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黒ミッチの編集履歴

2018-02-23 22:16:20 バージョン

黒ミッチ

くろみっち

黒ミッチとは、『仮面ライダー鎧武』のキャラクターである呉島光実の黒化作品につけられるタグである。

紘汰さんのせいだ。紘汰さんに関わるとみんなおかしくなってしまう…」


「本当に大事なのはね、誰に与え、誰から奪うのか、それを決められる立場に立つことなんだ!それが権力…僕の求めていた力!」


「希望っていうのはタチの悪い病気だ。それも人に伝染する。紘汰さん、あなたはね、そうやって病原菌を撒き散らしているんですよ!」


「黙ってろよ クズ


「何人束になろうが、はクズなんだよ」



概要

普段は穏やかな呉島光実だが、かねてより物語の所々でかいま見せるしたたかさと冷徹さ、兄の貴虎が自分に甘いのを逆手に取るような行動などから視聴者からも黒化が予想されていた。


そしてヘルヘイムの森の真実を知るに至り、それを公表すれば世界中が大パニックに陥ると判断した彼は、秘密を隠蔽する貴虎とユグドラシルの方針に同調したが、同じく秘密を知った葛葉紘汰は青臭い正義感から、事実を暴露して事を荒立てようとするため、次第に彼と紘汰の心の溝は深くなってゆく。


ユグドラシルサイドに入ってからは黒化がますます強くなり、17話では自らの正体を隠して凰蓮・ピエール・アルフォンゾらを手駒にして雇い、紘汰の姉を人質に取って脅迫し、戦極ドライバーを奪おうとする卑劣な計画を実行する。凰蓮の予想外の行動で計画は破綻しかけるが、今度は戦極凌馬に取り入って事態を収拾するという策士ぶりを披露。

その行動がチーム鎧武のメンバーと過ごす日々を守るためであったとはいえ、その台詞や表情のあまりの黒さが話題となった。


さらに23話ではカチドキアームズでユグドラシルタワーに向かった紘汰をタワー内のモニター越しに見て「どうしてあなたは素直に僕に従ってくれないんです」と呟いていた。

26話では遂にヘルヘイムの森の秘密と裕也の死を知らせてを悲しませた紘汰に「あなたにヒーローの資格はない」と怒りを露わにするも、その直後に舞からビンタをもらってしまう。その後、ゲネシスドライバーを手に入れたバロンと戦おうとカチドキアームズに変身する途中の鎧武を背後から躊躇いなく撃つという行動に出た。

この一連の出来事によって黒化が決定的となり、紘汰とは完全に決別。以降は紘汰の抹殺を企むようになっていく。


それからは何かにつけては原因は全て紘汰にあると考えるようになり、28話では次世代ライダー達に襲われ行方不明になった貴虎にゲネシスドライバーを託されるが、それを使い斬月・真に変身、紘汰を襲撃するというどっかの大学生のような行動に出る。しかしバロンの乱入で逆転されるとインベスを召喚し逃走した。その後、紘汰と戒斗のやり取りを陰から冷やかに見つめていた。

33話ではオーバーロードデュデュオンシュと共に紘汰をおびき寄せる為罠を仕掛ける。その際ににデュデュオンシュに対して「仲間ってのは僕の思い通りになる人のこと」と話していた。

しかし、偽りの斬月・真の正体を助太刀に来たブラーボ(凰蓮)に「エレガンスが欠けている」と見破られる。そして極アームズに変身した鎧武に追い詰められそうになり、極アームズの必殺技を近くにいたデュデュオンシュをどっかの脱獄囚のようににしてその場をやり過ごす。そして極アームズの力に「どうしてあの人ばかり強くなるんだ!」と苛立ちを現すが、すぐに「それでも付け入る隙はある」と不敵の笑みを浮かべた。


そして35話にてレデュエと(恐らく彼にいいように利用されているだけだと推測されるが)交渉し、自身が選んだ人物のみを生き残させるノアの方舟計画を実行する。

しかし、それを思い人であるに否定された事で、舞と自分とを隔てている壁の正体が『希望』であると認識し、それを壊すべく、遂に自身の手で紘汰を抹殺するために行動を開始する。


紘汰の目の前で遂に本性を曝け出し、本文中の中段の台詞を叫び、斬月・真に変身し、紘汰に襲いかかる。

36話でついに実の兄である貴虎を自らの手で海に沈めてしまうが、それから、貴虎の幻影が彼に付き纏い、光実の行いを非難する様になる。

これがきっかけで完全にタガが外れたのか、38話以降、その性格は完全に尊大かつ自己中心的なものとなり、紘汰、戒斗、凰蓮、城乃内ペコといった自分の敵対者(もとい自分の気に入らない人間)を見境なく「クズ」呼ばわりしたり、笑い声を上げながら攻撃を仕掛けたり、ラットやリカを王妃復活のための生贄にしたり、いかなる物事も常に自分の都合のいい様にしか解釈しない様になるなど、その言動は明らかに狂気じみたものとなってしまい、その醜態を目の当たりにした戒斗からは「もはや強い弱いの問題ではない。ただの馬鹿だ!」と痛烈に罵倒されている。

鎧武&バロンの戦いで貴虎の幻影を打ち破り、後戻りが出来ない一線を越えてしまったことにより、これまでにない力で極アームズさえも圧倒する様になるが、その反面、心の奥底では貴虎の幻影=心の底の底に残っていた罪悪感を完全には払拭できておらず、以降も光実を挑発する様に出現し、狂乱しつつある彼の精神を更に苛んでいく。

