概要
オーレ地方で活動する悪の組織「シャドー」の幹部のひとり。
筋肉が見てわかる程に鍛えられた肉体を誇る男。
背丈も主人公の倍近いが、ほぼ常に前傾姿勢でゴリラのように見える。
見た目に違わず身体能力はかなり高く、バトル山で主人公に敗北した際には険しい峡谷に浮いているバトルフィールドからなんとジャンプで退散した。
ダーク・エンテイを所持している。
本人曰く主人公に敗北するまでジャキラ以外には敗北したことが無かったらしい。
シャドー幹部の中ではもっともガラが悪い乱暴者で、バトル山の最初のエリアリーダー・セネティに「時の笛」を渡すよう要求し、彼がそれを拒否した際にはポケモンバトルをせずに直接セネティを殴り倒した。
セネティは当然それを卑怯と言ったがダキムは「お前ごときが俺に(ポケモンバトルで)勝てるとでも思ってるのか!」と開き直っている。まあ確かにポケモンのレベル的にも種族値的にもセネティに勝ち目はないのだが。
反面部下に対する態度は決して横柄ではなく、主人公に敗れたコワップに対しても理不尽な叱責をすることはなく、主人公の実力をきっちり見極めた上で「到底敵わない相手だった」と素直に認めて即座に次の指示を出している描写がある。
実は指揮官としてはそれなりに有能なのかもしれない。
戦法は主にじしんやだいばくはつによる全体攻撃を多用し、自分のポケモンはふゆうやまもるでダメージを受けないようにしてくる。二戦目以降はにほんばれ+ソーラービームのコンボも使用し始める。
が、手持ちの弱点がかなり被っていることに加えて4倍弱点持ちも多いため、実際戦うと他の三人の幹部と比べて格段に弱い。馬力は高いのだが。
ちなみに彼のダーク・エンテイはまもるを覚えておらず、そのために味方のポケモンのじしんに巻き込まれてスナッチする前にやられてしまうことがある。
これにより最初のダキムとのバトルでエンテイをスナッチできなかったプレイヤーはかなり多かったようで、この「味方の地震に巻き込まれてやられる伝説のポケモン」というあまりに情けなさすぎる絵面から、エンテイは唯一神という皮肉めいた蔑称がつけられてしまった。後に畏怖の称号となるには実に10年の歳月を要したのであった……
XDでは未登場で、その後どうなったかは逮捕、追放、脱退など第三世代当時から、二次創作やファンの考察での諸説はあるが公式には明かされていない。
所持ポケモン
※エンテイをスナッチしていなければヘルガーはエンテイになる。
第1戦(バトル山)
メタング Lv.37
バクーダ Lv.38
ヌマクロー Lv.38
ゴローニャ Lv.38
ダーク・エンテイ Lv.40
4倍弱点持ちが三体もいる上に、じめんタイプの一貫性も強い。
みず、くさの両タイプが使えるポケモンがいれば多少レベル差があっても容易に突破できるので頑張ろう。
なお、コロシアムはほのおタイプのポケモンの入手機会に乏しく、ここを逃すと次に新規のほのおタイプを入手する機会はラストダンジョンのラルガタワーまでお預けとなる。
マグマラシを持っていない/取り逃した場合、ここでエンテイを取り逃すとほのおの選択肢がマグマッグ一択になってしまうので注意。
ヌマクローは唯一じしんを覚えていないのでゲットするならヌマクローがエンテイと並んでいる時がチャンス。
第2戦(ラルガタワー)
フライゴン Lv.46
フォレトス Lv.45
ナマズン Lv.46
ネンドール Lv.46
ヘルガー Lv:48
手持ち中四体がじしん、三体がにほんばれとソーラービームを覚えている他、だいもんじやだいばくはつなどまともに喰らいたくない技が多い。
が、四倍弱点持ちが三体もいるため落ちる時は非常に速い。撃たれる前に潰すべし。
ふゆう持ちの二体はじしん防御用のまもるを搭載していないので狙い目。
草四倍のナマズンはにほんばれを逆利用してこちらがソーラービームを叩き込むといい。
第3戦(ボトムコロシアム)
ネンドール Lv.63
フライゴン Lv.64
ラグラージ Lv.65
ソルロック Lv.64
ヘルガー Lv.65
手持ち中四体がじしんとにほんばれ、三体がソーラービーム、二体がだいもんじを搭載している。ここまでくるといっそ清々しい。
例によってふゆう持ちの三体はまもるがないので落とすならそこから。
やっぱり草四倍のラグラージには前回のナマズン同様にほんばれを逆利用してのソーラービームが有効。