

本編においてプレイヤーは碧甲羅の一族と関わりを持ち、ドマ解放に向けた協力をとりつける。蛮族クエストでも彼らに協力し、付喪神が宿った不思議な人形と共に、一人の朴訥なコウジン族の男と共に「縁を結ぶ」道を歩む。

「八百万の神」を信仰し特定の一神教ではないが、作中ではとある神器に宿った神を呼び下ろす形で紅甲羅族が蛮神「スサノオ」を召喚している。

名前は日本語版では「ブンチン」「ソロバン」「カブト」など、何かしらの道具の名前である事が多い。

  • 人狼/信仰対象:???

ヤンサ地方に生きる、狼のような風貌を持つ半人半獣の種族。

戦に長けた武の民として知られており、長らくドマの君主に仕えた歴史を持つ。しかしドマが帝国属州となってからは家族を人質に取られた上で帝国軍に徴用されており、これに反発して野盗になった者も少なくない。

メインクエストでは人狼族の百人隊長・ハクロウが登場。ドマ解放の報を知らされないままエオルゼア軍事同盟との戦いに打って出るが、アルフィノの説得と光の戦士との一騎打ちを経て和解、内部からの切り崩しに貢献する。

またクガネには義賊的な行動を行う盗賊の人狼族がおり、プレイヤーは事件屋武辺者たちと、名刀・ソボロ助広を巡る壮絶な「取り逃げ」を目の当たりにする事となる。

アライアンスレイド「リターン・トゥ・イヴァリース」に登場。初出はFF12

鋭い口吻が特徴的な、二足歩行のトカゲのような種族。寿命は人間よりも長い。

鱗のような表皮は毛が硬化したもので、位置づけとしては爬虫類ではなく哺乳類に近い。それ故にバンガにとって「トカゲ」呼ばわりするのは最大の侮辱に当たる。

東州オサードのダルマスカ王国で人間と共存していたが、帝国の侵攻を受けて国は属州化。その外見から蛮族と蔑まれて弾圧で数を減らし、数少ない生き残りのほとんどは犯罪者に零落している。「RtI」に登場するバッガモナン一味も、元を正せばダルマスカ王家に仕えた銃士だった。

イヴァリース関連ではこの他にもシーク族が存在しており、敵性NPCとして登場する。


漆黒のヴィランズ

幼くして亡くなった子供の魂が変転した存在とされている、小さな妖精の種族。本拠地は妖精郷イル・メグ

誰もが一目置くほど強力な魔法が使える一方、精神年齢が全体的に低く悪戯好き。種族全体としては快楽主義の傾向が強く、中には命に関わる悪戯も平気で行う。人間に魔法をかけて「草人」に変えてしまうなどは序の口だが、唯一ジャイアントビーバーだけは恐怖の対象となっている。ガウガウ。

一部は夢の中で訪れることができるテーマパーク「リェー・メグ」を運営している。プレイヤーはリェー・メグの拡張を手伝う傍ら、ある一人の孤独なピクシーを巡って物語が展開する。

なお、便宜上蛮神として妖精王ティターニアが挙げられているが、これは神降ろしの儀によって召喚されたエーテル体ではなく、実在する妖精の中の一個体である。ただ妖精王の座を継ぐと強大な力を得ること、さらに作中で登場した個体は大罪喰いを倒した関係で自身が大罪喰い化しており討滅するしかない状態だったため、便宜上蛮神として扱われているものである。

ちなみに下記のン・モゥ族も同様だが「妖精語」と呼ばれる独自の言語が作中でいくつか出てきている。ただし妖精語が原因で人間との会話が成立していない場面は確認されておらず、古い言葉として存在しているだけで、通常の会話はヒトと同じ言語を使っている模様。またヒトの側もある程度妖精語を理解しているものも多く、リーンの名前は妖精語に由来している。光の戦士は「超える力」があるので妖精語が分からなくても会話に支障が出る事は無いが、妖精語で書かれた文章は読めないようだ。

水死者の魂が変転した存在とされている、二足歩行のカエルめいた種族。

フッブート王国の滅亡後、谷間に大量の水を呼び寄せて巨大な湖を形成。水妖幻園ドォーヌ・メグを創造し、本拠地としている。

ピクシーと同じく遊び好きで、危険度は輪をかけて高い。人間を水に引きずり込んで仲間にしてしまう事しばしばで、あるアイテムを求めて来た光の戦士改め闇の戦士も例外ではなかったが、光の戦士(とアリゼー)はコウジン族のまじないで水中でも活動できる体質になっていたため、仲間とはぐれただけで特に溺死もせず帰還できた。

今は亡き古代の人々によって、お手伝い用に作り出された、犬のような顔を持つ小柄な獣人型妖精。同じくイル・メグの「プラエンニ茸窟」を本拠地とする。

人間に頼られることを喜びとし、等価交換による労働に自己の価値を見出している。その為「困っている人間にお願いされる」と嬉しさのあまり我を忘れて取り乱すほど。なお「等価交換」と言う部分にもこだわりがあるらしく、労働に対して対価が足りない時はもちろん、多すぎる対価を払われても機嫌を損ねる。

