概要
アニメーションの制作は伝統的に韓国の制作会社が担当しており、オリジナル版はラフ・ドラフト・コリア、2016年版はスンミン・イメージ・ピクチャーズである。
世界で178ヶ国も放送され、子供たちを中心に大ブレイクし、『トムとジェリー』と並ぶカートゥーンネットワークの代表作。原作・総監督のクレイグ・マクラッケンが製作した『Whoopass Stew:A Sticky Situation』に登場する「Whoopass Girls」(「Whoopass」というよりは「Whoop Ass」が正しいと思われる)が原型である。その後現在のタイトルに改題、単独作品として製作が開始された。
- Whoopass Girls の方が頭身がある。
日本では2001年1月10日から同年12月23日にかけてテレビ東京にて初放映。2001年10月5日よりカートゥーンネットワークでも放送開始。地上波放送が終了した後も同じキャストで放送継続されている。当初はカートゥーンネットワークで日本初放映される予定で、独自の翻訳・キャストによる吹き替え収録が26話分まで進められていたが、諸事情により地上波放映時に新たに吹き替えを行うことになったためお蔵入りとなった。2003年9月22日・9月23日の2日間にかけ、カートゥーンネットワークにて当時収録されたバージョンが「パワーパフ ガールズ アンダーグラウンド(以下UG)」として放映された。
2002年には劇場版が公開された。
2014年1月20日にアメリカのカートゥーンネットワークでパワーパフガールズのCG版「The Powerpuff Girls:Dance Pantsed」が放映される。
2015年、日本上陸15周年を迎えた。
2016年には新シリーズ(タイトルはそのまま「The Powerpuff Girls」)が開始された。大人の事情もあってか、作風や時代設定などに変更がなされている。あえて区別するなら2016版パワパフと言った所か。
日本で視聴する場合はCNやMX2の他に各種ネット配信サイトでも放送されている。2018年9月現在59話程制作されている。
同時に旧作の方もデジタルリマスターされ放送、配信されている。
元々テレビ東京放映版は独自色強め。
カートゥーンネットワーク放映版はオリジナルのまま。
という相違点があったが、何故かリマスターはテレビ東京版の方で行われている。
ストーリー
科学者のユートニウム博士が、「お砂糖とスパイスと素敵な物をいっぱい/Sugar, spice, and everything nice. (『マザーグース』の一節に由来)」混ぜてむっちゃ可愛い女の子を作る実験中に、誤って「ケミカルX」を一緒に混ぜてしまったため、スーパーパワーを持った3人の幼稚園児が誕生。3人はタウンズビルの街を守るスーパーヒロイン(ナレーションでは”スーパーヒーロー”と呼んでいる)として悪と戦う。
ユートニウム一家
- ユートニウム博士(Professor Utonium)
- ブリス(Bliss)
(2016年/CV:潘めぐみ)
- ブロッサム(Blossom)
(CV:麻生かほ里/UG版:笠井律子/2016版:豊崎愛生)
- バブルス(Bubbles)
(CV:南里侑香/UG版:間宮くるみ/2016版:上坂すみれ)
- バターカップ(Buttercup)
現在は、常態的にはチームとして活躍していないメンバー
その他
- スティーミーパフ・ガールズ(Steamypuff Girls)
- ユウトニー博士
ユートニウム博士の先祖。ヘアスタイルと長い口髭以外は子孫に似ている。
- アンチエイジング・モンスター(Anti-Aging Monster)
- デクスター (Dexter)
幻のメンバー
- パーフェクトリトルガール (Perfect Little Girl)
敵キャラクター
- ファジー・ラムキンズ(CV:松山鷹志)
実は「Whoopass Girls」の時代から登場している最古参の敵達でもある。同時に、『パワーパフガールズ』以外のバージョンでも登場した唯一のヴィランズでもある。
その他の登場キャラクター
基本的には良い人だが、色んな面で多々問題ありなタウンズビルの市長。