さらに42話でDJサガラに自ら正体を明かされて一連の出来事が彼の手の平の上にあったことを知り、自身が目的を見失いかけていることを自覚してもなお凌馬の吹き込みにあっさりと釣られ、自身の命すら危険にさらすヨモツヘグリロックシードに手を出し、まだ紘汰と闘おうとする。


そして続く43話にて紘汰の身を挺した行為により、ヨモツヘグリロックシードが破壊され、変身が解かれるが、それと引き換えに瀕死の重傷を負って意識を失う寸前の紘汰から、これまで光実から受けた仕打ちや裏切りを許すと宣言されたばかりか、「命を粗末にしないでほしい、そして光実が自分を許せるようになってほしい」と労りの言葉を投げかけられた事で、長らく忘れていた紘汰への情や罪悪感、そして良心の呵責の念がこみ上げ、自分が最早後戻りができない域に達してしまった事実を前に激しい葛藤に苛まれる事となるが、せめて舞だけはこの手で救うという最後の一握の希望を胸に彼女の下へ戻る。


だが舞の下に戻った時、光実を待っていたのは、非情にも彼をさらに絶望へと落とす現実だった…


光実が紘汰との最後の決戦に挑んでいた間に、彼女は凌馬の手により黄金の果実を摘出する為だけに命を奪われており、例え自身が泥をかぶってでも守ろうとした最愛の人の死を目の当たりにした事で、やっと自身の行いの間違いに気が付くという何とも皮肉にして救いようのない結果にたどり着く事となった


その後、怒り任せに凌馬に襲いかかろうとするが、逆に彼がゲネシスドライバーに仕込んでおいた安全装置『キルプロセス』によりドライバーを破壊され、自身が利用していたつもりでいた彼に「嘘つき、卑怯者。そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の格好の餌食になる!」とこれまで、邪道だったにしても光実なりに努力してきた事全てを否定し、嘲笑する皮肉を含んだ罵倒と共に散々打ちのめされてしまう。


その時、突然光り輝きだした黄金の果実からが出現。「こんな非情な運命を変える為に時空の彼方へと旅立つ」と別れを告げる彼女の言葉を聴きつつ、その“非情な運命”を引き起こす一因となってしまった自分の愚かさを嘆き悔み、ただ泣きじゃくるという惨めで悲しい結末を迎えることとなってしまった。



その後、絶望の縁に突き落とされた彼は全てが終わった後も、罪悪感や後悔を抱え続け、かつての仲間から手を差し伸べられてもそれを受け入れる事ができず、延々と自分の殻に籠もり続けていたが…(その結末は親記事を参照)



呼び方

なお、17話の東映公式予告ページによると撮影現場でも「悪実(わるざね)」「黒ミッチ」と呼ばれていたとのことで、これもほぼ公式用語といっていいだろう。


情報雑誌『フィギュア王』No.200にて、仮面ライダー鎧武終了に寄せられた

呉島光実演じた高杉真宙のコメント文にも『黒ミッチ』がさりげなく使用されてる。



闇落ちライダー

上記の通り、もはや黒化を通り越して闇堕ちの領域に踏み込んでいる事から、「当初は『明確な主人公の仲間』でありながら闇堕ちした仮面ライダー」と言う、恐らくは史上初の事例になった。


闇堕ちライダー」の事例自体は前例がないわけではないが、元々危うい面を持っていたりメフィストフェレス的な誘惑者にへばり付かれていたりそもそも主人公と張り合った挙句に転落していったりと言った具合に、どの事例も光実のケースとは明確に異なる。


ちなみに彼を演じている高杉真宙氏は、このように「当初の立ち位置から変わっていくキャラクター」になることを、比較的初期段階から知らされていたとのこと。

高杉氏はこうした役柄にむしろやりがいを感じており、「後々黒くなった時の変化が分かりやすいように、初期の頃は声を高めに出していた」「ここまで来たら安易に改心してほしくはない」などと語っている。



pixivでの反応


pixivに投稿されるイラストや小説の中にはミッチを擁護するものや改心を望む作品もあるが、

おめでとうミッチ


割合的には悪落ちを揶揄するものや、断罪・非難するイラストの方が多い。


中には、あのライダーや、

BLACKRXが物申す!



‘希望’を体現するライダーに自分の意見を代弁して貰ったり、

希望ってのはタチの悪い病気と同じなんだ。



虚淵玄繋がりのイラストだったり、

仮面ライダー龍玄~魔女化~ 描いてみた



プリキュアが喧嘩を売ったり、

どうして、邪魔ばかり入るんだ・・・・



何だか凄い事になってるモノまである。

センシティブな作品ミッチー「ヒャッハー!」



余談

DEATHNOTEに登場する夜神月と似ている所があり、天才的な頭脳、完璧な優等生として穏やかに振る舞い、思い通りにならない事には怒りを露わにする起伏の激しい面、高慢かつ独善的な選民意識と自分の邪魔をする者を躊躇なく抹殺する冷酷非道さ、救いようのない結末など共通する点が多い。


直前に虚淵氏が手がけた魔法少女まどか☆マギカの登場人物・暁美ほむらとの共通点が指摘されることも多い。

周囲に心を開かなかったのは同じだが、光実が周囲を利用し支配しようとしたのに対し、ほむらは周囲を拒絶し独りでの解決にこだわったという相違点もある。


関連タグ

仮面ライダー鎧武 呉島光実 黒化 闇落ち 哀しき悪役

仮面ライダー斬月・偽 それが権力! 権力ロックシード

全部紘汰さんのせいだ

悪魔ほむら・・・脚本&闇堕ち繋がり

卑川いおな・・・30分後の世界における似た者同士

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