ピクシー族ほど強力ではないが、理論的な魔法を得意とし、魔法の知識が深い。

  • キタリ/信仰対象:オキス・ダラン

原初世界のキキルンに似た姿の鼠人種。地下と冥府の神オキス・ダランを信仰している。

平均寿命は20年ととても短く、5歳ともなれば成人とされる。短命な種族であることから記録術に秀でており、それをかわれてロンカ帝国で書記官の一族として記録管理を任されていた。ロンカ帝国が滅んでからはその記録をラケティカ大森林の地下へと保管し、人前から姿を消していた。

同じくラケティカ大森林に住むヴィース族とはかつて交流があったが、ヴィース族が数百年になる長寿種族である事から古株ならば交流があった当時の事を覚えている人物がいる一方、キタリ族にとっては6~7代も前の事になり記録でしか当時を知らないという感覚のズレがある。

プレイヤーはロンカの遺跡を調査するルリ氏族の親子と遭遇。一族の小史と知恵が刻まれた「キタリの石碑」の発掘作業の助けとなる物資を集めつつ、親子2人の歴史に対する異なる見解に耳を傾け、歴史の謎に迫る。

原初世界のララフェルに該当する種族で、フルフェイスヘルメットを常時被る風習を持つ。このヘルメットおよびマスクは親族以外の前で脱いで素顔を見せる事は極めてハレンチな事だとされている。

代々伝わる厳しい掟を守っており、都市部ではめったに見る事がない。機械工作や地質学・採掘技術に秀でた種族で、酒と歌をこよなく愛する。

大半はコルシア島の山脈にある集落で閉鎖的な生活を営んでいるが、闇の戦士との交友をきっかけに「機械工学の技術で人々の暮らしに貢献できないか」と思い立ち、レイクランドに進出を果たした一団も存在する。プレイヤーは彼らの工房の協力者となって様々な部品を製作しつつ、名工ワッツが考案した「ドワーフ戦車」の完成を目指す。

片手を上げつつ斜めに体を伸ばすポーズで「ラリホー!」と言う挨拶がお決まり。これはプレイヤーもエモートアクションとして習得できる。


暁月のフィナーレ

  • マタンガ/信仰対象:マヌシャ神群・ムリガ神群

サベネア島に暮らす、象の顔を持つ獣人。総じて大柄で、色鮮やかな服を身にまとう。

紅蓮編においてはアジムステップにてエネミーとして登場していたが、こちらは獰猛な性格故にサベネア島から追放された「ガジャースラ族」。これと区別して「アルカソーダラ族」と呼ばれ、強い力と高い知性を持つ。

サベネア島の先住民族であり、後に流入してきたアウラやヒューランなどの異民族と交流・融合した結果、色鮮やかで独自の文化を形成した。人の姿をした「マヌシャ」と獣の姿をした「ムリガ」の神群を信奉し、マヌシャの中でも三姉妹神はそれぞれ「富」「知恵」「技巧」を司る事から人気が高い。

パッチ6.15でクエストが実装。終末の災厄で炎上したヴァナスパティ樹海から移住したアルカソーダラ族の中でも、「はみだし者」として疎外されていた若者グループがヒッポカート(カバに牽かせた車)での爆走を開始。事故になる前に声かけを頼まれた光の戦士はリーダーの「姉御」ことトルナに接触し、新天地で生計を立てる為にスピードを売りにした運び屋「ヒッポライダーズ」が結成されるのであった。

なおサベネア島にもガジャスーラ族は残っているが、意図的に文明的な生活を放棄し野生で生きているため、一部の指導者的立場の個体を除いて全裸である。

  • オミクロン/信仰対象:???

星外宙域の最果てのウルティマ・トゥーレにて出会う機械生命体……を、滅亡した文明の記憶から生み出した「再現体」。

オストラコン・デカークシに存在するオミクロンベースを拠点としている。かの自律兵器「オメガ」を製造した文明の末裔であり、アーテリスの文明とは比較にならないほど高度な機械技術を持っていた。ドラゴン族の母星を滅ぼしたのも彼らである。

かつては貧弱な生命体で、母星での生存競争にも負けて滅ぶ寸前の種族であったが、肉体の一部を機械に置き換える技術を開発した事により脆弱さを克服して勢力を大幅に増し、母星を支配する。その機械技術による自己進化は留まる事を知らず、資源を求めて他の星に侵略を繰り返すようになる。

侵略を繰り返すのと比例して肉体を機械に置き換える比率もどんどん増えていき、最終的には脳をも機械に置き換えた結果、一部の司令個体以外は命令に従う兵士のみの種族と成り果てた。

パッチ6.25でクエストが実装。レポリットのジャミングウェイ、オミクロンの一個体N-7000、電脳「スティグマ・フォー」と共に、様々な文明の「再現体」をもてなす為のカフェ「ラストレムナント」が開店。次々と増える客のニーズに応えるべく、光の戦士は採集によってこれを手伝う。

月(嘆きの海)の施設「ベストウェイ・バロー」で出会う、ウサギのような小柄な獣人。ある重要な使命を帯びており、地上の人を助ける努力を惜しまない。

技術水準は極めて高いが、偏った知識により少々とんちんかんな解釈をしている。

「FF4」に登場したネミングウェイ(ハミングウェイ)を思わせる風貌で、個体名はそれぞれ独自の物があるらしいが、ヒトの文化を学んで自身が憧れたものにまつわる単語を取り入れた名前「○○○ングウェイ」を名乗る。(例:ガイディングウェイ、プディングウェイ、ゴーイングマイウェイ)

