基礎データ
全国図鑑 | No.0330 |
---|---|
ホウエン図鑑(RSE) | No.118 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.123 |
マウンテンカロス図鑑 | No.005 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.123 |
アローラ図鑑(SM) | No.237 |
ウラウラ図鑑(SM) | No.109 |
アローラ図鑑(USUM) | No.306 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.127 |
ガラル図鑑 | No.323 |
ブルーベリー図鑑 | No.046 |
ローマ字表記 | Flygon |
ぶんるい | せいれいポケモン |
タイプ | じめん / ドラゴン |
たかさ | 2.0m |
おもさ | 82.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ふゆう:じめんタイプの技を受けなくなる |
タマゴグループ | むし/ドラゴン(第8世代から) |
各言語版での名称
英語 | Flygon |
---|---|
イタリア語 | 〃 |
スペイン語 | 〃 |
ドイツ語 | Libelldra |
フランス語 | Libégon |
韓国語 | 플라이곤 |
中国語 | 沙漠蜻蜓 |
進化
ナックラー → ビブラーバ(Lv.35) → フライゴン(Lv.45)
概要
初登場は第3世代。ナックラーの最終進化形。
カゲロウ然としていたビブラーバから大きく成長し、がっしりとした体幹に明確に機能が分化した手足を備えた、ドラゴンとして申し分のない体形に進化した。
背中の羽は2枚に減ったものの、飛行能力はむしろ向上しているという。
ビブラーバの段階では「超音波の発生」ばかりがクローズアップされていた羽ばたきも、砂嵐を起こし、美しい音色を奏でるものに変化しており、その飛行風景から公式に「砂漠の精霊」の二つ名が贈られている。
羽ばたく事による砂嵐で外敵から身を隠す共に、その音色に魅せられた者を巻き込んで仕留めてしまうという。
しかし、剣盾のワイルドエリアにてシンボルエンカウントする個体は、近くに寄っても襲い掛かる事はなく主人公の様子をボーっと確認するだけに留めるほどに温厚。
獲物ではなく敵意もない者に自ら挑むことはないのかもしれない。
なお、そのまま回転しチャンピオンポーズを決めるとワンパチのようにノってくれる。
ラランテスに似た砂塵から目を守るゴーグル状の構造も色が緑から赤に変わるものの残存していると、他のドラゴンポケモンと比べると虫寄りの外見に留まってもいる。
そのせいか、タマゴグループは「ドラゴン」に加えて「虫」。(剣盾より)「むしのさざめき」をレベル習得するのも、むしタイプ以外ではミュウを除くとフライゴンとドラピオンの系統しかいない。
(ちなみに、メガシンカや未発見を除くとドラゴンタイプでタマゴグループに「ドラゴン」を持たないのはオンバーン系統とアローラナッシー系統のみ)。
『USUM』の図鑑説明では、ワルビアルと一種の共生関係にあることが判明した。
砂嵐はワルビアルの姿を隠す為に起こし、美しい音色を奏でる羽ばたきは獲物の気を引きワルビアルに気づかせない為であると判明した。
ナックラーの頃はメグロコから狙われるというのに、不思議なものである。
名前の由来はトンボを意味する「ドラゴンフライ」だと思われる。
分類の「せいれいポケモン」にも、「精霊」以外に「蜻蛉(音読みがせいれい、訓読みがかげろう・とんぼ)」がかけられていると言われる。
ただし、第5世代以降導入された漢字表記では「精霊」に統一されている。
色違いは濃緑の部分が水色に、赤の部分がオレンジ色に、それぞれ変化する。
ゲームにおける特徴
基本的にはナックラー→ビブラーバからの進化でのみ入手できる。
そのため、ナックラーやビブラーバが出現しない作品では入手に一手間かかる。
RSE・ORAS
四天王・ゲンジの手持ちとして立ちはだかる。
