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イージスガンダムの編集履歴

2022-01-14 00:59:25 バージョン

イージスガンダム

いーじすがんだむ

GAT-X303 イージスとは、TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」に登場するモビルスーツである。

「俺が…お前を撃つ!」


機体データ

型式番号GAT-X303
全高18.86m
重量79.6t
装甲材質フェイズシフト装甲
動力源バッテリー
所属地球連合軍ザフト
パイロットアスラン・ザラ

概要

地球連合加盟国の1つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、オーブ管轄の資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MS(G兵器 / 第1期GAT-Xシリーズ)の1機。

機体名の「イージス」は、ギリシア神話において女神アテナが用いる防具「アイギス」を英語読みしたもので、転じて本機では「盾」を意味する。


第1期GAT-Xシリーズでは4号機にあたり、機体そのものはメビウスの流れをくむ、可変式バインダーの恩恵によって高機動強襲戦を得意とする。

可変機構を採用した300系列フレームを有し、連合軍内において新機軸兵器であったモビルスーツと、古典的な兵器であるモビルアーマー形態を切り替えする多機能性を有する。メビウス・ゼロにも近似した四肢のレイアウトは、対照の形状となる手足を前面へ伸ばした「巡航形態」によって前衛投影面積の削減と、一体化したフォルムによる高速接近を可能とし、四肢を四方に広げた「強襲形態(資料によっては握撃形態と記載される)によって敵機を捕縛し確実な破壊を可能とする。また、この形態では解放された580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」による砲撃が可能であるため、これを至近戦で使用した際は敵艦を撃沈させる事すら可能とする。


四機との連携時に指揮官機として運用する事を想定しており、頭部には機体名である「イージス」の由来となった、イージスシステムに相当する大型の多目的センサーユニットを搭載。リアルタイムの戦況確認と、僚機への指示によって目に見えない防護網を構築する。


可変機構が複雑であった事に起因する整備性の低さから、他の第1期GAT-Xシリーズとは異なり、本機のコンセプトをそのまま受け継いだ量産型に該当する機体の開発が行われておらず、後のライブラリアンの運用する機体にも、本機をベースとした機体は存在していない。実際オーブ近海でストライクと一緒に黒焦げで大破した当機が破棄されてたところをカガリ達オーブの人間に発見された時もストライクの残骸だけ持ち逃げされてパクられた一方、イージスは放置されているあたり、連合以外の人間からもそういう認識なのだろう。

ただし、その可変機構の自由さは多少マイルドに調整されながらも後の地球連合軍の可変MS開発に貢献している。


ザフトに奪取され、以降アスラン・ザラの乗機として運用される事になる。


可変機構

MS形態から上述の巡航形態・強襲形態になるまでの過程だが、

  1. 武装を腰バインダーに配置し、変形前の準備に入る。
  2. 襟部分まで含めた頭部が背部バインダーの稼働によって胴体から外れ、ほぼ同時に両手両足も畳まれ、両脚の太ももが180度回転し下側アームを形成、各部の爪が起き上がる。
  3. 両側の上腕部がそれぞれ肩アーマーに収納され、上側のアームを形成、頭部が胴体の後ろに畳まれ、コクピットブロックが上側に跳ね上がり、腰フロントアーマーが機体下部に移動、腰バインダーが90度回転する。
  4. 4本のアームを各関節で稼働させて、腰バインダーを推進機として前に向かせる。

以上をもって、MA形態への変形を完了する。

初のMS開発にしては中々のチャレンジ精神である。


武装

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

頭部に内蔵されているバルカン砲。他のGAT-Xシリーズにも採用されている、同系統機の標準装備。


60mm高エネルギービームライフル

イージスの主武装。他の機体と同規格の装備ではあるが、長射程を考慮し大口径かつロングバレル仕様となった。

非使用時やモビルアーマー形態時には、腰部バインダーにマウントされる。


ビームサーベル

両腕・両脚のクローを発振源とするビームサーベル。

他の機体とは異なり完全な固定装備で、抜刀動作が不要のメリットはあるが、ビーム刃が腕の延長線上に出力される都合、通常のサーベルとは用法が異なる。

特に脚のビーム刃は爪先部分から出力される為、蹴りに連動した斬撃も可能である。


対ビームシールド

ビームを拡散吸収する特殊塗料でコーティングされたシールド。可変機構に対する考慮から他の系列機とは形状・運用法が異なる。非使用時及びモビルアーマー形態時にはビームライフルと同じく腰部バインダーにマウントされる。