パッチ6.35でクエストが実装。アーテリスの危機が去った事で、有事に備えていたレポリット達は「やる事」を見失い無気力に苛まれていた。これ憂慮した一人のレポリットは「ドリーミングウェイ」を名乗り、「やりたい事」を見つけて叶える為の「ドリーミング・ワークショップ」を開設。ベストウェイ・バローの一角に設けられた施設を盛り上げるべく、光の戦士は製作で支援する。


関連タグ

関連タグ

ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア FF14 蒼天のイシュガルド 紅蓮のリベレーター 漆黒のヴィランズ 暁月のフィナーレ

FF14種族一覧 蛮神 獣人

概要

概要

独自の文化圏を持つ獣人族に対する別名。英語表記は「the beast tribes」。


元々はガレマール帝国で使われ始めた呼称で、蛮神召喚を行った種族を指していた。蛮神殲滅を国是としているガレマール帝国にとって蛮神を召喚する行為は絶対悪であり、これをする種族は未熟で汚らわしい未開の蛮族なのである。

これがエオルゼアに伝わり、同じく蛮神召喚を行った獣人をこう呼ぶようになった。


しかし現在ではこの意味もブレてきており、ガレマール帝国では選民思想が極まった結果、蛮神云々に関係なく生粋のガレアン人でない者全てを指すようになっている。

エオルゼアでも蛮神召喚の有無に関係なく、単純に主要なヒト種族でない獣人全般を蛮族と呼ぶ傾向がある。


蛮族と定義された種族は、ガレマール帝国では当然ながら弾圧の対象になっている。

エオルゼアでも地域によっては忌み嫌われており、例えばウルダハは一部のマムージャ族を除いて「獣人排斥令」によってウルダハの都市への出入りが禁じられている。

リムサ・ロミンサやグリダニアではそこまで明確に排斥されていないが、種族によってはまず「敵対種族」として警戒される事はある。リムサ・ロミンサではサハギン族はまず警戒される他、コボルト族も警戒の対象である事が多い。一方キキルン族は都市内にも確認される。

ただしモーグリ族はどの都市にもいる(ゲームシステムの都合もあるが)。


蛮神の信徒(テンパード)となった蛮族は、蛮神の召喚や維持のためにクリスタルを強奪したり、新たなテンパード候補を誘拐するなどといった事件を引き起こすため、エオルゼア各地で大きな問題となっている。

そのため蛮族そのものをモンスターと同列の野蛮な存在とみなす人間も多く、人間と蛮族の対立は年々深まっている。


一方、蛮族の中にも様々な派閥が存在しており、特にテンパード化していない蛮族の中には人間との友好関係を望む者もいる。

彼らとの出会いと物語は「蛮族クエスト」を通じて語られ、様々な依頼を通じて友好関係を高めていく事となる。友好関係を最大にするとエクストラクエストが発生し、改めて彼らとの絆の強さを見る事ができる。


なお、ガレマール帝国から見るとエオルゼアは「未開の地」である為、純血主義者のガレアン人は帝国属州の民も含めてエオルゼアの民を「蛮族」と見なしている。


漆黒のヴィランズ」パッチ5.4にて、長年問題となっていたテンパードの治療法が確立。

これにより正気を取り戻す獣人族が増え、精神汚染から回復した獣人族の主勢力が呼応した事で、「種族を超えて同じ星に生きる者の同盟」として「グランドカンパニー・エオルゼア」が実現する。


暁月のフィナーレ」終盤、終末の厄災の根源へと至る事を目的とし、「正しい形での神下ろし」を執り行う為、各地の獣人族の代表が集結。

星海の中心、年月をかけて蓄積されたエーテル──マザークリスタルを、魔導船ラグナロクに運んで動力とすべく、彼らが祈りを捧げた「神々」が顕現。その助力により、光の戦士は最終決戦の地へと向かう。


「漆黒」終盤以降、プレイヤーサイドと協調路線を歩む展開を受け、「蛮族クエスト」の名称に対してフォーラムで変更を望む意見が出されていた。

そして2022年2月19日の生放送「第68回プロデューサーレターライブ(PLL)」にて、吉田P/Dがこれに関したコメントを拾い、変更を検討すると発表。パッチ6.25から「友好部族クエスト」となった。

なお作中での関係性や状況もある為、「蛮族」という単語を全て一括で修正するものではない。


主な種族

主な種族

新生エオルゼア

ルガディンに勝るとも劣らない屈強な肉体を持つ竜人型の遊牧民族。

ザナラーンの東に広がる大草原パガルザンを本拠地とし、ウルダハとの対立からザナラーン南部のザハラクにも陣屋をおいている。

総じて質実剛健で武人肌な者が多く、日本語版では四字熟語を使った厳かな話し方をする。

金属加工にも優れており、意外と器用。肉弾戦だけではなく魔法も良く行い、高位の司祭が執り行う伝統的な儀式を重要視している。

奉じる蛮神イフリートにテンパード化されて依存する者が大勢を占めるが、神に縋ることを軟弱と考える一派「灰の一党」が存在する。燃え上がる炎の如き至強を追求する彼らとプレイヤーは出会い、種族の垣根を超えた「燃え上がる魂」を認め合い、共に戦う道を選ぶ事となる。

パッチ5.5にてインスタンスダンジョン「黄金平原パガルザン」が実装。テロフォロイの強襲を受けたアマルジャ族を助け、終末の獣・ルナバハムートを討滅した事により、同地のアマルジャ族はエオルゼアとの同盟に応じる事となった。