ORASではギリーのパートナーで登場する。するのだが……(後述の『余談』を参照)
BW2
BWでは仕様上過去作からの移送限定が基本だったが、本作ではイッシュ図鑑に追加されている。
ストーリーにおいてはシャガの手持ちとして立ちはだかる。
また、殿堂入り後にはライバル・ヒュウの手持ちにも加わっている。
SM・USUM
ハプウの手持ち。ちなみに特殊型。
剣盾
初登場から約20年、遂に野生で出現するように。
ワイルドエリアの「砂塵の窪地」「逆鱗の湖」に生息している。
今回はキバナが先発で繰り出してくる。
また、クリア後のシュートスタジアムのトーナメントにおいて、じめん使いのジムチャレンジャー・バーダンが切り札として使ってくる。
BDSP
何とむしタイプの使い手である四天王のリョウが最大強化版の手持ちで出してくる。
……まあ、彼に関しては原作からして切り札のドラピオンがむしタイプじゃないので突っ込むのも野暮だろうが(なんなら番外作品においてむしタイプ使いの彼もサナギラスを使っている)。フライゴン自身はむしタイプの弱点であるほのお・いわを半減できるため、むしタイプとの相性補完としては優秀。
特にハッサムはフライゴンの弱点を半減してしまう。
SV
初期参戦をガブリアスに譲るも、本人も「藍の円盤」で無事に復帰。
今回はサバンナエリアに進化前共々野生で出現する。
また、カキツバタの手持ちにも入っている。
今回も先発。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 100 | 80 | 80 | 80 | 100 | 520 |
能力的には攻撃と素早さが高めで、それ以外も平均水準という安定したステータスを誇る。
しかし、攻撃力はナックラー時代に戻っただけであるため少し物足りない。
素早さも激戦区の100であり、よく言えば「安定している」悪く言えば「尖った部分が無い」いわゆる器用貧乏型の種族値である。
第3世代
初登場の第3世代は高火力のドラゴン技が無かったことやドラゴン技が全て特殊扱いだったこともあり、対戦ではどちらかと言うと「素早いじめんタイプ」として注目される傾向にあった。
強力なじめん・でんきに対する無効耐性を持っているという点も評価点。
(当時はわざマシンこそ必要だったが)速攻でタイプ一致「じしん」を放て、ダグトリオほど脆くもないアタッカーは貴重な存在だったのである(加えて「じわれ」も習得出来た)。
じめん技以外の習得は特殊寄りだったが両刀も充分可能であり、そもそも対ドラゴンはこおり技に任せればいい為さほど問題でもなかった。
第4世代
しかし、第4世代から環境がざわめき出す。
そう、フライゴンと同タイプの600族ポケモン・ガブリアスの出現である。
長きに亘り対戦使用率最多とされていた非常に強力かつ人気も高いポケモンで、一見すると上位互換と言えなくもない存在の登場は、種族値が平均的なフライゴンの評価を厳しくしていく事となる。
一方、この世代から物理技と特殊技の区分けがタイプ基準ではなくなり、じめんタイプの特殊技「だいちのちから」、翼のあるポケモンなら大概覚えられる回復技「はねやすめ」とサポート技「おいかぜ」、サイクル戦に向いた「とんぼがえり」等便利な技が増えている。
そのため、ガブリアスとの差別化のためにこちらはサポート面・サイクル戦に着目した型が中心になっていく事になる。
また、ダブルバトルが大の苦手なガブリアスと比べて、ダブル適性もある点も見逃せない。
第5世代
しかし立場はあまり良くならず、むしろ新規ドラゴンにしてふゆう持ち特殊アタッカーのサザンドラの登場や、元祖ドラゴンで同じくこおりタイプに弱いカイリューの大幅強化の影響で立場は益々苦しい物へと変化していく事になる。
さらに「じめん無効のじめんタイプ」というキャラが被り、やろうと思えばサポートも特殊アタッカーもこなせる準伝説ランドロスの登場が大きな逆風となった。
一応、習得する「フェイント」が優先度+2の先制技になるという強化は得た。
接触技ではないので、ガブリアスが獲得した隠れ特性さめはだや新アイテム「ゴツゴツメット」などの対象外となるのも見所である