ピクルスへの強い愛情を持ち、ブロッサム・バブルス・バターカップが初めて幼稚園に通った日に街を遊びで破壊しまくってしまっていた時も、状況対応よりもピクルスを買いに行くことを優先した(が、罰が当たったのか、肝心のフレッシュなピクルスを口に入れる瞬間に件の娘達に物理的に突っ込まれた)。また、連日の騒動でもピクルスのことばかり騒いでいた。強盗に襲われた際も、ミス・ベラムの安全を優先させたのは良いものの、平気で自分の妻を差し出し、しかも妻よりもトイプードルの置物を優先させた。
2016年版では、ミス・ベラムが有給中なため、一人でいる事がこれまでよりも多くなった。スイッチが入ると、ガールズも驚くような戦闘力を発揮する。
超有能な市長秘書。顔が見えている場面も存在する。
2016年版では1000日の有給を取っており、南国にいたりする。そのため、レギュラーから外れている。
(CV:小堺一機)
物語の所々で登場するしゃべる犬。車の運転も出来るらしい。
- エルマー・スラッグ
(CV:安崎求)
ガールズの同級生で糊を食べる癖があり、ミッチー達に虐められていた。その際に放射能汚染されたハエを誤って食べモンスター化してしまうが、その際にクラスのみんなに謝罪を求めていた。その後はちゃんと元に戻った。
- ミッチー・ミッチェルソン
(CV:佐藤晴男)
ガールズの幼稚園の同級生で、文字が入った黒いTシャツが特徴。エルマーを虐めたりトゥィッギーを虐待したりと乱暴だがハリーのキスを恐れて逃げたり、ザ・ファイト・ビフォア・クリスマスでは先生に諭されて同級生に雪玉を投げつけるのをやめたりと(プリンセスは先生の足を平気で踏んでいた)、良くも悪くも自分の感情に正直な性格。そのためか、サンタからは良い子と認められていた。
- ハリー・ピット
ガールズの同級生で浅黒い体の男子。誰彼構わずキスをする癖の持ち主のためみんなからは嫌われており、それが災いしてモジョにガールズを追っ払う武器として利用されてしまう。が、しかし彼の悪評は根も葉もない噂と気づいたガールズからキスの嵐を受け、ご満悦な表情となっていた。一度ミッチーと一緒にエルマーを虐めたことがある。
- ロビン・スナイダー
ガールズの自宅の隣に引っ越してきた女の子。社交的ですぐにガールズと仲良くなったがガールズが市長に頻繁に呼び出され、遊ぶ機会がなくなってしまう。同時期にガールズの一員になることをたくらむプリンセスに利用され万引きをしてしまう。しかしプリンセス本人が本性を現したことからガールズとの誤解は解け、ガールズとまた一緒に遊ぶようになった。
- トゥイッギー (Twiggy)
幼稚園で買われている雌のハムスター。プリンセスに罵倒されたが、後にミッチーに虐待されたあげくロケット花火に縛り付けられたままトイレに流されてしまった。が、運命に救われたのか、下水道を流されても生き延び、そのまま放射能廃棄物のドラム缶に落ちたため、汚染されたが巨大化して花火の拘束を破壊して生還できた。そしてミッチーに襲いかかる。ミッチーは助け出されるが、幼稚園にてハムスター的な公開罰を受けさせられ、文字通り「飼い殺し」になった。トゥイッギーは、元には戻れなくなったが、そのまま飼われることになった。
2016年版にて、幼稚園が破壊されたがどこにいるのかは不明。だが、今度はピー・ウィーという個体がバブルスが科学物質をポイ投げしたために怪獣化してしまい、幼稚園の暫定的な閉鎖と刑務所の隣の小学校への引っ越しが決まった。
主題歌
オープニングテーマ
「IT'S UP TO YOU!」
(The brilliant green)
「Cream Puff Shuffle」
(パワーパフソウルズ = 林原めぐみ・上谷麻紀・山下裕美子)
エンディングテーマ
「The Power Puff Girls」
(Bis)
「WIN, LOSE or DRAW」
(P.P.S.)
関連イラスト
関連動画
(Whoopass Girls)
(各バージョンのOP)
(日本での放送開始時の告知CM)
(歌い手達のカットインがないオリジナル版はこちら)
(MAD)
表記揺れ
関連タグ
クレイグ・マクラッケン カートゥーンネットワーク カートゥーン アメコミ 海外アニメ 懐かしアニメ
パワパフ50users入り パワパフ100users入り パワパフ500users入り パワパフ1000users入り
ラブライブ!:渋谷パルコで行われる展示会において、まさかのコラボを果たした。パワパフ風のμ'sは別の意味でも衝撃を受けるだろう。パワパフの日本上陸15周年を記念した今回のコラボも、その一環と思われる。