第一世界ではふさふさの鬣を持つ温厚な種族「ズン族」として登場。クリスタリウムの街でアマロを飼い慣らし、移動手段に用いている。人間の都市の外部で生活している様子が無く、完全にクリスタリウムの一員として定着していることから、第一世界では蛮族ではなくヒト族の一種として数えられている模様。後述のドワーフ族(ララフェル)が蛮族である事も併せ、ヒトか蛮族かの違いは歴史の流れによってどちらにでも転ぶ程度の違いでしかない事を示す一例。

甲冑を着込んだモグラのような風貌を持つ種族。間延びした台詞が特徴で、意外と可愛い。

平時は坑道を掘って暮らしており、非常に高度な冶金術や板金加工術・錬金術を持つ。モンスター「ボム」の生成と使役も得意とする。

厳しい縦社会の中で生きており、権力闘争も激しい。全ての個体は「師団」と呼ばれるグループのいずれかに属しており、その師団は明確な上下関係が存在する。

名前は「ピックマン789ギ・グ」のようにミドルネームとして数字が入る。この数字は所属する師団の番号を表しており、同じ師団に属する個体は全て同じ数字を名前に持つ。

この数字が若いほどエリートであり、逆に数字が大きいほどダメダメ(コボルド談)。作中時点で789が最も数字の大きい=一番底辺の師団である。中には「明日から本気出すーよ」という本当にダメダメのコボルドもおり、プレイヤーは成り行きで彼らの手伝いをする羽目になる。

本拠地はバイルブラント島の北部にあるオ・ゴモロ火山の近辺。コボルド族が先住していたところに、後にリムサ・ロミンサを建国する人間が入植してきたという関係上、リムサロミンサとは「海洋資源は人間に、鉱山資源はコボルド族に」という不可侵の協定を結んでいたが、第七霊災後に地下資源を巡って衝突し、自衛の為に蛮神「タイタン」を召喚するほどに追い詰められていた。しかしパッチ5.4にて、その関係は大きな変化を迎える。

第一世界では鍔広帽子がオシャレな種族「モルド族」として登場。アム・アレーンにて「みんながほしいと思わなくても、誰かがほしいと思えば、それを拾う」という仕事に没頭している。光の氾濫以前に当地にあった王国・ナバスアレンの重要な一員でもあり、現在でもアム・アレーンの人々とは極めて友好的。

バイルブランド島沖の蒼茫洋に都市を築き、女王を中心とした母系社会を築く魚人系水棲種族。水陸両生だが、幼い内はエラ呼吸ができないため陸地で繁殖する。女王から賜る卵によってのみ繁殖できる為、子は必然的に「宝」である。

第七霊災によって産卵地が壊滅した為、新たな産卵地に適した沿岸をめぐり、リムサ・ロミンサと衝突を繰り返してきた。中には人間の海賊と結託するものもいる。

一方、種族存亡を賭けたこの時期に人間と対立するのは好ましくないと考える穏健派もいる。種族は違えど「宝」たる人間の子を助けたサハギンをきっかけとし、プレイヤーは親から子へと繋がってゆく物語を追う事となる。

「暁月のフィナーレ」ロールクエストにて、融和を求めるメルウィブ提督によって新たな産卵地を確約された事で、人間との関係に大きな変化が生じる事となった。

第一世界ではユールモア近海に生息する「オンド族」として登場。積極的に人と関わりを持ちたがらないが、彼らにとって希少な農作物と引き換えに海産物を取引しようとする。原初世界のサハギン同様にオレンジが大好物で、何とかして海の中で育てられないか考える者もいる。

なお住居は海底であり、人間との取引などで用がある時のみ地上に上がってくる。産卵も海底で行われるため、原初世界のサハギン族と違い、こちらはエラ呼吸の方が基本のようだ。

ちなみに暁メンバーが第一世界で活動していた時、彼らに最初にコネを作ってきたのはカナヅチのアルフィノである。どうやって接触したんだ?

細長い胴体に角の生えた鳥のような頭部を持つ鳥人種。ヤンキー気質で、ガラの悪い喋り方が特徴。喋り方のせいでヒトに友好的でないと思われる事が少なくないが、友好的な派閥でも喋り方だけはかなり乱暴なので、これが標準のようだ。

かつては空を飛ぶ翼を持っていたが、約500年前に支配していた黒衣森の精霊の怒りをかい、大渓谷ゼルファトルに追われてから、環境の変化によって遺伝子異常が発生。先天的に風切羽を持たずに産まれてくるようになってしまった。

これを補うように気球の開発・運用技術を有しており、シドがエオルゼアに亡命する以前は彼らの技術がエオルゼアの飛空艇に使われていた。

浮遊大陸アヤトランの出自である伝説が伝わっており、新型飛行船を組み立てて故郷への回帰を目指す一派「エカトル空力団」が存在する。ひょんな事でプレイヤーは彼らに関わり、夢へ向かって飛ぶ為の飛行船の完成を目指す事となる。

その後インスタンスダンジョン「博物戦艦フラクタル・コンティニアム」で出自が明らかとなり、アラグ帝国が開発したキメラ兵器の末裔である事が判明した。上述のキメラ生物研究所は浮遊する大陸である「魔大陸アジス・ラー」に存在するため、浮遊大陸アヤトランの伝説の由来も明らかになることとなった。