……が、アピールポイントとしては弱く雌伏の時は続いた。
第6世代
得意のサイクル戦構築が組みやすくなる追い風が吹いたが、同時に追加されたフェアリータイプ存在が痛手に。
しかし、相性補完が良く強力なポケモンであるメガクチートの登場や、ORASで「ばくおんぱ」を進化前のビブラーバが習得したなどの強化点もある。
対戦では相変わらず強力ドラゴンの影に隠れている感は否めないが、メガクチート・「ちょすい」ブルンゲルとの相性補完を活かした「フライクチートブルン」構築が最終レート2016を記録しているなど、けっして活躍できないポケモンではないという事を知らしめている。
第7世代
なんと「りゅうのまい」を習得。
物理アタッカーとして使う以上差別化は厳しい、どうせ4倍弱点持ちのドラゴンタイプならカイリューやボーマンダの方がいいという意見も多いが十分な強化である事は間違いなく、少なくとも今まで「だいもんじ」・「かみなりパンチ」ぐらいしかなかったランドロスとの差別化要素として完璧なものが得られたという事が一番大きい。
また単純に型が1つ増えて戦術が読みにくくなったのは確かで、採用しないフライゴンにも恩恵があるのは嬉しい。
……が、環境では強力なフェアリータイプが跋扈しており、舞うにしても舞わないにしても「げきりん」がかなり撃ちづらくなってしまった点は大きな痛手。
ガブリアスもこの世代に入って使用率が落ちていった事を踏まえると、ドラゴンタイプ全体が当時の環境では逆風を受けていた、と言った状況だった。
それでも一応ドラゴンタイプの中ではかなり頑張っている方であり、腐ってもふゆう持ちのじめん・ドラゴンと言う事なのである。
この世代では「じわれ」頼りよりもリザードン・ウルガモス対策のいわ技がサブウェポンに入る事が多い。
第8世代
ポケモン大リストラを受け、ランドロスやライバルになりうるドラゴンが軒並み出禁に。
「りゅうのまい」持ちのライバルも一気に減っている。
「めざめるパワー」と「しぜんのめぐみ」がオミットされ、覚えていても使えなくなったことにより不意の4倍弱点で崩されにくくなったのも大きな追い風である。
2倍弱点程度ならダイマックスすれば耐えられるので、りゅうのまいは使いにくくなるものの総じて生き延びやすくはなっている。
フライゴン自体の強化点としても、新たにタマゴ技で「であいがしら」を、わざマシンで「エアスラッシュ」を習得できるようになった他、今作から登場するサポート向きの「ワイドブレイカー」と連続技の「ダブルウイング」を獲得したことが挙げられる。
なお、であいがしらはオノノクスも習得できる。であいがしらを運用に使うならあちらも一考に値する。
しかし環境においては、素早さが非常に高く連続技の「ドラゴンアロー」やりゅうのまいを搭載していることも多いドラパルト、ターン稼ぎが得意で前世代から猛威を振るっているフェアリータイプのミミッキュ、フライゴンのメインウェポンでがほぼ通らないトゲキッス・アーマーガア等の存在が痛い。
加えて「鎧の孤島」ではポリゴン2やエアームドまで帰ってくる始末。
対抗手段自体はあるので何もできないわけではないが、流石に真っ向から立ち向かうには厳しいものがある。
地味に「おいかぜ」没収も痛い。
相性補完に向いたクチートもメガシンカを失い一線から姿を消し、代替になりそうなポケモンも見当たらないのも厳しいところ。
さすがにクレッフィやザシアンは種族値や出られるルールがきつい。
が、やはり腐ってもじめん・ドラゴン。
ランクバトルのシーズン6においては、エアームドとアーマーガア以外は軒並み使用禁止となったため、カバルドンドリュウズ等の地面タイプの減少やフライゴンの技範囲や物理/特殊どちらも運用可能な器用さからそれなりの使用率を維持している。
そして、遂に「冠の雪原」においてガブリアス・ランドロスが帰還してしまう。
しかし剣盾で得た技はしっかりと差別化要素として活きており、エースとしての運用にはガブリアスやランドロスが、サイクル戦や補完要員はフライゴンがと言った様に、彼らとは違う道を進んでいる。
ライバルがいない中で培ってきたものは、決して無駄ではなかったのである。