先頭が鋭利な形状になっているため、普通に投擲武器としても機能する。スカイグラスパー程度ならあっさり破壊可能で、これがある主要キャラの死因にもなった。

ちなみにイージス大破時はこの武装だけ遠方に投げられたまま放置されていたためか黒焦げを免れており、短編OVA「SEED ASTRAY-RED FRAME-」ではオークションに出されていた。


580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」

イージスガンダムの固定武装の中では最大の火力を誇る大口径エネルギービーム砲。

戦艦を一撃で沈めるほどの威力を持つが、その性質上使用はモビルアーマー形態時のみに限られる。

名前はギリシャ神話の怪物「スキュラ」に由来する。


ZAFT製イージス専用大気圏内用強化ユニット

新漫画版で登場。

大気圏内ではMA形態での単独飛行が出来ないイージスに、大気圏内での単独飛行能力を与える強化パーツ。元々のビームライフルはオミットされ、代わりに更にバレルが長いロングビームライフルを装備。腰部バインダーにもレールガンを搭載した飛行翼が取り付けられ、全体的に一回り大型化した印象を受ける。MA形態ではロングビームライフルとシールドをワンセットにしてスキュラの砲門の前に設置するので逆にMA形態でのスキュラ発射は出来なくなったが、胸部装甲のデザインが変更され、MS形態での発射が可能になっている。一方であくまで飛行能力を強化するための装備故に装甲の補強は特に見受けられず、むしろスキュラの砲門がむき出しになっているので防御性能は落ちている。全体的な構造がリジェネレイトの要素を多く含んでおり、イージスとリジェネレイトの間の機体としてデザインされたと思われる。


バリエーション

イージス(再生機)

設定上で存在する機体。

戦後、地球連合軍の特殊部隊「ファントムペイン」が兵器開発会社「アクタイオン・インダストリー社」を中心とした連合に加担する企業の支援を得て推進したエース専用MS開発プロジェクト「アクタイオン・プロジェクト」の際、データ収集のために再生産された機体。旧式化した部分にいくらか改修が施されている以外は、アスランの使用したイージスとスペックはほぼ同一。


ロッソイージス

アクタイオン・プロジェクトで再生産された機体を改修したイージスの発展型MS。


レイダー(X370)レイダー(333)

イージスの実質的な後継機(X370)と量産機(333)。

資料によっては『イージスガンダムに使用された、X300系フレームを参考に簡素化・信頼性の強化を計った』とされており、後継機も量産機も存在はしたと言える。


リジェネレイト

ザフトで開発された核駆動型の大型MS。

イージスの可変機構を発展させた、多彩なMA形態を持つ。


ガンダムイージスナイト

WEBアニメ「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」に登場。

ガンダムジャスティスナイトの後継機として、イージスガンダムの意匠を組み込んでカスタマイズしたオリジナルのガンプラ。イージスの変形機構はそのまま使用可能になっている。

武器はランスと大型シールド、ビームサーベル。

2ndシーズンにおけるカザミの愛機。


関連イラスト

イージスガンダム

イージス

アスラン


関連項目

機動戦士ガンダムSEED

アスラン・ザラ


デュエルガンダム

バスターガンダム

ブリッツガンダム

ストライクガンダム


ゲテモノガンダム:独特の変形やそこから放たれるスキュラの悪魔のような一撃から本家たちにも劣らないゲテモノっぷりを見せている。「(主人公と敵対しているとはいえ)準主役ポジションの正統派美形キャラがこのようなゲテモノデザインに搭乗する」というのは当時中々斬新だった。


ウイングガンダム何故関連タグにあるのかはお察しください。2887

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