木の葉をまとった妖精のような姿を持つ、黒衣森を本拠地とする種族。某帝国人曰く「野菜」。

性質は悪戯好きで無邪気な子供そのもの。だがその悪戯が度を過ぎる事もあり、時にヒトとの倫理観の違いから陰惨な事件に発展する。

森に対する縄張り意識が強く、自身より強大な人間を警戒している。特にガレマール帝国の侵攻によって縄張りが侵された結果、自衛の為に雷神「ラムウ」を召喚してテンパードとなった「悪い子シルフ」は排他的かつ攻撃的になっている。

本来は臆病だが温厚な性質であり、人間に友好的な一派も存在する。メインストーリーでは大いに関わる事となるほか、千年に一度生まれる貴重な個体「御子ちゃま」を巡る物語が展開される。

蛮神召喚を行った蛮族ではあるが、イタズラという形ではあるもののヒトと能動的に関わろうという姿勢があり排他的ではないこと、信仰する神ラムウが調和を是とし無条件に他種族を排斥する性質ではない事から、これでも蛮族の中では比較的話が通じる方だと言われる事がある。ただそれでもテンパードになってしまった個体と話をするのは無駄であるが…。

ちなみに作中確認できる限りでは、獣人の中で唯一「暁の血盟」に所属したことがある。

白いぬいぐるみのような愛くるしい姿をした森の民。故あってコキ使われた某竜騎士は「醜い白豚」「ビーバーの突然変異」と辛辣な評を下す。

悪戯好きだがヒトに対して友好的で、主要都市などで社会に溶け込む姿がしばしば見られる。

もともとはイシュガルドの浮島「ドラヴァニア雲海」に住んでいた種族であり、天変地異によって一部が黒衣森に移住。それぞれの部族は微妙に特徴が違うが親戚のようなもので、後に交流を開始することになった。

意外と手先が器用で、ドラヴァニア雲海の部族は聖竜フレースヴェルグと盟約を結び、「白亜の宮殿」の修繕を引き受けていた。プレイヤーは荒れ果てた広場を修復し、失われた竜と人の絆を取り戻す手伝いをする事となる。

多くの個体は姿を消す魔法を常用しているらしく、モーグリ自身が魔法を解除して姿を見せない限り、魔法を見破れるほどに魔法的素養のある人物以外は姿を見る事ができない。黒衣森の個体は他の一般人が見えていない中で光の戦士は何もせずとも見えていたが、ドラヴァニア雲海の集落では当初光の戦士を含めて誰もモーグリ族の姿を見る事ができなかった。


西方の新大陸にある「マムージャ蕃国」からエオルゼアに渡ってきた、リザードマンのような風貌を持った種族。本国では「連王」と呼ばれる双頭の王による統治がなされており、姿かたちによって複数の部族に大別されるという。

その能力から傭兵を生業とする者が多く、獣人排斥令が出ているウルダハでも滞在を認められている。しかし、仕事にあぶれた者が野盗と化すケースもある。

非常に独特な文化を持っており、湯浴みに際しては踊りを踊るならわし。しかしあまりに卑猥だとして温泉地では出禁を食らっている(一方で好事家からは大好評を得ている)。

拡張ディスク第5弾「黄金のレガシー」では、新大陸こと「トラル大陸」が舞台となると発表。トレイラーでその姿が描かれ、「連王」ことグルージャジャも登場した。


蒼天のイシュガルド

高地ドラヴァニアに、「塚」と呼ばれる土製の高層建築物を形成して暮らす虫人型の狩猟民族。「シシシシシ」という鳴き声が特徴で、武器として火砲を使用。ドラゴン族の脅威から身を守る為、彼らが嫌う特殊な香を焚いて自衛している。

種族全ての個体の精神が「繋ぎ止めし者」を中心につながっており、故に高い統率力を持つ。

ただ稀にその精神ネットワークから離脱して自我を獲得する「分かたれし者」がおり、彼らは塚を離れて集落を形成している。

「分かたれし者」の分かたれ具合にも個体差があり、自我を獲得したが完全に分かたれていない者は何らかの切っ掛けで再び「繋ぎ止め」られてしまう事もあり得る。

ある時、分かたれし者の集落からもさらにはみ出ていたある個体がテイルフェザーの集落にて盗みを働き取っ捕まって光の戦士のお世話になった事を切っ掛けに、「人々から依頼を受けて報酬を貰う事で他所の物資を手に入れる」事を学ぶ。

これを「冒険者」だと教えられたこの個体は集落に戻り「冒険者ギルド」を設立し、光の戦士は彼らの自立を手伝いつつ現地民やドラゴン族との縁を取り持つと共に、分かたれる事を許さない「繋ぎ止めし者」との争いにも抵抗していく事となる。

アバラシア雲海を住処とする、鳥の頭部にふわふわ羽毛、ずんぐりとした胴体を持った種族。ただし自力では飛べず、サヌワという空飛ぶ蛇を移動手段にしている。生息地のアバラシア雲海の植物等がなんでもかんでもビッグサイズなので分かりにくいが、総じて3m前後になる巨体である。

物事を語る際は何かと形容を交える、大空を流れる雲のように雄大な語り口が特徴。また占いやしきたりを重要視し、文化や慣習は南洋風である。

踊りをコミュニケーションツールとして発達させており、同族間での闘争では「太陽の踊り」による踊り比べを行う。この踊りによって威圧された方が逃げ出す形でトラブルが終息する事が多いが、武力衝突も無い訳ではない。