なお、厳しい相手であるカプ神も帰ってきたが、そんなものは前の世代からドラゴン全体の悩みなので別にフライゴンに限った事ではない。
どちらにせよ、運用するなら天敵であるこのポケモン達への対抗策をどうするかと、じめんタイプを持つ事のメリットをサイクル戦への適性と絡めてどう活かすかも求められる。
第9世代
砂漠はあるのに初期参戦を逃してしまうも、「藍の円盤」で無事復帰。
ついに待望の「ステルスロック」を習得。また、「おいかぜ」も返してもらっている。
新規習得も「みわくのボイス」「サイコノイズ」「しんくうは」「てだすけ」「こうそくいどう」「ドラゴンエール」と、攻撃技のバリエーションからダブルでのサポートまでより取り見取り。
テラスタルとの相性はもちろん抜群。
「ふゆう」持ちと言う事でじめんを無効にしつつ耐性を変えられるのは偉い。
ふゆう持ちドラゴン安定のはがねでも十分だが、ほのお技を活かしつつオーガポンややけどに強くなるほのおもありだろう。
ちなみに、「アイアンテール」が没収されており代替の「アイアンヘッド」は覚えられない点に注意。
なお、むしテラスでむしフライゴンのもなれるが相性補完がいまいち効いていないためネタ。
ランクマのレギュレーションFにおいて使用可能となったが、ドラゴンタイプもじめんタイプも既に強力なポケモンが数多く環境に存在するため、厳しい立場に立たされている。ドラゴンタイプ共通の課題である、タイプ一致で弱点を突いてくる高速高火力アタッカー達の存在もやはり苦しい。
シーズン14のシングルでは147位、ダブルでは圏外という結果となった。
番外作品
ポケモンGO
2018年1月24日、第3世代実装第3弾の1匹として登場。
実装初期での位置づけはメタグロスやミロカロスと同様超がつくほどのレアポケモンで、野生出現もしなかった。
進化前ナックラーの出現率が物凄く低い上に巣もなく、一時期はタマゴも10kmのものからしか孵らない非常にレアリティの高いポケモンと言う扱いであった。
昨今ではイベントでの登場率上昇によって入手難易度はある程度緩和はされているものの、普段は天候「晴天」の時のじめんタイプのブーストがかかっても滅多に出会えない。
イベントで出現率が上がった場合は、可能な限り捕獲しておきたいところ。
性能はというと、全体的な種族値こそ控えめであるものの、じめんタイプ・ドラゴンタイプ両方の主力技をきちんと揃えられ、ここでもオールラウンダーとして活躍が見込める。
ドラゴンわざで固める場合は「ドラゴンテール」+「ドラゴンクロー」の組み合わせが、じめんわざなら「マッドショット」+「じしん」が有効。
ただ、ドラゴン技は同じドラゴンタイプにしか効果ばつぐんを取れない上、ドラゴンタイプのアタッカーの座には既にカイリュー・レックウザ・ラティオス等がいるため、実際はドラゴンわざで固めたフライゴンの採用率はあまり高くない(特に、ラティオスとはゲージ技の「ドラゴンクロー」が被ってしまっているため、ドラゴン技メインで運用すると完全に下位互換的な性能になってしまう。一応出せる速度が速いためいらないわけではない)。
むしろ、タイプ相性の関係上でんき技を0.36倍にすることができ、対でんきに滅法強いという利点を生かして、じめんタイプのポケモンとして運用するのが良いだろう。
火力の面ではグラードンやれいじゅうランドロス・ドリュウズなどには及ばないが、でんきポケモンとの対戦ではそれら以上に長時間粘れる。
マッドショットの出も早い事から、レイドバトルでは最後の砦として心強い働きをしてくれる。
ただし、本作には特性は存在しないので、飛んでいるように見えてじめん技を無効にできない(=等倍で受けてしまう)ことに注意。
また、複合タイプの関係上、こおり技が二重弱点となっている。
カイリュー・ボーマンダ同様、強力なこおり技をくらうとほぼ一撃で仕留められてしまうので要注意。
対人戦では、CPが制限されるスーパーリーグやハイパーリーグが主な活躍の場となる。
ドラゴンとじめんの組み合わせ自体が軽減されづらく、少ないチャージで「ドラゴンクロー」を撃てる他、耐久が高ければ大技「じしん」や「だいちのちから」(コミュニティ・デイ限定技)を仕掛けてもよい。
