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天竜浜名湖鉄道の編集履歴

2021-04-21 13:50:53 バージョン

天竜浜名湖鉄道

てんりゅうはまなこてつどう

静岡県西部に路線を有する第三セクター鉄道。

概要

静岡県浜松市天竜区に本社を置く、第三セクター鉄道会社。通称「天浜線」。

県中西部の掛川駅から、天竜二俣、奥浜名湖を経由し、県西部の新所原駅へ至る、67.7kmの路線を有する。


元は国鉄二俣線で、東海道本線東海道線)のバイパスとして建設された路線のため、両端でJR東海道線と連絡している。

しかしながら、単線非電化の隘路であり、全線を乗り通すには、東海道線の倍の2時間程度を要する。

ほぼ中間の西鹿島駅遠州鉄道と連絡しており、共同のフリーきっぷなどもある。

天浜線


車庫のある天竜二俣駅は、国指定登録有形文化財の「転車台」の見学会も行なわれている。

天浜線天竜二俣駅の転車台・扇形車庫とC58LTS5のカタログ裏表紙


尚、2003年より、天竜観光協会の委託事業として「遠州天竜舟下り」を運営していたが、2011年8月に転覆事故を起こし、川下り事業から撤退する事となった。


車両

TH2100形

2001年導入。

新潟鐵工所製の18m級軽快気動車「NDC」の一種。肥薩おれんじ鉄道等の車両と同形だがこちらはトイレがついていない。

塗装は公募を元に決められた。

同形車でイベント用のTH9200形も1両存在する。

最近ラッピング車両が増えており、2021年2月末時点で以下の通り。

車両導入塗装
TH21012001年1月湘南色Re+
TH2102同上キハ20
TH2103同上キャタラー
TH21042002年2月標準色
TH2105同上ヤマハPASラッピング
TH2106同上かけがわ茶エンナーレ2020
TH21072002年12月花のリレー・プロジェクト
TH2108同上ホンダカーズ
TH2109同上ゆるキャン△
TH21102003年11月標準色
TH2111同上標準色
TH21122004年12月標準色
TH2113同上スズキカタナラッピング
TH21142005年12月音街ウナうなぴっぴごー!
TH92002002年12月宝くじ号

ローカル鉄道ウナ電⁉

国鉄二俣線全通80周年鉄面画 天竜浜名湖鉄道TH2100形 ゆるキャン×天浜線



TH3000形

掛川市役所前駅フルーツパーク駅の開業等に伴い、増発を目的に1995年10月導入された、富士重工製の18m級気動車。「LE-DC」の一種。

TH3501、TH3502の2両が在籍。ナンバーがTH300Xのようにならなかったのは、350馬力に因んだため。デビュー当時はアイボリーにオレンジのラインが入るオリジナル塗装だった。

1996年2月6日より運行開始。他の形式と連結出来ないため、1両または同形式の重連で使用された。2000年まで運転されていた快速列車に優先的に入るようになっていた。

2005年12月には、TH3501が「トロッコそよかぜ」の2代目牽引車両になり、砂撒き装置の追加などの改造が行われ、2006年2月末には塗装も客車に合わせたアイボリーと茶色になった。(イラスト左)トロッコそよかぜは、2007年に車両不具合のため引退したが、塗装はそのまま変わらなかった。

2010年9月に故障による部品取り車が必要になったため、TH3502が廃車。

2015年10月18日からは、フィンランド・マリメッコの生地を使用したカーテン、ヘッドレストカバーに交換の上、「スローライフトレイン」として運行されている。

2016年9月には金帯がなくなる、スカートが黒になるなど、塗装が若干変更された。(イラスト右)

2020年12月に故障が発生し、運用を離脱。修理の部品の調達が困難なことから、2021年5月23日に引退。ラストランは乗客を乗せずに遠州森駅~三ヶ日駅間を走る。

人気車両だったため、同車を引き取り、活用してくれる先を募集している


天竜二俣新所原駅


TH1形

1988年の開業時に導入された富士重工製のいわゆる「レールバス」。

15両が在籍したが、2005年にTH2100形に置き換えられて引退し、一部の車両がミャンマー国鉄へ譲渡された。

車内設備の違いによって、TH1~4形の4タイプがあったが、ナンバーは続番だった。

TH2形(TH211)はトロッコそよかぜ牽引車両だった。

天浜線センシティブな作品

ゆるキャン△コラボが20年早かった天浜線


駅一覧


路線図

天竜浜名湖鉄道線路線図


関連イラスト

天竜浜名湖鉄道 掛川駅LTS5のカタログ表紙

左:掛川駅、右:天竜二俣駅

天浜線金指駅の有形文化財ホーム・上屋とC58国鉄二俣線全線開通80周年

左:金指駅、右:浜名湖佐久米駅


余談

  • 上野部駅~天竜二俣駅は、数年で廃線になった光明電気鉄道を跡を転用したもの。トンネル内に痕跡が残る他、天竜二俣駅付近に廃線(ホーム)跡が残る。
  • かつて天竜二俣駅から佐久間駅まで、国鉄路線(佐久間線)を建設する予定があった。
  • 天竜二俣駅付近にC58キハ2020系が保存されている。

その他


関連タグ

天竜 浜名湖 気動車 鉄道 遠州鉄道


外部リンク

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