蛮神ビスマルクを信仰する排他的な一派と、その蛮神を神の偽物として忌避する一派がある。このうち後者はイシュガルドから派遣された駐留部隊と友好関係を築いており、物品や食料の交換を行っている。

プレイヤーはとあるバヌバヌの美少女(!)を助けた縁で、彼らが新たな浮島に作った村の発展を手伝う事となる。

なお、獣人が人語を話すのかどうか明確にされていなかった中で、バヌバヌ族は明確に「エオルゼア共通語を話さず独自の言語を使う」と明らかにされている。イシュガルド民を始めとしたヒトと会話ができるのは、エオルゼア共通語を覚えた一部の個体に限られる。ただしプレイヤーである光の戦士は「超える力」によってバヌバヌ族のどの個体とも意思疎通ができる。

コボルドに似た体格をした、奇妙なマスクを付けた種族。外見だけでは性別が解らないが、名前から判断できる。(末尾がix=男性、ox=女性)

商才や機械技術などに秀でた能力の者が多く、ヒトと協力関係にある個体も存在する。低地ドラヴァニア、シャーレアンの植民都市跡に築かれた街「イディルシャイア」には、ゴブリンを始めとして種族を問わず多くの人々が集い、賑わいを見せている。

その一方、科学信仰を掲げる過激派「青の手」が存在。蒼天編メインクエスト終了後、彼らが起動した「機工城アレキサンダー」を巡り、プレイヤーは時空を超えた因果に挑む事となる。

ドラヴァニア地方に多く生息する種族。知能を持たず野生のままに生きる個体もいるが、一定以上の大きな個体は知性を持つ。

全てのドラゴン族は「幻龍」ミドガルズオルムの子である7体の竜・七大天竜のいずれかを祖としており、エオルゼアに住むドラゴン族は大別して「邪竜」ニーズヘッグの眷属と、「聖竜」フレースヴェルグの眷属である。

イシュガルドが千年に渡って争っている怨敵であるが、イシュガルドを積極的に襲っているのはニーズヘッグの眷属である。フレースヴェルグの眷属は積極的にヒトを襲っていないが、当初は友好的という訳でもない。

モーグリ族との友好クエストではドラゴン族とも深く関わる。モーグリでは手の届かない所の助力を頼んだり、ドラゴン族からの個人的な依頼を受けたり贈り物をしたりして友好を深め、かつてあった「ヒトとモーグリとドラゴンの友好の証」を再現するに至る。


紅蓮のリベレーター

ヤンサ地方の大河・無二江流域にはるか昔から住んでいた種族。名前の通り、ナマズをデフォルメしたような風貌を持つ。歩くときも特徴的なキュッキュ音がする。

のっぺりしてとぼけた顔つきだが、中にはやけに鋭い目つきをした個体もいたりする。

概ねヒトには友好的だが、人に馴染めない古風な個体が野盗となる事も多い。長らく人と疎遠だったため、人々から忘れ去られ、行き違いを起こしていることもある。

プレイヤーは天啓を得たとあるナマズオから、一族が滅亡する前に執り行うべき「大鯰大祭」の実行委員会に協力。モノ作りや資材集めを手伝う事となる。

紅蓮編におけるマスコット的な存在で、世界設定班の織田万里氏のお気に入り。後に絵本「ナマズオとだれもみたことのないもの」が上梓された。

第一世界にはナマズオ族に相当する獣人は見られないが、ラケティカ大森林にて見つかる古代ロンカ帝国の遺跡にはヒト族やキタリ族がナマズオ族と見られる種族と交流を持っていた事を示すものが見つかる。

ギラバニア辺境地帯の山岳部「ヴィルジャラの涸れ谷」に生きる、半人半蛇の種族。単為生殖により子を成し、女性のみで構成される。

魔法により金属から美しい装飾品を生み出す事に長け、優れた彫金師としての一面を持つ。

元々は美を愛し、戦闘を苦手とする非好戦的な種族。このうち大勢を占めるカリヤナ派は、族長の娘を帝国軍に人質に取られた上に行き違いで殺されてしまい、嘆き悲しむ族長が救いを求めて美神「ラクシュミ」を召喚してテンパード化してしまった。

これに異を唱え、ガレマール帝国のアラミゴ侵攻に際して、ウィルラ派と呼ばれる一族は自衛の為に武器を取り戦う道を選んでいる。

プレイヤーはアラミゴ解放軍に参加した、若きアナンタ族の少女と知遇を得る。ウィルラの族長である母の後を継ぐ前に、解放軍の関所を発展させようと奮闘する彼女と仲間を助け、様々な依頼を引き受ける。

紅玉海に暮らす、二本足で歩くカメのような姿をした種族。のんびりとした口調で話す。

八百万の神を信仰し、神の依り代となる物品、取引による人との「縁」を大事にし、宝物を収集して集落の宝物殿を満たすことを信仰の証とする習慣がある。

現在では温和な「碧甲羅」と過激な「紅甲羅」の2派に分かれる。このうち紅甲羅は早々に帝国軍に協力する一方、神の存在を認めない帝国に面従腹背する形で宝物を集め続けている。

本編においてプレイヤーは碧甲羅の一族と関わりを持ち、ドマ解放に向けた協力をとりつける。蛮族クエストでも彼らに協力し、付喪神が宿った不思議な人形と共に、一人の朴訥なコウジン族の男と共に「縁を結ぶ」道を歩む。

「八百万の神」を信仰し特定の一神教ではないが、作中ではとある神器に宿った神を呼び下ろす形で紅甲羅族が蛮神「スサノオ」を召喚している。

名前は日本語版では「ブンチン」「ソロバン」「カブト」など、何かしらの道具の名前である事が多い。

  • 人狼/信仰対象:???