特に(現状では習得困難とは言え)「だいちのちから」は是非習得させておきたい。
発動に必要なエネルギー数はじしん以下、且つ十分な威力を誇るじめんわざの為覚えておくと活躍の場がぐっと広がる。イベントでだいちのちからを習得した適正個体のフライゴンが居るなら、大事にしたい。
また、いわ技の「ストーンエッジ」も覚えられるので、うまくゲージを溜めきれれば苦手なこおりタイプ相手に一矢報いることも一応可能。
同じくスーパーリーグにおけるドラゴンタイプのエースであるチルタリスと比べ、「ドラゴンクロー」が「りゅうのはどう」より必要チャージ数が少ないのが魅力。
ただし通常技の性能に関しては向こうに軍配が上がる。
総じて、火力に物を言わせた攻撃ではなく、硬軟を織り交ぜたトリッキーな立ち回りで相手を翻弄するタイプと言えるだろう。
また、エアームドの弱点を両方軽減してくれるため、エアームドの控えとして抜群の働きができるのも評価が高い。
2019年5月に同タイプのライバルであるガブリアスが実装された。
ただ、両者を比較すると技のラインナップは大きく異なっており、ガブリアスは高火力の「げきりん」「だいもんじ」、防御デバフの付く「すなじごく」に対し、こちらは小回りの利く「ドラゴンクロー」と、大技の「ストーンエッジ」を覚える。
両者が共通して覚えるのは「じしん」と限定技である「だいちのちから」の2つである。
原作同様、ステータス面ではガブリアスに完全に軍配が上がるが、こちらはCPの低さ故にハイパーリーグやスーパーリーグ等での規定されたCP内でも火力と耐久を両立させやすいと言う明確な強みがある。
どちらも手に入っているのなら、ジム・レイド戦・トレーナーバトルのマスターリーグはガブリアスに、スーパーリーグはフライゴンにそれぞれ任せ、ハイパーリーグはドラゴンクローの連射性能かすなじごくのデバフ付加どちらが必要かに応じて両者を使い分けると割り切ってしまってもいいかもしれない。
総じて昨今の原作での両者の関係同様にガブリアスとはきちんと棲み分けが出来ており、不遇な扱いを感じる事は無い。
実戦面での性能はこんな感じだが、単純にレアリティの高さは今も中々のもの。
ナックラーの出現率アップのイベントが開催された場合はしっかりとアメを確保しておきたい。
ポケモンマスターズ
キバナ(22アニバーサリー)&フライゴン
2.5周年記念バディーズとして実装。
複数のバディーズダイマックスわざを持ち「ダイバーン」「すなあらし」で天候を操るテクニカル。
パッシブスキルの効果でポケモンが変化技使用時、味方全員の次回物理技・特殊技威力ブーストを1段階アップさせる事ができる。
ポケモン不思議のダンジョン
バトルの仕様が大幅に異なる『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズでは、普通に強力なポケモンとなっている。
範囲攻撃技と化した「だいちのちから」や「ぎんいろのかぜ」を駆使して敵を一掃する事も珍しくなく、「いやなおと」や「ギガドレイン」も本編より遥かに有用。
持ち前の器用さがフルに活かせる環境なのである。
『時・闇・空の探検隊』では探索や罠対策に優れる「かしこさグループ」に属してもおり、積極的に仲間にする動機が揃っている。
上記のわざに加え必中かつPPの多い「だましうち」等も使え攻めに関しての器用さに於いてはドラゴンタイプの中でも屈指と言って差し支えなく、ポケモン全体で見ても上位のアタッカーとなれる素質を持つ。
『超ポケダン』では教え技が実装されたことでガブリアスも「だいちのちから」を獲得したが、一方のフライゴンは「ねっぷう」を得て更に器用になった。
特性「ふゆう」で相手の「だいちのちから」を無効化する強みも健在。
ポケモンレンジャー
風の試練
四方からの強き風に時に抗い、身を委ね、汝の道を切り拓け。
やがて待ち受けるのは怒れる風の化身。
その荒ぶる魂を汝の手で鎮めし時、封印の石は搔き消え、風の試練は終わる………
強風に耐えながら奥を目指していく風の試練のボスを務める。
すぐ高速で画面外に飛んで行く特性があり、画面内に収まると風を3発放つ強敵。
