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ギラ・ズールの編集履歴

2017-01-31 07:23:56 バージョン

ギラ・ズール

ぎらずーる

ギラ・ズールとは、『機動戦士ガンダムUC』に登場するモビルスーツである。

概要

ギラ・ドーガに次ぐネオ・ジオン軍の主力機として開発されたモビルスーツ

名目上はギラ・ドーガをベースに設計された新型機とされているが、実際はムーバブル・フレームなどの大部分のパーツはギラ・ドーガから流用した改修機である。

デザイン的にはザク系列を彷彿とさせるジオン・スタイルにまとめられているが、これはシャア・アズナブルを失い低下した組織の求心力を高める狙いもある。

また、細かい装飾として手首付近には「袖付き」の所属である事を示すマーキングが施されているほか、隊長機の頭部にはブレードアンテナ、右肩にはショルダーアーマーが装備され、階級や個人の裁量である程度の改造が可能。


「袖付き」の運用する機体の基本的操縦システムは、ハード、ソフト共にギラ・ドーガから変更されておらず、コンソールやシートの形状も同じである。即ち、円形の「メインマルチディスプレイ」を中心に、それを囲む(右)「通信モニタ」と(左)「後方警戒モニタ」、足下のフットペダル、肘掛けの位置にあるサイドコンソールとそれ自体を引けば加速、押せば逆噴射する球形操縦桿「アームレイカー」により構成される。連邦軍でも当初ジェガンに採用されていたが、パイロットの不評からすでに廃止されており、第二次ネオ・ジオン抗争で疲弊した組織の財政事情が伺える。

ギラ・ドーガを比較すると向上はしているが大幅な進歩は無く、むしろ装備や設備の近代化更新という意味合いの方が強い。


また、開発元がアナハイム・エレクトロニクス社であるため、アナハイムの規格に適合すれば連邦系の装備でもそのまま流用することが可能となっている。


武装

ビーム・マシンガン

アサルトライフルの形状をしたビーム発射式銃。

ギラ・ドーガのそれと同じく銃口からペレット状のビームを連射し、また銃床にはアドオン方式のグレネードランチャーを装備可能。加えてEパックもバナナマガジンの形状になったため弾数も向上されている。


ビーム・ガトリングガン

クシャトリヤ用の装備。ビームを断続的に発射する事が可能。


ビーム・ショット・ライフル

サザビーが使用していた物をギラ・ズール向けに調節したもの。反動軽減用に弾帯を模したケーブルで機体背面と接続されて運用される。


ビーム・スナイパー・ライフル

ビーム・マシンガンの基部を転用した長距離狙撃用ビーム・ライフル。

砲身の延長やセンサーの追加が行われている。


サブマシンガン

取り回しに優れる小型銃。

主に大型火器を使用する際の予備火器として用いられる。


ビーム・ホーク

腰に懸架される接近戦用武装。上部と側部にビーム発生器を持ち、斬撃用のホーク・モード、刺突用のパイル・モードといった多彩な形態を有する。複数のモードの併用は可能だが、エネルギー効率が悪くなるのであまり勧められていない。


ハンド・グレネード

マニピュレータで投擲する形式の実弾兵装。

時限、磁気、接触、熱感知など複数の信管を持つ。


シュツルム・ファウスト

一年戦争時から多くの機体に使用されている単発式のロケット砲。グリップ・サイトを追加し命中精度を向上させた改良品を採用している。


ランゲ・ブルーノ砲

ギラ・ドーガの重装備用ユニットに装備された大口径砲。

重装備用ユニットには二基の大型プロペラントタンクとバランサーが装備されている。


ランゲ・ブルーノ砲・改

ランゲ・ブルーノ砲を宇宙戦闘用に改修した装備。

バックパックの基本的な構成はランゲ・ブルーノ砲と同一だが、サブジェネレーターを組み込んだビーム砲として運用された。


シールド

一般機と親衛隊機でその形状が異なる。一般機は右肩にザクと同様の固定式シールドを装備。

親衛隊の機体はギラ・ドーガのシールドと同形状の改良タイプを装備する。

親衛隊所属のキュアロン機のみ、この二種を同時装備し、シュツルム・ファウストを装備する為のマウントとしている。


バリエーション

親衛隊専用機

AMS-129 GEARA ZULU

フル・フロンタル直属の親衛隊が搭乗する機体。

両肩がスパイクアーマーになるなど、全体的に装飾が施され外見的に派手になっているほか、各パイロットが各種チューンナップを行っている為、機体性能は一般機よりも高い。

正確には、一般機は初期設計の一部を簡略化した廉価版であり、この親衛隊仕様こそが初期案に最も近いギラ・ズール本来の姿である。

特に推進器系が改修されており、これはギラ・ズールをシナンジュの高機動性に随伴可能なレベルにする為の措置だと言われている。

パックパックもザクⅡのものに近い一般機に対して、ギラ・ドーガと同様のものとなっている。


識別マーキング仕様

AMS-129 ギラ・ズール(ガランシェール隊仕様)

袖付きから離れ、ネェル・アーガマへ協力する事になったガランシェール隊所属のギラ・ズールを、目視でも敵味方識別をし易いように太腿部分にオレンジのラインマーキングを加え、頭部エンブレムを大きめにリペイントした。

また、捕虜としたフロンタル親衛隊の機体にも同様の塗装を施されたのち、ガランシェール隊の戦力に加えられている。

武装も互換性を利用してジェガン用のビームライフルビームサーベル、緑色に塗り替えたシールドを装備しており、連邦とジオンのちょっとしたハイブリッドを実現している。


アンジェロ・ザウパー専用機

フロンタル親衛隊

親衛隊隊長であるアンジェロ・ザウパー専用機。

紫を基調としたカラーリングが施され、バックパックもギラドーガランゲ・ブルーノ砲・改に換装されている。

武装は作戦状況によってビーム・ショット・ライフルを携行する場合もある。

ラプラス跡の戦闘でユニコーンガンダムに挑むも返り討ちにあい中破。その後は後述のローゼン・ズールに改修される。


ゼー・ズール

ゼー・ズール

袖付きが開発した水陸両用MS。

ゼー・ズールの記事を参照。


クラーケ・ズール

漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』に登場。

サイコミュ高機動試験用ザクのコンセプトをU.C.0096年の技術レベルで再現した機体。ギラ・ズール本来の仕様であった親衛隊仕様機を母体として開発された。

ベース機の腕部を残しつつ肩部にメガ粒子砲を内蔵した有線式遠隔兵器となる大型の腕部を追加、下半身は機体名称にある「タコ」を想わせる8本の大推力スラスターユニットに換装。その加速性能や機動性は巡航形態のデルタプラスに追従可能なものとなっている。

長距離航行用のオプションとして大型プロペラント・ブースターを装備している事もある。


ローゼン・ズール

アンジェロ・ザウパー専用機として、ギラ・ズールのムーバブルフレームにシナンジュの予備パーツを流用してカスタマイズされた機体。

ローゼン・ズールの記事を参照。


関連項目

機動戦士ガンダムUC

袖付き

ギラ・ドーガ アンジェロ・ザウパー

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