ヤンサ地方に生きる、狼のような風貌を持つ半人半獣の種族。

戦に長けた武の民として知られており、長らくドマの君主に仕えた歴史を持つ。しかしドマが帝国属州となってからは家族を人質に取られた上で帝国軍に徴用されており、これに反発して野盗になった者も少なくない。

メインクエストでは人狼族の百人隊長・ハクロウが登場。ドマ解放の報を知らされないままエオルゼア軍事同盟との戦いに打って出るが、アルフィノの説得と光の戦士との一騎打ちを経て和解、内部からの切り崩しに貢献する。

またクガネには義賊的な行動を行う盗賊の人狼族がおり、プレイヤーは事件屋武辺者たちと、名刀・ソボロ助広を巡る壮絶な「取り逃げ」を目の当たりにする事となる。

アライアンスレイド「リターン・トゥ・イヴァリース」に登場。初出はFF12

鋭い口吻が特徴的な、二足歩行のトカゲのような種族。寿命は人間よりも長い。

鱗のような表皮は毛が硬化したもので、位置づけとしては爬虫類ではなく哺乳類に近い。それ故にバンガにとって「トカゲ」呼ばわりするのは最大の侮辱に当たる。

東州オサードのダルマスカ王国で人間と共存していたが、帝国の侵攻を受けて国は属州化。その外見から蛮族と蔑まれて弾圧で数を減らし、数少ない生き残りのほとんどは犯罪者に零落している。「RtI」に登場するバッガモナン一味も、元を正せばダルマスカ王家に仕えた銃士だった。

イヴァリース関連ではこの他にもシーク族が存在しており、敵性NPCとして登場する。


漆黒のヴィランズ

幼くして亡くなった子供の魂が変転した存在とされている、小さな妖精の種族。本拠地は妖精郷イル・メグ

誰もが一目置くほど強力な魔法が使える一方、精神年齢が全体的に低く悪戯好き。種族全体としては快楽主義の傾向が強く、中には命に関わる悪戯も平気で行う。人間に魔法をかけて「草人」に変えてしまうなどは序の口だが、唯一ジャイアントビーバーだけは恐怖の対象となっている。ガウガウ。

一部は夢の中で訪れることができるテーマパーク「リェー・メグ」を運営している。プレイヤーはリェー・メグの拡張を手伝う傍ら、ある一人の孤独なピクシーを巡って物語が展開する。

なお、便宜上蛮神として妖精王ティターニアが挙げられているが、これは神降ろしの儀によって召喚されたエーテル体ではなく、実在する妖精の中の一個体である。ただ妖精王の座を継ぐと強大な力を得ること、さらに作中で登場した個体は大罪喰いを倒した関係で自身が大罪喰い化しており討滅するしかない状態だったため、便宜上蛮神として扱われているものである。

ちなみに下記のン・モゥ族も同様だが「妖精語」と呼ばれる独自の言語が作中でいくつか出てきている。ただし妖精語が原因で人間との会話が成立していない場面は確認されておらず、古い言葉として存在しているだけで、通常の会話はヒトと同じ言語を使っている模様。またヒトの側もある程度妖精語を理解しているものも多く、リーンの名前は妖精語に由来している。光の戦士は「超える力」があるので妖精語が分からなくても会話に支障が出る事は無いが、妖精語で書かれた文章は読めないようだ。

水死者の魂が変転した存在とされている、二足歩行のカエルめいた種族。

フッブート王国の滅亡後、谷間に大量の水を呼び寄せて巨大な湖を形成。水妖幻園ドォーヌ・メグを創造し、本拠地としている。

ピクシーと同じく遊び好きで、危険度は輪をかけて高い。人間を水に引きずり込んで仲間にしてしまう事しばしばで、あるアイテムを求めて来た光の戦士改め闇の戦士も例外ではなかったが、光の戦士(とアリゼー)はコウジン族のまじないで水中でも活動できる体質になっていたため、仲間とはぐれただけで特に溺死もせず帰還できた。

今は亡き古代の人々によって、お手伝い用に作り出された、犬のような顔を持つ小柄な獣人型妖精。同じくイル・メグの「プラエンニ茸窟」を本拠地とする。

人間に頼られることを喜びとし、等価交換による労働に自己の価値を見出している。その為「困っている人間にお願いされる」と嬉しさのあまり我を忘れて取り乱すほど。なお「等価交換」と言う部分にもこだわりがあるらしく、労働に対して対価が足りない時はもちろん、多すぎる対価を払われても機嫌を損ねる。

ピクシー族ほど強力ではないが、理論的な魔法を得意とし、魔法の知識が深い。

  • キタリ/信仰対象:オキス・ダラン

原初世界のキキルンに似た姿の鼠人種。地下と冥府の神オキス・ダランを信仰している。

平均寿命は20年ととても短く、5歳ともなれば成人とされる。短命な種族であることから記録術に秀でており、それをかわれてロンカ帝国で書記官の一族として記録管理を任されていた。ロンカ帝国が滅んでからはその記録をラケティカ大森林の地下へと保管し、人前から姿を消していた。