ただ、風を撃つ前と攻撃を放った後に硬直するタイミングがあり、この隙をついて囲むと意外と簡単にキャプチャ出来る。
囲み回数は合計で6回と四大龍の中では有情な方である。ちなみに進化前はいずれもゲームでは未登場である。
スマブラSP
スピリットとしても登場。
HOPEの投げアタッカーで、スロットは2だが個性効果はない。
憑依先はなんと緑色のリドリー。
じめんタイプだからか、ゲルドの谷に定期的に地震が発生しファイターが転んでしまう。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
〈レギュラーのポケモン〉
マオのフライゴン
CV.うえだゆうじ
『サン&ムーン』編では、ウルトラガーディアンズの活動時にマオがライドポケモンとして使用している。
ゴウのフライゴン
CV:清水理沙
『新無印』にて、第32話からの2ndOP内でゴウのポケモンと共に登場し第36話でゲットした。
第40話ではラビフットと共にサンダーとバトルし善戦したが、最後は疲労により逃がした。
第71話ではプテラ、ムウマ、サトシのカイリュー・ゲンガーと共にアローラキュウコンを探していたが、見つけられなかった。
第84話ではゴウとコルニを乗せて飛行するが、野生のピジョットとボーマンダのバトルに巻き込まれてしまった。
第90話ではディアルガの力で一時的に退化させられてしまうが、最終的に元のフライゴンへと戻った。
〈ゲストやライバルなど〉
AG60話
シルエットのみだが初登場。
伝説のコーディネーター・アヤネのエネコをバトルで破ったトレーナーの手持ちである。結果的にアヤネはコーディネーターから整体治療の道へ変えるきっかけとなった。
シュウのフライゴン
CV.三木眞一郎
AG123話から登場。
ホウエンのグランドフェスティバルではロゼリアとともにハルカのワカシャモ・エネコと戦い勝利。
AG139話でウインディを巡ってハルカのゼニガメと戦い、ここでも勝利。
カントーのグランドフェスティバルではアブソルとともにハルカのワカシャモ、ゼニガメと闘い敗れた。
XY45話
絵本にて大量発生したところをプクリンに鎮められたという伝説に登場している。
新無印5話
ワイルドエリアにて、サトシがフライゴンの足に掴まって飛行していた。
新無印50話でも野生の個体が一瞬登場している。
キバナのフライゴン
新無印109話のキバナVSサトシで登場。
カイリューを倒し、二体目に登場したゲンガーにもキョダイマックスを使わせざるを得ないところまで追い込んだ。
使用技は「ドラゴンクロー」「はがねのつばさ」「すなおこし」「かみくだく」。
劇場版『七夜の願い星ジラーチ』
ファウンスに住まう個体で、ジラーチを利用するバトラーのボーマンダや、メタ・グラードンを止めるべく、サトシとマサト、ピカチュウをその背に乗せ、「はかいこうせん」を連射(りゅうのいぶき覚えるし、そちらなら効果は抜群になるのに)しながら超高速の空中戦を繰り広げた。
この演出がフライゴン人気を後押しした事は間違いないだろう。終盤のボーマンダとの共闘も燃える展開であった。
公開以前までは、サトシがフライゴンをゲットするのでは?という予想までされ、リザードンが手持ちから離れて久しい事もあり、リザードンのようにサトシたちを乗せて飛び回るのでは?(ゲームでそらをとぶでの移動に用いた人も少なくなかろう)と期待されていた。ひょっとすると、主役のジラーチ以上に目立っていたかもしれない。
後にゴルーグも映画や本編で似たような大立ち回りを繰り広げているのだが、映画スタッフにとってのじめんタイプとは一体……。
劇場版『ココ』
CV:田中光
オコヤの森の住人の1匹として登場。
喧嘩っ早い性格で、同じくオコヤの森に住むゴロンダとは仲が悪く、しょっちゅう喧嘩している(一度は翅が傷ついて飛べなくなることをココから危惧されたほど)。しかし、その闘争心の高さ故、終盤のバトルでは重要な活躍をする。
予告では倒木の下敷きになりかけるところをココに救出されているが、本編にそんなシーンは無い。
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