同じくラケティカ大森林に住むヴィース族とはかつて交流があったが、ヴィース族が数百年になる長寿種族である事から古株ならば交流があった当時の事を覚えている人物がいる一方、キタリ族にとっては6~7代も前の事になり記録でしか当時を知らないという感覚のズレがある。

プレイヤーはロンカの遺跡を調査するルリ氏族の親子と遭遇。一族の小史と知恵が刻まれた「キタリの石碑」の発掘作業の助けとなる物資を集めつつ、親子2人の歴史に対する異なる見解に耳を傾け、歴史の謎に迫る。

原初世界のララフェルに該当する種族で、フルフェイスヘルメットを常時被る風習を持つ。このヘルメットおよびマスクは親族以外の前で脱いで素顔を見せる事は極めてハレンチな事だとされている。

代々伝わる厳しい掟を守っており、都市部ではめったに見る事がない。機械工作や地質学・採掘技術に秀でた種族で、酒と歌をこよなく愛する。

大半はコルシア島の山脈にある集落で閉鎖的な生活を営んでいるが、闇の戦士との交友をきっかけに「機械工学の技術で人々の暮らしに貢献できないか」と思い立ち、レイクランドに進出を果たした一団も存在する。プレイヤーは彼らの工房の協力者となって様々な部品を製作しつつ、名工ワッツが考案した「ドワーフ戦車」の完成を目指す。

片手を上げつつ斜めに体を伸ばすポーズで「ラリホー!」と言う挨拶がお決まり。これはプレイヤーもエモートアクションとして習得できる。


暁月のフィナーレ

  • マタンガ/信仰対象:マヌシャ神群・ムリガ神群

サベネア島に暮らす、象の顔を持つ獣人。総じて大柄で、色鮮やかな服を身にまとう。

紅蓮編においてはアジムステップにてエネミーとして登場していたが、こちらは獰猛な性格故にサベネア島から追放された「ガジャースラ族」。これと区別して「アルカソーダラ族」と呼ばれ、強い力と高い知性を持つ。

サベネア島の先住民族であり、後に流入してきたアウラやヒューランなどの異民族と交流・融合した結果、色鮮やかで独自の文化を形成した。人の姿をした「マヌシャ」と獣の姿をした「ムリガ」の神群を信奉し、マヌシャの中でも三姉妹神はそれぞれ「富」「知恵」「技巧」を司る事から人気が高い。

パッチ6.15でクエストが実装。終末の災厄で炎上したヴァナスパティ樹海から移住したアルカソーダラ族の中でも、「はみだし者」として疎外されていた若者グループがヒッポカート(カバに牽かせた車)での爆走を開始。事故になる前に声かけを頼まれた光の戦士はリーダーの「姉御」ことトルナに接触し、新天地で生計を立てる為にスピードを売りにした運び屋「ヒッポライダーズ」が結成されるのであった。

なおサベネア島にもガジャスーラ族は残っているが、意図的に文明的な生活を放棄し野生で生きているため、一部の指導者的立場の個体を除いて全裸である。

  • オミクロン/信仰対象:???

星外宙域の最果てのウルティマ・トゥーレにて出会う機械生命体……を、滅亡した文明の記憶から生み出した「再現体」。

オストラコン・デカークシに存在するオミクロンベースを拠点としている。かの自律兵器「オメガ」を製造した文明の末裔であり、アーテリスの文明とは比較にならないほど高度な機械技術を持っていた。ドラゴン族の母星を滅ぼしたのも彼らである。

かつては貧弱な生命体で、母星での生存競争にも負けて滅ぶ寸前の種族であったが、肉体の一部を機械に置き換える技術を開発した事により脆弱さを克服して勢力を大幅に増し、母星を支配する。その機械技術による自己進化は留まる事を知らず、資源を求めて他の星に侵略を繰り返すようになる。

侵略を繰り返すのと比例して肉体を機械に置き換える比率もどんどん増えていき、最終的には脳をも機械に置き換えた結果、一部の司令個体以外は命令に従う兵士のみの種族と成り果てた。

パッチ6.25でクエストが実装。レポリットのジャミングウェイ、オミクロンの一個体N-7000、電脳「スティグマ・フォー」と共に、様々な文明の「再現体」をもてなす為のカフェ「ラストレムナント」が開店。次々と増える客のニーズに応えるべく、光の戦士は採集によってこれを手伝う。

月(嘆きの海)の施設「ベストウェイ・バロー」で出会う、ウサギのような小柄な獣人。ある重要な使命を帯びており、地上の人を助ける努力を惜しまない。

技術水準は極めて高いが、偏った知識により少々とんちんかんな解釈をしている。

「FF4」に登場したネミングウェイ(ハミングウェイ)を思わせる風貌で、個体名はそれぞれ独自の物があるらしいが、ヒトの文化を学んで自身が憧れたものにまつわる単語を取り入れた名前「○○○ングウェイ」を名乗る。(例:ガイディングウェイ、プディングウェイ、ゴーイングマイウェイ)

パッチ6.35でクエストが実装。アーテリスの危機が去った事で、有事に備えていたレポリット達は「やる事」を見失い無気力に苛まれていた。これ憂慮した一人のレポリットは「ドリーミングウェイ」を名乗り、「やりたい事」を見つけて叶える為の「ドリーミング・ワークショップ」を開設。ベストウェイ・バローの一角に設けられた施設を盛り上げるべく、光の戦士は製作で支援する。


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