1話:冒頭で登場
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
4章でミツルの手持ちとして登場。元々センリの手持ちで長い付き合いであったが、そらのはしらでの特訓中に飛行要員として譲られた(ちなみにセンリは13章でムクホークを飛行要員にしている)。
12章ではフレア団の女科学者が使用。モンスターボールの供給を止める計画をティエルノに知られた事で攻撃し、加勢してきたエックスの「メガリング」と「メガストーン」を狙い交戦するがヘイガニに墜落させられ敗北する。
13章では流星の民の男性3人組レンザ・ジンガ・トマトマの飛行要員として登場。
また、原作ゲーム同様に14章でハプウ、15章でキバナが手持ちで使用している。
コラボ
ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs
ポケモンと初音ミクコラボにおいて、じめんタイプ枠でフライゴンが抜擢された。
余談
人気について
均整の取れた外見と多数の属性、アニメ劇場版にて活躍したことなどから登場当初より人気の高いポケモンの一種となっている。
マイナーチェンジ版の『エメラルド』では、オープニングムービーで従来準伝説のラティ兄妹が飛んでいた場面がフライゴンに差し替えられた事がある、ORASの発売前にはメガシンカの実装が多くのファンによって強く期待され、公式発表済みのメガシンカポケモンを押しのけて検索のトップに「メガフライゴン」が入るほど。
実際には残念ながらメガシンカを獲得できず、ネットにおいてはしょっちゅうそのことをネタにされている。
ただしこの際公式がそのことをいじっていると思われるネタをゲーム本編に仕込んでしまったことで猛烈な批判を受けていた(公式では納期までにデザインがまとまらなかったためとコメントしている)。
しかしながら、上述の通りフライゴン自体の強化及びガブリアスやランドロスをはじめとする他のドラゴンタイプやじめんタイプとの差別化が着実に行われているのは事実であり、この事件を機に後述のようにアニメやグッズ、外伝作品での出番もかなり増えている。
そして『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』においては、ホウエン地方のトップ3に入るという快挙を成し遂げた。
キバナと
pixiv切り札のジュラルドンを押しのけてキバナと一緒に描かれることも多い。実際、「キバナ ジュラルドン」の検索結果より「キバナ フライゴン」の検索結果の方がいくらか多くなっている。
「ポケモンマスターズ」ではマジコス時のバディーズとして実装された。
また、アニポケ・新無印では、OPでのSNSのアイコンがナックラーであったり、109話で彼のファンと思われる観客がナックラーを抱っこしている場面があるほどである。
2020年にて、ハロウィンテーマグッズではなんと『キバナのパーカーを着たナックラーグッズ』が販売された。(参考1)(参考2)
そしてSVでの復活時にはキバナの元でタッグパートナーを務めているジュラルドンもブリジュラスへと進化が出来る様になった。
これを機にタッグをやってみるのも手。
関連イラスト
再三説明してきた通り、フライゴンは外見面ではかなりの人気があるポケモンである。
pixivはポケモン勝負での強弱は大きな問題にはならない環境であり、生粋のポケモンユーザーばかりが利用しているわけでもないため、本編での力量差を吹き飛ばして、ガブリアスを上回る数の作品が投稿されている。
勝つ必要が無ければ、当然ガブリアスと対立する必要もなくなってくる。
そういうわけで、むしろガブリアスとカップリングするイラストさえ一定数あったりする。
剣盾にてタマゴグループにドラゴンが追加されたが、ガラル地方にガブリアスがいないため、ゲーム上ではすれ違いが続く……と思いきや上記の通りDLCの中にガブリアスの姿が。
関連タグ
ワルビアル:進化前時点では天敵だが、最終進化になると協力関係になる事がある。
0329.ビブラーバ→0330.フライゴン→0331.サボネア